長男の虫歯治療inロンドン🇬🇧 〜プライベート治療で鬼程お金が飛んでったよの巻〜
たっか高っい授業料でしたわ…しかし、一応イースター前に虫歯治って良かった。ここ数日の頭を悩ませる問題の一つから解放されたわ…。
先々週かな、長男の歯磨きしてたら、左下の奥歯の間にたくさん食べ物が詰まっていて、どしたん、と思いその隙間の食べカスを取ったら、なんか隙間がめちゃくちゃデカいというか、奥から2番目の歯が欠けてるじゃないですか!!えー!!虫歯だよね、コレ?!と大慌て。
知り合いが通ってる歯医者さん①に聞いたら、すぐ予約取れてとりあえずみてもらう事に。
イギリスの歯医者は、NHS(国民皆保険)で受けれるの(子供はタダだったはず)とプライベート(自費診療)があり、NHSでの診察はウェイティングリストが大変なことになっているようで、数ヶ月先と言われたので、とりあえずプライベートでみてもらうことに。初診料£20(≒4千円)。
虫歯だね〜隣の1番奥も虫歯になってるわ、と。
歯医者①「5歳か〜今まで歯医者で治療したことある?」
私「今回初めてです」
歯医者①「肉眼では確認取れない虫歯を含め、他にもあるかもしれない。隣の小児専門歯医者②にリファーするから、レントゲン含め全てアセスメントしてもらってください」とのこと。
歯医者②は知ってたけど、料金高すぎだからあなたの所来たんだよ…という感じだったが、しょうがないので、とりあえず歯医者②に行くことに。
この小児専門歯医者②はすごい綺麗で可愛くて、治療台の真上の天井にテレビつけてあって、治療しながら動画見れたりとか、歯医者を怖がらないようにするための子供向けの仕組みがいっぱい。先生も看護婦さんもレセプションもみんな美人で優しい。ただしおセレブ料金。初診が目視の歯科検診、レントゲン、クリーニング、フッ素塗布、歯磨き指導と全部もりもりプランで、£275(≒5万円)だよ!アホみたいな料金だよ(涙)
んで、結局見つけた虫歯はもうすでに結構進んでいて、神経にも少し掛かってるから、麻酔をしてその治療と詰め物、上に被せ物(Crown)もしたほうがいいと言われたんだが、Crown高っ…!と血の気の引くレベルで、ここだと我々の保険が虫歯は適用外&4ヶ月後に日本に帰るから、とりあえずの治療だけやって貰い、被せ物は日本に帰ってから考えたい…と相談し、とりあえず歯2本の詰め物治療だけで£630(≒12万円)と言われ、一旦家に持ち帰る…。もし子供の治療に対する緊張が強いなら、+£200くらいで笑気ガスの利用も可能とのこと。もうoptionalなら絶対しません…。
この結果を持って最初に行った歯医者①で治してくれないか聞いたんだけど、断られてしまった。「笑気ガスが治療計画に入っているから、うちではできない」と。笑気ガスは使っても使わなくても良いって言われたんだけど、と言ったんだが、治療できませんと跳ね返させられてしまった。。
その間に、他の人に聞いてみたり、調べてみたりしたんだけど、そのセレブ子供歯医者②の初診料は桁外れに高すぎだけど、治療費自体は大差なさそうで…。一見安そうに見えても詰めもの£100〜と書いてあって、たまに上限£400/本とかもあるから、一体いくらの詰め物が適用されるのが上限が謎で、歯医者①みたいに断られてたらい回しみたいにされた挙句に同じような値段になるっていう可能性もあるんだよな〜…とグルグル考えて、もう今回は腹を括ってセレブ小児歯医者②で治そう、と予約を取ったが、先生の空きが無くて2週間後に。
そうこうしてる間に、それまで全然普通だったのに、食事中とか寝る前に痛がり出すようになって、「痛みが出てきてるようなので治療日早めてもらえませんか」と、もう一回電話したところ、キャンセル待ちのリストに入れてくれることに。そしたら昨日の夜は、寝る前に「歯が痛い、アウチ!アウチ!」と泣き出して、痛み止め飲んで寝たものの、夜泣きはするし、コレは日常生活に支障が出ちゃうわ…明日他の歯医者に空きがないか電話してみるか…と夫婦で相談。
んで、今日の朝8時すぎくらい、ちょうど登校しようとしてた時に「朝9時にキャンセル出たんだけど来れる?」と電話がきて、「行きます!」と即答。学校は遅刻。近所だったから電話したんだけど、来れて良かった〜と。こっちもすぐに治療できることになって良かった〜…。
歯医者で治療するの初めてだし、麻酔は変な感じだしで治療中は途中から啜り泣いてたけど、大騒ぎしたりすることはなく治療は終了。兄ちゃん頑張ったわ。なんか天井の動画の他に、ライト眩しいからとサングラス付けてくれたり、手にはグニャグニャしたオモチャのボール持たしてくれたり、至れり尽くせりでしたわ。お高いだけありますわ…。
今回学んだこと、それは…子供の虫歯は素人目にはわからない!てこと。
ネットでも調べて、そうなんだ〜とも思ったんだけど、あんまり黒くならなずに虫歯が進行するみたい。そして乳歯はエナメル質が柔いから虫歯が進むスピードが早いとな。実際、他にも小さい虫歯できてるみたいで(今後の治療方針考え中)、プロに見てもらわないと全然わからないということがよーくわかった。だから定期的に検診するのが大切ってことなんだよね。
ヘルスビジター(家庭訪問保健師みたいな人)に歯医者登録して検診した方がいいよと言われてたけど、あと一年くらいだしなぁとスルーしてたツケがでっかく返ってきましたわ。
日本だったら保育園も歯科検診あるし、自治体でもたまに無料の歯科検診の紙送られてくるし(数回スルーしたら虐待疑惑で保健所に連絡行くから注意してねって歯医者に言われたな)、受け身な感じに慣れてたけど、イギリス自ら動かないとダメだわ。マジで。
そんなこんなで気づきもせずに虫歯できないから大丈夫か〜と甘いお菓子とかジュースに対してワキが甘々だったなと反省。
最初の歯医者①に断られたのも、なんか騒ぐかわからない小さい子供の大きい虫歯治療をしたくないから断りますって雰囲気プンプンだった。簡単に治せる小さい虫歯だったらそのまま治療してくれたのかな…。もうわからん。
ということで、そんな治療にお金払い過ぎでバカじゃん、もっと調べて色々診てもらうべきだった等色々あるし…もはや今更どうしようもない後の祭だけど、
①イギリスに来る直前にキチンと歯科検診は受けておく、虫歯があるなら治療しとく
②周りの人に聞いたり、グーグルレビューみたり、小児歯科受けてくれる近所の歯医者で良さげなところを見つけて、4ヶ月〜半年に一回とか定期検診を受けるルーティーンにしとく(検診はそこまで高くない)→虫歯がデカくならないうちに治療!
とすべきだったんだよな。
各種後悔の念を日本人ママ友にも漏らしまくってたんだが、「気をつけてても虫歯になっちゃうことあるから」「歯並びとかも関係あるから」「システムの違う外国で色々病院探して手続きするのも大変だから自分を責めないで」「高いけど小児歯科だったら怖がらずに確実に治してくれるよ」的な言葉をいただき、大変救われました。みんなの優しさ…涙。
今回言われたのが、フッ素入りの歯磨き粉使ってもうがいしたら全部効果取れちゃうから、先にうがい→フッ素入り歯磨き粉で歯磨き→余分な涎とか磨きカスをペッと出す、と言う流れにすべきらしい。
あと毎日とは言わないが週に何回かはフロス使ってと。確かに、兄ちゃん他にも虫歯発見されたけど、見事に全部奥歯の歯と歯の間だった。歯ブラシだけじゃ無理だってことがよーくわかりました。
NHSでの歯科治療も場所によっては空きがあって(歯医者ごとに受け入れる枠があるみたい)、チェーンの歯医者だとここは空いてないけど〇〇支店なら空いてるとか教えてもらえることもあるみたい。どちらにしろ歯医者に一件一件電話しまくらなきゃいけないようで…ハードル高ぇわ。。
弟含め、これから本当に気をつけよう。
日本に帰ったら速攻で歯医者行こう。
イギリスに比べると、3割負担はマジで安いわ。しかもよっぽどのことじゃないと断られるとか無いし、手に負えないやつならすぐ大学病院紹介してもらえるし、だいたいどこでも治療費同じくらいだし…。日本の国民健康保険、本当によくできてると思う。私、前歯ひとつ小学生の時に鬼ごっこしてたら転んで折っちゃって(アホか)、根っこだけ自分の歯+差し歯で、大人になってから治したりもしてるんだけど、差し歯は保険適用外で十万くらい、根管治療の治療費全部入れても15万いくかいかないかだったよ。
高齢化社会で医療費問題になってるけど、いつか日本もセーフティーネットとしての国民健康保険はあるけど、命に関わらない不調とか歯科医療は保険適用では全然見てもらえなくなって、プライベートでお金払わなきゃ診てもらえない…金持ちは病院かかれるけど、貧乏には我慢するしか無いみたいになる可能性あるんだろうか。。だったら恐ろしいわ。。
(イギリスの医療制度はきっと詳しく書いてあるブログやnoteがあると思うので、お探し下さい。)