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【節約生活#528】価値を見つける力、良いところを見つける力
趣味で節約生活をはじめてみた。
健康的で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦している。
良いものが見える人
人間というものは差異へは敏感に反応する。
末梢神経からそうで、たとえば視覚の感覚受容器には錐体細胞と桿体細胞がある。周辺視野は桿体細胞がほとんどだけれども、こちらは明暗への反応が強い。
脳自体も差異には敏感である。
すぐに他人に気づいてしまう。それもちょっとした違いである。
他人との比較をしてしまうのは人間の性質かもしれない。お金の多少についての比較が自然の成り行きなのだとしたら、人間は自然体に生きていたとしても幸せになることはできない。
ちなみに、差異に敏感であることはよいのであるが、ネガティブな点に気がつきやすいという性質もある。他人の悪いところは気がつきやすい。
ワークショップなどで、たまに他人の良い点を褒め合うという課題があったりするけれども、意識しないと気づけないからなのかもしれない。大学生ころの自分は意識しても他者の長所を見つけることができなかった。能力の問題である。
今までお会いした人たちの中でも、良いものが見える人は少なかった。嫌味や追従ではなく、自然に良いものを褒めることができる方は希少で貴重である。
良いものを自然に見つけることができるのであれば、きっと世の中は良いもので満ち溢れているだろう。多くの人は悪い点ばかり目につくので、世界が地獄なのだ。
お金意外の尺度のための発見力
節約生活をしていく中で、お金以外の価値や軸をもっている必要があると考えるようになった。
お金以外の尺度を持つためには、それ意外の面で良し悪しの判断をしなくてはいけない。
今まではあまりにお金が便利すぎて(もしかしたら消費社会のせいかもしれない)、お金以外の尺度がほとんどなくなってしまったように考える。
ほんとうはお金以外の尺度がある。実用性であったり、希少性であったり、居心地のよさであったり。誠実さももしかしたらあるかもしれない。
そういった尺度をもつためには、きっと発見力が必要なのだと思う。
たとえば、今、目の前にあるコーヒーの価値や良さをこれまで以上に発見することができるなら・・・。味もそうであるけれども、朝にゆっくりと豆を惹く時間の心地よさ。もしも習慣化したらどんなよいことがあるだろうか・・・。
価値発見能力とでも言うのだろうか。良いものを見つけることができる能力は貴重である。節約にブーストをかけるためにも少しずつでも身につけていきたい能力である。
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