見出し画像

The Show 好きポイント

2021年5月7日放送のザ少年倶楽部で初披露されたTravisJapanの新曲「The Show」。私が常々思っている7人それぞれのダンスの好きポイントがギュッと詰まっていたので語る。

宮近海斗


『全身から溢れるリズム感』

リズムに乗って体を動かしているというよりは、むしろ宮近の体からリズムや音が溢れ出てしまっている感じ。
2番サビ「Give your give yourself away 恥じらいなんて」の手振り、2番サビ後の間奏前半で足を上げた直後の勢い有り余るステップ、間奏後半でセンター宮近から振りが広がるところの手の動き、全ての動きが細かい音と一体化していて見事にハマっている。本当に気持ちいい。何度でも見ていたい。


『トラジャの象徴となる眼力』

今回センターが目まぐるしく入れ替わるので宮近がセンターにいる時間は特別長くないが、それでも宮近の眼力によってパフォーマンスに気迫が増す。イントロ前の表情だけで勝利確信できるし、1番サビ終わりの「5・4・3・2・1」の「1」で一瞬映る眼だけで息が止まりそうになる。「何か凄いことが始まりそう」というワクワク感、まさにTravisJapanという“Show”の顔にふさわしい眼力。

 

中村海人


『チルみ』

中村海人のチルみが好き。この曲自体は全然チルくないけど、力が入りがちなカッコいい曲の中で抜くとこは抜くというバランスを、中村海人が時々醸し出すチルみで上手く取っている。2番Bメロ「カタルシスの向こうへ Come on, come on」で緊張感が高まってからの、サビ直前「一緒に行こうぜ」の飛び込んでくる動きと不敵な笑みにやられた。途中から仲間に加わるめちゃ強い敵キャラかと思った。(もはやチルみ関係ない)


『もげそうな首』

みんな大好き「まるで夢のような」とか「ひそかに震えてる」ばりに首が心配になる豪快な上半身の動き。1番Aメロ「スピード増す鼓動はGroovin’」や2サビ「Give your give yourself away 恥じらいなんて」を見ると、『チルみ』とは真逆の情熱に溢れていてギャップにやられる。この曲・ダンス好きなんだな~というのがビシバシ伝わってくる。うんうん、中村海人ってそういう男だよな…。ちなみに首が大きく動くたびにバンダナ?ヘアバンド?がチラチラと見えるのも、なんかボーナスポイント感あって好き。

 

七五三掛龍也


『ジェンダーを高速で行き来する』

しめちゃんのダンスにはいわゆる男性的な豪快な部分と女性的な妖艶な部分がある。それも "両方持っている" "中性的" というよりは "めまぐるしく交互に出てくる" という感じで、その変化に一瞬たりとも眼が離せない。見逃したら絶対に後悔するから。

 
『飽きの来ない表現』

「さあおいで光の渦へと」は1番サビとラスサビが両方しめちゃんだけど、表現の変え方がとても見ごたえがある。あとイントロ「5・4・3・2・1」の「3・2」は正面向いているのに「1」で急に視線伏せるところもハッとさせられる。「あ~この感じね」とか思って見ていると、表現変わった瞬間崖から突き落とされる仕組みのやつ。分かっているのにこれまで何度突き落とされたことか。抜け出せない。

 

川島如恵留


『トラジャらしさを担う存在』

2番サビ「僕のすべてで満たしてあげる」直後のお辞儀とその直後の足上げは、如恵留くんがいるからこそできる振り。「The Show」がただのイケイケオラオラ曲に留まらず、 “Show”に昇華できている大きな理由が如恵留くんだと思う。手先足先まで美しくダイナミックながらも気品漂うダンス、トラジャ担が大好きなやつ!


『大きく目立つ振りが真骨頂』

トラジャでは高身長の173㎝組で、手を広げるポーズがお馴染みで、ロングコート衣装が多くて、華麗なアクロバットもする如恵留くんはやっぱり大きく見えて目立つ。ただ、それは威圧的な印象ではなく、白鳥が翼を広げるような優雅な迫力。2番Aメロ「見飽きただろう仮想現実」ののえしずが前に出る振りも、大きくて力強いのに雑な感じは全くなくのびやかで美しい。なんならそのまま大空に飛び立っていきそう。


吉澤閑也


『軽さと重さの使い分け』

ターンやステップは驚くほど軽やかなのに、直後にしゃがんだり体重移動するときのずっしり感。催眠術の振り子みたいに心地よさを誘う。イントロ冒頭のポーズで3回体を揺するところと「oh」×3の右手パンチ&左足蹴り上げの重み、最高。1番サビ「極彩色の世界へと」の息をするような軽いターンからの、ずっしりと足を広げて何かをグッと持ち上げるような振りも最高。(自担のことになると最高しか言えなくなる)


『冷静で丁寧なダンス』

一つ一つの振りを丁寧に踊る閑也のダンスが大好き。どこを切り取ってもフォルムが綺麗。どこにもバタつきや危なさを感じない。この落ち着きで今回驚いたのは2番サビ「Give your give yourself away」で宮近が一人で後ろから前に出てくるところ。最前列の閑也が肩を揺する振りをガシガシ踊りつつ、宮近が来た瞬間だけ一瞬横を確認し手を引っ込めて宮近の導線を確保している。もしかしたら手が少しぶつかったのかもしれないけど、だとしてもそれでテンパらずに切り替えられるのは凄い。職人。私自身ダンスではないが学生時代ステージに立っていた経験があるので、本番で冷静さを保ったり回りを見て状況に合わせる大変さや感覚が何となく分かる。きっと本番のテンションに任せずに常にフル回転させて踊っているんだろうし、ただ上手く踊れるだけではないレベルに仕上げてくる努力が素晴らしいと思う。

 

松田元太


『健康的なのびやかさ』

こういう勢いのある曲でもトラジャのダンスが綺麗さを失わず保てているのは元太のおかげだと思う。アウトロで両手を前後に伸ばす振りは、ソロコンで披露したコンテンポラリーを思い出した。如恵留くんの綺麗さとも似ているけど、どちらかというと如恵留くんは大人の美しさを持ったのびやかさ、元太はしなやかな強さを持ったのびやかさって感じ。とにかく健康そう。折れなさそうな安心感がある。超健康健全青年男子!って感じなのに、顔の角度や表情には色気のオーラが漂っていて素敵。


『一瞬締まる力強さ』

全体的に綺麗めなダンスの中にも緩急があって、締まるときはギュッと心臓まで締め付けられる力強さがある。イントロ「oh」の右手パンチ&左足蹴り上げ、2番Bメロ「カタルシスの向こうへ Come on, come on」のドスを利かせた声含めた表現、2番サビ後の間奏前半「oh」で元太がアップになるところ、魂を入れるような力強さに惹き込まれる。更にはサラサラな髪がなびくのも凛とした強さを演出している気がする。髪の先まで踊っている、ってこういうことなのかな。

 

松倉海斗


『バッキバキに動く肩』

松倉くんの肩の動きってクセになる。体は全くブレずに肩だけ柔らかく動く。引きのアングルでも目が行って上手っ!てなることが多い。1番サビ「Give your give yourself away 恥じらいなんて」で肩があのスピードで1音1音に完璧にハマっているところが、特に見ていて気持ち良い。2番サビ後間奏前半の肩での音ハメなんて最前列で連続で見られて幸せ。


『体の大きさを変幻自在に操る』

松倉くんのダンスからは普段並んだ時に感じるような小柄さを感じない。おそらく腕が長いのと、肩の可動域が広くて腕を伸ばすと肩から持ち上がるから?特に今回はサビの特徴的な拳を突き上げる振りがあるので、その良さが際立っている。最初と最後のポーズも手を挙げるなら173㎝組で良いのに、一番小柄な松倉くんが手を高く上げているし。一方で、小さく見せるときはとことん小さくなれる。2番Bメロ「この場所で出会えた」や「カタルシスの向こうへ」2番サビ「Wow-oh-oh-oh」で物凄いスピードで低い姿勢に入るので、たまに見失う(ごめんなさい)。2番サビ後間奏前半の肩で大きく踊った直後にCメロ直前の8カウントで今度は縮こまりながら大きなのえんちゅの後ろに下がっていくのも松倉くんぽくて可愛い。

トラジャ全体

以上個々の好きポイントを書いてきたが、トラジャのダンス全体での好きポイントは緩急・剛柔・重軽の特長を持ったメンバーがバランスよく揃っていること。このバランスの良さがあるからこそ、その時々の振りに最も適しているメンバーをセンターに持ってくる(ハピグルとか特にそう)ことで、一曲の中で誰もが輝けるし、どんな曲にも対応できる

そしてこれを書いていて思ったのは、それぞれ個性あって最高!でもめちゃくちゃ揃ってる!…あれ?これってまさかROTで言ってた「イメージのシンクロ」?!
こうやって目指すものが形になっていくトラジャの進化の過程をリアルタイムで目の当たりにできている幸せ。未来へのワクワクを感じられている幸せ。ありがとう、TravisJapan。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?