【映画感想3本目】ジョーカー

どうもみなさんお元気ですか?ひらたくです。

映画感想3本目は新作映画「ジョーカー」です。

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絶賛の声が多く、自分も期待値を高くして鑑賞しに行きました。自分的には、思ってたほどではなかったけど、好きだなと思いました。感覚的なことを言うとグサっと刺さったわけだわなく、サクっと刺された感じです。

アーサーという一般人がどんどん堕ちていってジョーカーという狂人になっていくストーリーです。

これはヒーロー映画だ

誰もそんな感想は書いてないと思うし、パンフレットを読んでも主演のホアキン、監督のトッドもそんなことは思って製作はしていませんが、自分はヒーロー映画だなと思いました。

ジョーカーといえば、バッドマンに出てくるヴィランでバッドマンの宿敵というイメージがあると思います。それがなぜヒーローなのかというと、今回のゴッサムシティは、衛生局がストライキを起こしてゴミがあふれかえっている、そして社会格差が激しくなり治安が悪化していきます。そんな中アーサーは証社マンを殺してしまいます。その報道をみたゴッサムの市民はどうしたのか、それは犯人をみんな支持し始めるのです。私刑人だ、味方だとピエロのお面をかぶりデモを起こすのです。そして、ジョーカーがテレビでマレーを射殺後逮捕され、パトカーで連れられて行くのを妨害しシンボルとしてパトカーの上に立たせます。これはまさしくヒーローなのではないでしょうか。スーパーマンのマークを壁に書いたり、バッドマンのシンボルをみんなが知っているように、ゴッサム市民がジョーカーという存在を神のように扱い自分たちの原動力にしていると感じました。

一番人間らしいジョーカー

自分はバッドマンシリーズを観てきて(古い作品は観ていないが)このジョーカーは自分たち観客に近い一番人間らしい存在じゃないかなと思います。

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僕が知っているジョーカーたちですが、この中の誰よりも人間味がすごいなと思います。笑ってしまう病気で自分でも止められないくらい笑ってしまうのですがその表情が泣きそうなんですよ、自分では笑いたくないのに笑ってしまう。悲しいのに笑ってしまう自分に嫌な感じがすごく伝わってくるんです。マレーと話をするときも泣きながら話すんですよ。そのシーンは自分は少し泣きそうでした。

この映画は、みんなが思っているようなジョーカーは出てきません。特に「ダークナイト」のヒース・レジャー演じるジョーカーのような常に変なことを言っていたり、がんがん人を殺して街も爆発させてみたいな。「ダークナイト」しか観たことがないとか、ヒース・レジャーのジョーカーがずっと記憶にある人からしたらものすごくつまらないのだろうと思います。ジョーカーが街で暴れるとか、ジョーカーのせいでゴッサムシティが混乱するってことはあまり描かれません。てかジョーカー自体はぜんぜん暴れないし。アーサーという青年が、いかにして堕ちていきジョーカーという貧困層の希望のシンボルになるのかということが描かれえています。ダークなヒューマンドラマです。ヒーローは出てこないし(僕はジョーカー自体がヒーローだと思っている)、特殊な武器とか派手な演出とか一切ありません。ホアキンのすばらしい演技が光る作品だと自分は思います。僕は観た後は気分が沈み、一緒に観に行った人は悲しい物語だねといっていました。精神的にやんでるときには余り観ないほうがいいかも知れませんが、みなさんも是非鑑賞してみてください。

あとがき

この作品は共感できる人とできない人がいるといわれてますね。自分はあまり共感できなかったかな。映画館はすごい人でした。ほぼ満席。やっぱり映画館に行くって素晴らしいなと思います。いろんな人が観おわったあとにいろんな感想を言い合っていてこれこそ映画だなと思いました。しかし、文章にするって難しいですね。そして知識がないからか言葉にしたい感情が出せなかったり、映画自体が理解できなかったりしてもやもやしますね。もっといろんな作品を観てその辺を培っていきたいですね。ジョーカー二回目観に行きたい。。。

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