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アリさん語録#3
私のパートナーアリさんの話。
『八つ当たりしない』
アリさんの子育ての持論だ。
関西弁で『いかつい』感じのアリさんだが心根は優しい。彼と話すと多くの人がもっと話したくなるようだ。
特に子どもたち。息子の部活メンバーは卒業後も息子よりアリさんと話したがる。
現役時代は息子の友人がアリさんに
『あいつ、めっちゃケチやでー』
と、アリさんにアリさんの息子の悪口をめっちゃ言っていた。息子の悪口を言われたらムッとする親もいるだろうがアリさんに身内贔屓の心はない。確かに息子はケチなのだ。笑って否定しない。むしろ一緒に悪口大会になっていたことも数知れず……。悪口大会のクライマックスはアニメやゲームの話で彼らの興味関心をくすぐりつつ笑って終了。
子どもたちはストレス解消できて上機嫌で帰っていくのだ。
もちろん身内の姪っ子甥っ子はアリさんの大ファンだ。その2人の友だちも散歩中のアリさんを見かけるとダッシュしてくる。
必死のパッチで走ってくる。
子ども達の猛ダッシュなんて……最近ではアリさんと話したい子どもたちの姿でしか見たことがない。
アリさんと話している子どもたちの姿は解放されていると感じる。知らぬ間にちょっとした悩みも話してしまい知らぬ間に心が軽くなっているようだ。
『俺は絶対に八つ当たりしない。機嫌が良い時でも注意する時はする、機嫌が悪い時でも良い事は褒める。自分の機嫌や好き嫌いで態度を変えたら子ども達はどれが正しいか分からなくなる』
この想いを心に留めておくと親子関係だけでなく、上司と部下など様々な人間関係の中でいかされるような気がする。
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