1/21(月)展示四日目
現在、1月22日火曜日、午前。最悪な気分だ。この状態で行う意思決定や、人への返信が、さらなる二次災害を引き起こすのではないか、と、なにも行いたくない。何通かの嬉しいメッセージ、そして、非常にイラつくメッセージ。後者、普段ならここまでならないが、普段でもおそらくイラつく。日頃の自分の扱い方がここに来ているのだろう。
このままではよくない。日光を浴びよう。顔を洗おう。外を歩こう。運動をしたり、お風呂に入ったり。好きな香りをみつけて、すこしでも心を上向きに。
1/21(月)展示四日目について
昨日、月曜のことを書こう。
この日は、午後から基本的に陽気に振舞おうとしながらも、心の中ではかなり陰気だった。
昼から会場へ。午前は麻布の家で気を落ち着かせていた。返信をしたり、作品のコンセプトシートを書いたり。もした。13時前に出発し、14時に小平駅に着。展示に来ていてくれた友人MOと待ち合わせ、寺へ。寺に入るとSOくんと、SSさんがすでにいてくれた。50分ほど前に到着していたようだ。SSさんは葉山に住んでいるのでおそらく片道2-3時間はかかる。小旅行だ。大変ありがたい。他の方も、これまで近所(30分以内で来れる)の人は覚えているだけで4人、みなさん遠くから本当にありがとうございます。
その場にいてくれた3人と展示室の方へ行き、作品についての話をする。ひとつひとつの説明が長く、必要とされる前提知識がかなり多い。今回展示をするにあたり新しく知ったこと、と、ぼくが以前から知っていることをミックスしているのだが。昨晩、ひとつの作品を説明しようとしたら1200字は必要だった。全部で9個ほど、また全体でひとつの作品をなしているので、単純計算で説明に要する文字数は1万字ほど、ということになる。
なので作品について話すときは、以下のことを気をつけたい。こちらが話すばかりでなく、鑑賞者に実際に伝わったこと、考えたこと、思いついたことを聞くように進める。インタラクティブな状態を目指し、相手の言葉を拾いながら自身の論を展開し、内生される意味の世界を更新して行きたい。話しながらも自分の中で引っかかることがいくつかあるので、それを超えて行きたい。例えば、更新の意味で言えば、なんども話をする中で僕の中では「反転」というキーワードが際立って来た。これまでは「境界線」という単語だったが、この「反転」はその境界線を超えたその先について言及を始めている。
一通り話し終え、来ている人たちを紹介し、すこし時間が立ったところで、SOくんとSSさんが帰られた。SOくんとは少しギクシャクしてしまったかもしれない。最近彼へのあたりが冷たい気はしている。彼の口からもそういった言葉が出た。別れの時間、毎回どうやってやればいいのか困る。そのあとMOさんと色々と談笑していた。楽しく話してはいるが、その時の自分の態度が振り返ると、ひたすらに嫌いな自分である。それが翌日の今にひきづられているのかも。MOさんには、全く非はない。完全に僕個人の問題である。そして、16時前にKDくんがきた。彼は足を引きずっていた。髪を眉を剃ったそうで、ずいぶんと見た目がぼくの知っている彼と違い、最初誰かわからなかった。誰かわからない、という感情が、ぼくには頻繁にある。今回は大きく彼が姿に変化を与えていたから生じたが、そういったことがなくとも起こる。ぼくは毎度そういったことが起こる度に非常に申しわけなくなる。覚えていることができない。だからこそ、こうやって記録をとったりするわけだが。。
彼は一通り作品をみてくれた。そのあとに、ぼくの解説付きツアーを行った。非常に喜んでくれているようだった。KDくんは、来る前に、かなりこの展覧会の拡散に力を注いでくれていることが、MOさんとの3人での会話で知った。彼とあったのは去年の秋冬だったが、なんだか彼との心の距離がとても近く感じられた。その後、展示の告知用・アーカイブ用の写真を撮り、17時まで寺にいた。住職さんに「写真をください」と言われて、「あー、色々なものがほったらかしになっているな」と自分を責める。なんだか、じぶんの至らなさが全てをギクシャクさせている感じ。夜、2時過ぎに写真は遅れた。
この日は、午後から基本的に陽気に振舞おうとしながらも、心の中ではかなり陰気だった。やることの量が多い、のと、優先順位が高いものは、時間がかかったり心を使ったりするので、後回しにしがちだ。会期中に作品を追加する予定だが、まだ2点しか追加できていない。「2点も追加できた!」とは思えないのはなぜだ。2点、普通に考えれば、かなり上等のはずなのに。満足を知らない。やればやるほど自分を攻めている。心が苦しくなることを、なぜあえて向かっているのか。展示が、作品制作が悪いのではない。決して。向き合い方を変えなければならない。
そのあと17時から19時前までうどん屋さんへ。すごくいいお店だった。リーズナブルで、美味しくて、丁寧で。MOさんとKDくんと3人で時間を過ごした。十分な量をいただいて1人2400円だった。驚いた。また来たいな。食べ終わり、1時間かけて三鷹の家に向かう。
家にて
帰ってからは疲れていたようで風呂に入ろうとしたのだけど、半裸で1時間ほど寝てしまっていた。起きて、風呂に入り、その後、ひたすらPC作業だった。滞っている返信をし、遅れていない招待を行い、写真の編集を行い、久しぶりの人とのメッセージに一瞬花を咲かせ、自暴自棄になり。このままでは不幸になる、と思って深夜3時前には切り上げて、寝た。
いただいたサポートは、これまでためらっていた写真のプリントなど、制作の補助に使わせていただきます。本当に感謝しています。