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侮辱罪の厳罰化!『名誉棄損罪と侮辱罪の違いとは?』をわかりやすく説明します。

 7月7日、刑法上最も軽い犯罪行為と言われていた侮辱罪が厳罰化されました。

 それを受けて
「侮辱罪がどのくらい重い犯罪になったの?」
との声と共に
「ところで侮辱罪って具体的にはどんな行為を行うの犯罪に当たるの?」
「調べると侮辱罪と名誉棄損罪って同じじゃない?何か違うの?」
「自分で調べても全然意味が分からない!法律が全く分からない私にもわかるように教えて!」

そんな声が沢山聞こえて来ます。

 そこで今回は
『侮辱罪厳罰化!侮辱罪と名誉棄損罪の違いとは?』
をわかりやすさ・イメージしやすさ重視で説明します。
 この記事を読むことで、法律が全く分からない人でも
◎、侮辱罪とはどんな犯罪で、名誉棄損罪はどんな犯罪かわかります
◎、侮辱罪と名誉棄損罪の違いを明確に理解できます

 それでは、侮辱罪と名誉棄損罪の違いについて一緒に見て行きましょう!

侮辱罪の厳罰化について

 違いを見て行く前に、まずは
「なぜ侮辱罪が厳罰化されたの?」
について簡単に触れて行きます。

 早速結論を言うと
『SNS上での誹謗中傷により、命を落とすケースが増えてきたから』
です。

 テレビのニュースやワイドショーでもたまに
『SNSで沢山の誹謗中傷を受けて休業・命を落とした有名人の話』
を目にしますよね。
 しかし侮辱罪は刑法(犯罪)の中で最も軽い罪でした。

 侮辱罪の刑罰内容は、改正前は「数日間だけ警察署に拘束」でした。
 こんなに軽い罪では警察もまず逮捕はしませんし、これで逮捕をしたら「なにそんなことで逮捕してるんだ!違法逮捕じゃないのか!?」
と騒がれることさえあり得ます。

 これを読んでいる貴方の感覚だと
「でも犯罪なわけだし、警察署に拘束することは出来るんでしょ?なら違法逮捕とかないじゃん!!!」
と思うかもしれませんが、実状はそうもいかないモノなんですよ。

 しかし、SNSでの誹謗中傷で命を落とす人が後を絶たない状況で、実質的に警察がまともに動けない環境では流石に社会秩序的にマズいわけですね。
 そこで、
「流石にこれは何とかしなければならない!」
と政府も動き、このたび侮辱罪がもっと重い犯罪に変わったわけなんですね。

 改正した今、侮辱罪の刑罰は『刑務所に1年以下入るか、30万円以下の罰金』になりました。
 刑務所に入る犯罪となると警察もいよいよ動きやすくなりますので、今日からは安易に他人を侮辱すると検挙されやすくなります。

 そのため、現実社会でも、SNSでも
◎、他人をこき下ろす
◎、他人を侮辱する
◎、他人の人格を傷つける

のような態度が癖になっている人は要注意ですね!

 さて侮辱罪が厳罰化された経緯を知ったところで、次に多くの人が
「何が違うんだ!?」
と迷う、侮辱罪と名誉棄損罪の違いについて見て行きます!


 有料部分は私の費やした時間と労力に対する対価として頂きます。
 手抜きせずキチンと書いていますが、必ずしも貴方が満足するような内容になっているとは限りません。
 その辺りをご理解いただける人だけ先にお進みください。

 ちなみに今回のような世の中で大きく注目されている動きが、こちらの記事でも言っているように、警察官採用試験時に調べておくべき内容の一つなんですよね!

侮辱罪と名誉棄損罪の違いについて

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