なぜクーポン?政府の給付金について

久しぶりの政治関係の記事になる。内容的には18歳以下の子供に対する10万円給付に対する意見なのだが、これは自分だけではなく全国の多くの世帯に共通する疑問なのではないだろうか?

●公約の10万円給付は現金と受け止めているが?
  この前の選挙の公約で公明党が掲げた10万円給付についてだが、受け取る側の国民のイメージでは現金給付だと思っているが、なぜ半分の5万円がクーポン?
  選挙時に給付の方法について紙面や演説で詳細を説明せずに、後から変更できる可能性を残していると思うのだが、それ自体には何も言わないが何故クーポンにするのだろうか。これについては前回の給付金支給時に国民が消費せずに貯蓄に回したからというのが理由だろうが、それだけの理由では一般庶民の気持ちを理解していないと言えるだろう。
 現在多くの家庭がコロナ、物価高で苦しんでいると思われる。特にコロナに注目されがちだが経済苦は家庭によって様々な理由がある。そもそもコロナ前から存在しているはずだ。そんな中では貯蓄に回すお金が無い、さらには借金をしている家庭も多いようだ。自分の身近の同世代や年上世代に話を聞いてみれば意外にも様々な理由で借金をしている人が多い。
 子供のいる家庭だったら現金で給付されれば借入金の返済に充てられる。それが半分がクーポンになってしまったら返済に充てられないではないか。特に税金の滞納はうるさい。
 自分は経済には詳しくないのだが、30年近く賃金が上昇していない日本経済の中で、控除される税金だけは年々高くなっている。賃金が上昇していないのは先進国の中で日本だけのようだ。その理由として、過去の経済対策で海外を真似して非正規雇用を増やして人件費を抑えて低賃金化を広めた。欧米のように雇用の流動化を図った。しかし中身を見れば、海外のように個人が会社と賃金上昇を交渉するスタイルに日本は変化していないので、賃金上昇につながらない。アベノミクスも企業に恩恵を与えたかもしれないが、それに比較して労働者への賃金上昇率がつり合っていないのではないか。
 雇用の流動化で選択肢を増やすこと自体は良いことだと思うのだが、物価が上昇している中で賃金が上昇せず税金だけが上昇しては意味が無い。そんな中で苦しんでいる国民に税金だけは当然の権利のように請求するのは如何なものか?
 そうなると当然、多くの家庭が滞納している税金は給付金で支払う流れになるだろう。それが半分クーポンにするという事は、政府がこのあたりの国民の感覚を分かっていないと理解できる。

●そろそろ政権交代の可能性も視野に
   自民党の全員がそうだとは言わないのだが、一部の政治家の考え方や感覚が古い気がする。もうそろそろ政権交代してリフレッシュしても良い頃なのではないだろうかと思ってしまう。政府は今回の給付金とは別に低所得者向けの給付金を考えているようで、それ自体は良い政策だと思う。だが、内容的には本当に働けずに困っている人達向けだろう。生活困窮者にはならなくてもギリギリのラインで困窮している人達も多いはず。非正規で働いており給料は支給されているが生活費で消えてしまい借金を返済できず困窮している。
近年自分も新しい場所で働き始めて、周りの人達を観ているとそういう状態なのだろうと想像される、あるいは具体的に話を聞く機会もある。
 最初の話に戻るが、国民側からすると公約の10万円給付は現金というイメージで伝わってきたはずだ。イメージというのは大事だ。政府側には、公約時の細かい事は紙面に記載していないと言い訳されるかもしれないが、今までどれほどの公約が守られてきたのか、実現されてきたのだろうか。そういう過去の経緯があるのに今さら紙面に詳細な公約が記載されていても、その内容を信用できるだろうか。だから、もはやイメージで判断するしかないのだ。
 自分のイメージから考えると、今の与党は経済的な豊かさで言う中間層以上を対象にしている政治組織だ。それ未満の家庭向けに税金を下げる、あるいは賃金上昇の対策を本格的に考え、実現するという姿勢が伝わってこない。給付金はありがたいが、経済対策としては一時的なものだ。
 与党の全員が考え方が古い訳ではないと思うし、急激に変化するのも良いのか悪いのか判断できない。しかし、政権交代の可能性も視野に入れても良いのではないだろうか。

●霊性(スピリチュアル)の話し
  スピリチュアルという言葉を使うと、占い、引き寄せ、オカルトをイメージする人が多いだろう。自分はそれでも良いと思っている。現に自分はそういう分野に興味がある。しかし、本来はスピリチュアル、霊性という言葉を使う時、その範囲は広いと思う。結局はその概念はあらゆる分野に広がっているのだ。
 ここでちょっとユニークな考え方を取り入れたいと思う。もし自分自身がスピリチュアル、霊性面で地球よりも進化した他の惑星の出身で、今回の生まれ変わりを通して地球に霊性の上昇の支援に来たと考えてみよう。その場合、説法のように生き方を説く、あるいは人々の悩みの相談に対応する事になるかもしれない。それはそれで大きな役割だと思う。大抵、普通の人には真似できない。しかし、地球の支援の方法はそれだけではない。実際に普通の人々の中に紛れ込んでスパイのように一緒に生きる。しかも過去世の記憶を無くしているから他の惑星出身だとか地球に来た目的を覚えていない。だが任務は遂行される。それは普通の人々の中に混ざって、人々が何に困り、何に苦しみ、社会でどんな変化が起きているのか実際に体験する事。その体験した内容が不思議な方法で出身惑星にデータとして送られる、あるいは死後に霊体となって出身時の惑星に持ち帰る。あるいは、地球で生きている間に自分自身の波長が周りの地球人に伝わることにより、霊性の上昇を自然と促している・・・。いわゆるヒーリング効果みたいなやつか。
 何が言いたいかというと、現実を生き、そこで起きる問題に周りの人と同じように意見し、考えるということは、それ自体がスピリチュアルだという事だ。スピリチュアル的、霊性的には政治の話は関連しない、関係ない、という事にはならない。全ての物事はスピリチュアルと繋がっていると言われている。四大元素の考え方があるのも、その理由の一つだろう。一般的なスピリチュアル、霊性の分野だけに特化していても現実を知らなければ役に立たない。特に今の時代、それが促されているように感じる。
 あえて家庭環境が厳しい家庭に天使が生まれ変わる事があるというのも其の為か。それについては賛否があると思うが一つの可能性して存在している。
 自分達のパラダイムの世界では、おそらく全体的に見れば政治的な急激な変化は起きないだろう。だが、ゆっくりではあるが確実に変化していくだろう。細かい内容については早い変化もあり得る。それは改善、救済という良い意味での早い変化だ。

●まとめ
今回の現金給付、自分は柔軟に使用できるように現金給付にして欲しいと思っているのだが、他の人達はどう考えているのだろう。



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