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ZOTT WASEDA の撮影2020


今シーズンは所属しているEMERSON.FC(東海1部リーグ所属)の他に
以前から関わらせていただいてる、
ZOTT WASEDA Futsal club(関東1部リーグ所属)の試合に帯同し、
撮影をさせていただきました。

フットサルの写真を撮りはじめた頃を振り返ってみると、
他のチームに帯同させてもらうなんてことは
全く予想もつかないことでしたが、
挑戦してみないとわからない大変さと楽しさと
常に共存する1年間でした。

自チームの活動や仕事も抱えながら
ZOTTに帯同させてもらうことに決めた理由を書いていきます。


写真が上手くなりたいという想い



ZOTTの試合は昨シーズンの終わりから
何度か撮影させてもらっていて、
その時の撮影は普段の活動を見ていないチームで撮影することの難しさや、
何かがかかった特別な試合でどんなシーンを切り取るかなど、
今まで考えることのなかった課題を教えてもらう機会となりました。


その後、見つけた課題とたくさん向き合ってみましたが、
最後に残った答えはシンプルで、
【もっと写真が上手くなりたい】という気持ちでした。


予想以上に長くなったオフシーズンは
そんな想いを抱えながら、とにかく技術向上のために向き合う日々でした。

・自分の写真を振り返って分析
・たくさん写真をみて、いいなと思う写真を増やす
・他のカメラマンさんから話を聞く
・社会人スタッフ以外の方から話を聞く
・学生スタッフさんに撮り方を教える
・チームの練習試合で実践


などなど、
いろんなことをしてきました。

写真が上手くなるには、
たくさん撮ることがいちばんだと思いますが、
その前にまず自分の現在の立ち位置や、
撮影に必要な情報、マインドを整える必要があると感じました。



予想外の展開


関東リーグの開幕戦は当初、7月24日。
今シーズンは当面無観客試合で運営と発表がありました。


観に行けない人にも写真で試合の雰囲気を届けたいなと思い、
その試合の撮影に行けるかどうか(取材OKかどうかなど)確認してもらい、
撮影に行くことになりました。

その直後に開幕は延期となった訳ですが、
No.6 大澤雅士選手がスペイン🇪🇸に移籍するため、
壮行会の撮影をして欲しいと頼んでいただきました。

ZOTTは社会人チーム(TOP、2nd)だけでなく、
幼少〜高校生の下部組織を抱える大きな組織であり、
私にとってその壮行会は、クラブの凄さも感じる機会となりました。

素晴らしい環境でフットサルが出来ている、ということは
説明がなくても理解することが出来る光景でした。



その日は壮行会のあとに行われた
練習試合の撮影もさせていただきました。
練習試合なのに、ものすごい熱量に圧倒されそうになりましたが、
久しぶりのフットサル撮影は緊張感を持ってやらせていただけて、
とても楽しくできました。

・・・


そして、迎えた9月5日の開幕戦。
場所は前回の練習試合と同じ、
東村山市民スポーツセンターの体育館。

約2ヶ月後に同じ場所でみたチームは
練習試合とはいい意味で
まるで違うチームになっていました。

感じたことはたくさんあるのですが、
いちばん強く感じたことは
このチームの成長を最後まで見届けたいし、
自分も一緒に成長していきたい、ということでした。

だから、開幕戦だけでなく、
その後の試合にもなるべく帯同させてもらうことに決めました。


開幕が延期にならず、
練習試合に行かなかったら
そうならなかったかもしれないと思います。


嬉しかったこと


これは余談なのですが…

開幕戦の写真データを
監督の清野さんに送った時のことです。

【お世辞抜きに写真撮るの上手いな〜と
しみじみ思いました】

という言葉が送られてきました。

カメラマンであれば
写真撮るの上手くて当たり前でしょ
って思うかもしれませんが、

私はオフシーズンに
【写真が上手くなるための努力】を
たくさんしてきたので、
その言葉が素直に嬉しかったのと、
自分に対するリスペクトを感じるメッセージだと思いました。


この言葉でそれまで自分がやってきたことが
形になって伝わったことがわかりましたし、
モチベーションが上がったのは確かでした。


清野監督は相変わらず人を育てるのが上手く、
今シーズンも何度も励ましていただいたおかげで
撮影を続けることができました。


シーズンを終えて


シーズン終盤は試合が出来ず、
仕方のないこととはいえ、
チームにとっては消化不良なシーズンになってしまったように思います。

それは、私も同じです。
年間を通しての撮影は自分にとっても大きな挑戦で、
最後まで挑戦したい気持ちと、
開幕戦で感じた、
【最後まで見届けたい。】
その気持ちはずっと持ち続けたままでした。

最終節も撮影に行く予定でしたし、
その後の地域チャンピオンズリーグ、
全日本選手権も出場できるように応援していました。

自分の所属するチームも他にあるのに、
このチームとも一緒に戦っていきたいという、
とっても不思議な感覚でした。


カメラマンは良くも悪くも
試合結果に影響を与えることが出来るような存在ではないと思っています。


それでも、遠方にいる自分を
必要としてくれる想いを
監督、選手、スタッフのみなさんから
たくさん受け取ることができたおかげで
一緒に戦おうという気持ちにさせてもらいました。


まだまだ未熟で殻を破りきれていない自分にとっては
大変だったことも本当にたくさんあって、
撮影の時はいつもメンタルの弱さと戦っていましたが(笑)
ZOTTのみなさんの温かさにいつも救われていました。


本当にありがとうございました!!

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