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絵本 「いる」じゃん

読もうと思いつつ寝かせていた絵本です。

めっちゃいい絵本ですね。
絵本なのかな。
ふりがなが打ってないので、一定年齢以上なのかなとは思いつつ。
「地球 ぼくもあんたを 抱いていたい」
めっちゃロックを感じました。勝手に、ですが。
自然を目一杯享受し「一緒に」生きてる感じ。
大人だからこそ、この感覚を大事にしたいと、この絵本を読んで強く思いました。
孤独ってのは、誰かがいるからこそ感じるもの。
けれど、少し解釈を広げれば、あらゆるところに温もりはあって感じるか感じないかは、自分のアンテナ次第というか。
孤独に陥れているのも自分。求めるものが、自分にフィットしていない他者の思考寄りになっていると、結局は自分には馴染まず、それで、あぁダメだったとまた孤独になった気でいる。
自然を享受していると、自ずとそういう他者の影が限りなく薄くなる気がします。
抱いていたい、まで、いけたなら、それはもう孤独じゃないでしょうね。
だって、自分が死ぬまでは絶対あるのがこの星だから。
この星がなくなれば自分もいなくなるから。
まぁ他に住める惑星が見つかれば話は変わるかもしれませんが、見つかっても適応するかはまた別ですし。
孤独に陥ってる人に是非読んでほしい一冊です。
そして、太陽にオッす!から始めていったら、また人生変わるかもしれません。
話変わり、
近頃娘がちょこっと難しい質問を投げかけてくるんですが、この絵本の最初らへんで出てきた「まぶたの裏からなかまをうんだ」という一文で、その質問を思い出しました。
「はじめて生まれた赤ちゃんは誰にも抱っこされなかってどうやって大きくなったの?」って。
お、おぅ、、、進化の過程で、う、うん?どうなんだろうね、、、って返信に詰まると、彼女なりになんかブツクサ言って一人そうに違いない!って納得してましたけれど。
あの時、答えれなかったけれど、この絵本を読んで、そうだ、はじめて生まれた赤ちゃんは海に抱っこされてたんじゃん、って。
また聞かれるかな、もう忘れてそうだけれど、また聞かれたら用意しておこうって思います。
絵が詩とどこかでリンクする日常なのがまたいいですね。イメージが膨らむというか。
普段の日常の中に、至る所に、地球というあたたかい生命が詰まっている。
そう感じ取ることができるんじゃないかな。
お気に入りの絵本です。
大人の方にぜひ。

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