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そのはちみつ大丈夫?9割が偽物マヌカハニー

はちみつのなかでもとても人気と知名度の高いマヌカハニー。そんなマヌカハニー、需要がたかまったことで「液体の金」と呼ばれるほど価格も上がっています。250gで1万円を超えるものもあるほどです。
”本物の”はちみつは、はちさんがあつめた天然のもの。なので、いきなり需要増えたから量産しよう!とはできません。ということは「液体の金」を儲けだけのために利用する人もいるということ。悲しいかな生産量からみて9割偽物です。。。。

さらに、マヌカハニーの人気により抗菌作用に
「はちみつのなかにある抗菌作用」レベルではないのですよ😎✨✨✨
はちみつの本当の恩恵は、なんなのかもお伝えしていきます。


マヌカハニーってなに?

そもそも、名前と抗菌効果が高いということは知っているけれど、マヌカハニーについてそれ以外のことって知らない方が多いと思います。マヌカハニーはニュージーランドでマヌカの木から採れるはちみつで、採密期間が一年間のなかで4週間と短く、希少性も高くなっています。もともと、マヌカの植物は牛の飼料として使われていました。マヌカを食べた牛が病気になりにくいことから研究が始まったと言われています。マヌカが自生する土壌が豊かではない場所であったため、そのストレス下で植物が生き抜くためにできた成分メチルグリオキサールに抗菌性の作用があります。このメチルグリオキサールは体内にはいっても分解されることなく、殺菌消毒作用が失われることがありません。メチルグリオキサールがはいっていることがほかのはちみつにはないマヌカハニーの特徴です。また、ニュージーランドではマヌカハニーの生産において抗生物質や農薬の使用が禁止されるなど厳しく規制し、安全性も守られています。

マヌカハニーはメチルグリオキサールの成分が特徴的な抗菌活性のある希少性の高いニュージーランドのはちみつです。

UMF、MGOってなに?

マヌカハニーのボトルをみるとUMFやMGOなどと一緒に数値が記載されていませんか?

UMF(ユニーク・マヌカ・ファクター)とは
1998年ピーター・モラン博士の研究にり
消毒剤のフェノールの抗菌活性と比較する試験方法を使ったマヌカハニーの抗菌活性を示した表示方法のことです。UMF10はフェノール10%希釈液であることを示しています。「5+」「10+」「15++」「20+」などの数値で表されているのがこちら。
ニュージーランドのハチミツ協会UMF協会というものもある。

MGO(メチルグリオキサール)とは
2006年トーマス・ヘンレ博士により発見されたマヌカハニーの抗菌成分です。ハチミツ1kgに含まるMGO含有量を基準に計算され、MGO100は100mgのMGOが1kgのマヌカハニーに含まれていることを示します。
+100 とか +250と表記される。
この数値が高いほど良いとされ、値段も高く取引されています。

高値で取引されていて高価なはちみつだから体にとって良いのか、というと実はそうでもありません。抗菌活性作用が高いはちみつをそんなに食べる必要はありませんし、食べ続けことはからだにデメリットです。

UMFもMGOもどちらもはちみつの抗菌活性を示す数値です。加熱することでこの数値のファクターを上げることができるので、加熱により数値が上げられているものもあります。

マヌカハニーの9割が偽物

そんなマヌカハニーの9割が偽物なのです。ニュージーランド第一次産業省(日本の農林水産省に相当)は2014年にマヌカハニーの生産量と販売量が釣り合っていないことを発表しています。“マヌカ”と表示されたはちみつが1万トン余り、実際にニュージーランドで生産されているマヌカハニーは1700トンほどしかないのです。この差分のはちみつは、他の安価なはちみつやシロップなどの混ぜ物がされているか、もっとひどい場合は全く別物である偽物のマヌカハニーということです。

マヌカハニーの抗菌活性を目的に食べているのなら、偽物をたべているとすると全く効果がない、もしくはその作用は別物になってしまいますね。

そもそも体にとってMGOの抗菌活性って良いのでしょうか?

偽物を食べていると意味がない。というお話をしましたが、もっと根本、体にとって抗菌効果は必要なのか?体に良い効果をもたらすのか?というと実はそうでもないのです。近年、殺菌系の商品に人気がでていたりと菌を殺すことは人間の体を守るために大切であると考えられている傾向があります。MGOは体内で殺菌消毒作用が失われないことから、体内の殺菌をしてくれる抗菌作用があるはちみつとして人気があります。マヌカハニーの免疫活性の仕組みはMGOという攻撃性の高い物質が刺激物となるためマクロファージが活性化し、免疫が上がります。この攻撃性の高さは私たちの体にももダメージを与えるということです。結局その物質は体内でゴミになり、炎症の元になってしまいます。一時的にパッと刺激を与え免疫を上げるような活用法なら良いのですが、毎日食べ続けることはしない方が良いでしょう。また、一般的には人気があり価格も高くなっているMGOの数値が高く抗菌活性の高いマヌカハニーは体へのダメージから食べない方が良いのです。

はちみつの本当の恩恵

マヌカハニーの人気により、抗菌採用がはちみつのもつ、もっとも重要な効能であると考えられるようになっていますが、はちみつのもっとインパクトが大きい恩恵は、成分の90%を締める糖により体全体のエネルギー量がアップするというところなのです。殺菌成分により自分の体を攻撃する菌をやっつけることが大切なのではなく、菌に負けないパワーがある体であることの方がとても重要ですし、本質はこちらです。活動しきれる体、菌に負けなき体を作っていくことができる基礎代謝の高い体を作ることができる。はちみつの本当の恩恵はこの体全体のエネルギー量のアップなのです。


まとめ

マヌカハニーを食べるなら混ぜ物ない本物を選ぶのが大前提。その中でも、抗菌作用の高すぎるものは食べない。毎日食べるのではなく、喉がおかしいときの抗菌などで単発的に活用してみてください。

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