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絵本 わたしはしなないおんなのこ

闇は光の母シリーズは先日ご紹介した絵本『うしをうつ』で知ったのですが、そのシリーズを全部読みたくなったので、読んでみました。
今回はこちら。

死すれども残る言葉は強さを増して今日もどこかで女の子を支えている。
一種の永遠を含むとても強い少女性を感じ取られます。
身体は死すれども魂は残る。
そんな意味合いにも捉えられます。
食べて食べられて、寄生し寄生される、そんな関係の中でもその魂は残っていく。
残っていく『歌』にはそういう力があるのかもしれませんね。
歌い継がれるほど強くなり深みも増す。
うーん、どういう時に読みたい絵本だろう、。
強いていうなら、芯を持ちながらも生きにくさを感じている時かな。
わたしはしなない。
とても強い言葉ですよね。
死ぬのに死なないという。
すごい粘着質も感じるし。
生き抜くんじゃないんですよね、死なない、というのがまた。
死なないの定義ってなんなんだろう、ってのも、思います。
肉体死すれど、ってやつですね。
先に書いたことと重複しちゃうか。
ともあれ。
死にそう死にたいという言葉を打ち消すのに、死なない、って言葉は有効なんじゃないかな、とも思います。
心が弱った時に、強く寄り添ってくれる絵本ではないでしょうか。
小林エリカさんはあまり若い頃?は名前を知るくらいであまり触れてこなかった作家さんなのですが、この漫画と出会って、すごく作家として興味を持ちました。

3巻出てるの、今知りました。買わねば。
どういったお話か正直忘れてしまったんですが、、おぉ!!って思ったのは覚えていて未だ手元に置いてます。紙ベースの漫画はかなり厳選して置いてるので、その中に入ってるってのは、やっぱり私にとってかなりのお気に入りなんです。
また、3巻購入を機に、ご紹介できたらと思います。

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