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多様なチャレンジを生み出す生態系をどう育てる?ー静岡の新たな仕掛けから考える ‐チャレコミギャザリング2024春開催レポート(静岡県静岡市編)

みなさんこんにちは。チャレコミ事務局の瀬沼です。
今回は2024年春に開催されたチャレコミギャザリングのフィールドワークの静岡編をお送りいたします。

チャレコミギャザリングは、地域に若者の挑戦の生態系づくりを目指すチャレンジ・コミュニティ・プロジェクトが半年に一度行っている学びあいの機会です。
2004年の活動スタートから現在まで46団体・延べ1万人以上の大学生・若手社会人と地域の中のプロジェクトを繋いできました。
地域に新しいチャレンジを生み出し続けるためには、挑戦者を発掘して地域の現場につなげるだけでなく、そのプロセスを応援し、仲間を増やし、お互いに学びあっていくことが必要です。半年に一度開催するギャザリングでは【お互いの活動の現場に行き、地域の生態系を体感し、学びあう】ことをテーマに開催し、それぞれの地域の挑戦の生態系を体感する機会として開催します。


静岡での受け入れの意図

地理的・歴史的にも豊富な資源を持つ静岡県では、今、見たことない未来をつくろうと、様々なチャレンジャーが各地で立ち上がっています。

今後、今以上の多様性に富んだチャレンジが生まれ続け、静岡の変革を加速するには、その土壌・空気・エネルギーを生む生態系が欠かせません。
私たちESUNEは、静岡の地域コーディネート組織として、その生態系を育んでいくための新たな展開を今年始めています。
今回の静岡のギャザリングでは、1日目のフィールドワークでパートナー組織の現場を知り、2日目にはESUNEが仕掛ける生態系づくりの一つ、「しずおかソーシャルイノベーターズミーティング」に参加いただき、様々なチャレンジャーが現れてきた静岡で、それぞれのチャレンジから見える未来の兆しをヒントに、チャレンジの生態系づくりを体感してもらうために受け入れを実施しました。

当日のタイムライン

2024/06/07(金)

12:50 草薙駅前集合
12:55 コラボレーションスペースTakt到着

まずは参加者同士の自己紹介をしながら静岡での取り組みを体感

13:00-13:30 オリエンテーション(今回のギャザリングについて/自己紹介)
13:30-14:00 フィールドワーク①一般社団法人草薙カルテッド
商店街と自治会が参画したまちづくり会社「一般社団法人草薙カルテッド」から、まちづくりの取り組みや運営するコラボレーションスペースTaktの取り組みを伺いました

静岡のキープレイヤーや地元の学生も交えてギャザリングスタート

14:00-14:15 草薙をまち歩き

草薙カルテッドさんのフィールドでもある草薙駅前を中心に街歩き

===レンタカーで静岡市中心部へ移動===
14:45-15:30 フィールドワーク②すごせる酒屋MUGI
空き家をリノベーションして立ち上げた「すごせる酒屋MUGI」の伏見さんから、起業の想いや地域を巻き込んだ取り組みを伺い ます。お土産に静岡クラフトビールを購入できます。

15:50-16:40 フィールドワーク③=ODEN視察
静岡で様々なチャレンジを仕掛ける静岡鉄道株式会社が運営する「=ODEN」の取り組みを伺います

16:40-17:00 一日目振り返りセッション
17:00-17:30 北街道商店街まち歩き

18:30-21:30 みんなのチャレンジ基地ICLaで懇親会

2024/06/08(土)

10:00-12:45 しずおかソーシャルイノベーターズミーティング

翌日は「しずおかソーシャルイノベーターズミーティング」と題して、イベントを開催
静岡県内で新たな取り組みを仕掛ける5名のイノベーターの皆さんからピッチをしていただいた後、全体セッションとして、「各登壇者のチャレンジは何があるとより加速するのか?」「チャレンジが生まれる生態系は何が必要か?」などについて参加者・登壇者一緒にディスカッションを実施しました。

イノベーターの一人して浜松市で活動するOWNWAYの杉山さんも登壇


地元静岡の方々と全国から来た参加者を交えてディスカッションを実施しました。

13:00-13:30 ギャザリングクロージング
その後、チャレコミギャザリング参加者で振り返りを実施し、全プログラムが終了となりました。

参加者の声

多くのチャレンジをしている方々の話を聞くことができ、とても有意義でした。ありがとうございました。(チャレコミ2年目・コーディネート団体スタッフの方)

静岡の様々なプレイヤーがと出会い、取り組みを知れて良かったです!ありがとうございました^^
移住者も学生も、力のある企業も多くいるのに、静岡は何が課題なのか分からないくらいでした。チャレンジしたい人とそれを応援したい企業がいるから、あとコーディネーターが必要なのかな?また、改めて静岡市に関わりたいと思いました!コーディネーター養成講座もご一緒していきたいです!(チャレコミ3年目・コーディネート団体スタッフの方)

ホストとしての 学び

チャレコミの方々に静岡を客観的に見ていただく×静岡県内のプレイヤーたちと共に考えるという掛け合わせで、見たいものの解像度が上がるのではないかと思って企画したのですが、「見えなかったもの」を掴めたような感覚です。

先輩方からもエールをいただいて心強かったです。
引き続き、静岡のあちこちで人がことをお越し、それがまちを育んで、そして人を育んでいく。そんな文化が根付くように、地域の現場を回りながら考えていきたいと思います。

約10年の活動で、どういう人がつながったのか、つながりからどんなことが起きてきたのか、そのきっかけや変化にESUNEはどう関わったのかを2日間で改めて振り返る機会となりました。
また、やはりそういった人のネットワーキングや、場とプロジェクトをつくることをひたすら積み重ねることが重要だと改めて感じた。また、そういったことを進めるコーディネーターを育てるために様々なセクターへの提案の仕方など、チャレコミの先輩方に相談させていただき進めていけたらと思った。

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