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おウワサはかねがね その8 「コンプレックスについて」

「おウワサはかねがね」は、お互いの「ウワサ」だけは知っている波多野伶奈(俳優)と野花紅葉(劇作家)がnoteを通じてやりとりする企画です。会ったことのない2人の関係はどう変化するのか、2人が本当に会う日はやってくるのか。毎月0のつく日は野花紅葉、5のつく日は波多野伶奈が更新します。

前回のおウワサはかねがね【その7(5月10日)】

もみじさんへ

波多野です。今回は投稿時間が通常より大幅に遅れてしまい申し訳ありません…。言い訳になってしまいますが、実は本日実家長野県から東京の住み家に日帰りで遠征しまして、自身の洋服やパソコンの充電器、教科書などをあと一ヶ月は必ずある外出自粛期間に備えまして取りに行ってきました。今まで一ヶ月半手持ちに何もない状況で実家におり弟の部屋着を着用し外に出ず父のパソコンでこの交換通信を書いていたわけですが、本日から自前のMacからの通信となりました。本当は母の運転する車の道中で書こうと思っていたのですが、車酔いになりそうで全く手につかず実家に帰宅後現在机に向かっています。ただ今20:56です。さて日付が超える前に投稿できるのか。勝手にタイムアタックお許しください。

テーマ・コンプレックス…!ウワ!

超キワキワオモロー話題でドキドキですが話します。

まず一番はダサ人間としての自意識…。これは起源がハッキリありまして、私生まれは実は東京都でして中高6年間が長野育ちなため長野県出身を主張している自称長野県民なんですね(以前のかねがねにて長野県出身とハッキリ言ってしまった記憶があります、すみません本当は自称なんです)。東京の小学校では制服があり休日は母に用意されたユニクロTを着ていました。昔のユニクロの子供服ってすごいダサかったじゃないですか。そればかり着ていた私が小学校卒業とともに長野県に移住しまして長野県の中学校に入学したのですが、その入学したての中学一年生の時にクラスの強女グループに「あいつは東京からきたのに私服がダサいらしい」と誰かから告げ口があったらしく、休日に強女からゲーセンに呼び出されるという事件がありまして、それを発端とした様々な出来事によりねじ曲がった自意識が形成。「自分は存在からダサくて何を着ても似合わない」という呪いを現在も背負っております。なぜ存在から否定しているのかというと、私はO脚で腕が長く横が薄く肩幅がそれなりにあるエヴァ初号機のような体型でして、それって骨の問題だから変えられないじゃないですか。中学の時には着る服がことごとく似合わず、現在は上京によってだんだんと私服を着ることに慣れ自身の抱える呪いの正体にも気づき始めましたが、高校では私服を着たくないあまりに制服のある学校を選択。何を試着しても良いと思えず服屋で泣く。せっかく買った服が自己嫌悪で着れない。私服でスカートが履けなくてクラス会で女子多数がキメキメの女ルックの中、ズボンを履いてきてしまう私。自身のファッションセンスを著しい自己肯定感の低さで肯定できず、現在も「垢抜けている」ことに大きな価値の偏りがあることを自身の中で認識しています。しかし、存在が無理だからとダサいを抜け出すための勉強もせず途方に暮れては諦めて落ち込んで、そういうことを発端に自己肯定感がいつまでも保てず、泣いては人に迷惑をかけ泣いては人に相談し、

そこで相手から発される「そんなことないよ」

を言わせてしまう自分を第二のコンプレックスとして抱えています。絶対神・他己評価。ダサいだけじゃない、〇〇も〇〇もできない自分の存在。どうしても肯定できない自分の肯定できない自己評価を理由に相手の価値判断にどっぷり。自分で自分を肯定できないから誰かに肯定してもらうしかなくいつしか誰彼構わず弱いところを見せ慰めてもらうために相談する女になっていまして、そのことに気づいたのが今年四月なんと一ヶ月前と直近。人に「そんなことないよ」と言われなければ息を吸えない自分にこれまでになく辟易し現在は人と話す機会が減ったためにそんなことを起こさなくて良くなり平穏を保てている状況です。こんなこと、人に話すことじゃないな、またこんなことを人に話してしまった書いてしまったと思いつつ、恥を忍びながらウンウン忍びながら自身の内臓をぶちまけている気持ちです。それも会ったこともない人に。

「失礼なんて思わないでくださいね、どうせ会ったこともないのだし」に頼ってドーンとやってしまいました。あと、もみじさんのコンプレックスの話に全く触れられませんでした。自分の身に大変思い当たることもありそのお話もしたかったのですがここまで随分長くなってしまった上、投稿時間もこれ以上遅くなってしまうのがアレなので、ここらへんで。

コンプレックスのお話、もう少ししたいですね。自覚したコンプレックスって直せたりするんでしょうか。絶望の淵を覗いている気持ちになることしばしば。染み付いたものは無くならないのかな。

いや〜〜〜めちゃくちゃ暗く見えてるかも!!話は確かに暗いのですが気持ちがしんどくなったとかは正直ないので精神は大丈夫です。

ではまた。

波多野伶奈


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