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日記 2024/7/24 ウィークエンド

別に支障はないけれど確実にこちらに近づいてくるお腹の違和感を無視しながら今日一日が終わった。

今日は何もしなかった。14時半まで寝ていた。14時半に起きて、画餅「ウィークエンド」を観た。画餅は自分が出てるのも含めて1作目から全部観ていて、これまた全然違う雰囲気になっていて今回は少しぼんやりしながら観るのにちょうど良かった。神谷さんと浅野さんの夫婦喧嘩は一年に一回は見ないと気が済まないまである。同い年の東宮さんが大活躍していて、自分が画餅に出たときのことを色々思い出して、もっと自分は頑張らなきゃいけないと思った。奇跡のぶどう、なんか聞いたことあるなと思ったら、「奇跡のりんご」だった。なぜこの話を知っているのかわからないが、父親から聞いた気がする。無農薬栽培を目指していた父はときたまにオカルトじみた話をしており、私はそれを素直に面白いと思ってまるごと信じていた。謎の太陰暦のカレンダーと謎の幾何学模様の書いてあるポスターが父の部屋にあったのを思い出した。そういう話の流れで奇跡のりんごの話を聞いたのかもしれないし、流行っていた頃にテレビで見たのかもしれない。いや、そもそも本が実家にあってそれを読んだのかもしれない。わからない。この話が画餅で出てくると思ってなかったので、思いがけず記憶が蘇ったが曖昧な部分はそのままでおぼろげである。ロデオに乗る神谷さんの後ろ姿、「サムバディ」に出てくるトランポリンのシーンもそうだけど、画餅の余白の使い方がいつも好きだ。大体の演劇で登場しないトランポリンやロデオマシーンが舞台上に想像されて、その絶妙な成立が毎回スゴい。昨年テアトロコントで観ている「天才少年」はまた明日か明後日に回すことにした。こちらは出演者の大多数が知り合いなので、観るのがかなりどきどきする。

毎晩演劇をやっているのに演劇を観たのは本当に久しぶりだった。週末と終末。今はどちらかといえばずっと週末。東京に帰ってからの暮らしのことを今日も考える。大学の教授に「波多野さんは文章を書く仕事についたらどうですか」とコメントを返されたのを思い出した。ライターになるには、検索してみる。よくわからなかった。そもそも文章を書く仕事ってライターなのか?大学生の頃の方が文章に鋭さと詩情があったような気がする。そう書いて恥ずかしくなった。買い被りすぎている。どこかにいってしまった何かを取り戻したくて日記を書くのかもしれない。東京に帰るまであと1ヶ月が迫ってきている。

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