月経痛こそセルフメディケーションで解決したい(^^♪

漢方相談や、薬膳茶の講座をしていると年齢を問わず月経痛で悩んでいる方が多いことに気が付きます。

月経痛は、検査をしても原因がわかることは少ないです。
数値には出ないけれど、症状がある。これこそ漢方の得意とするところです。

通常の月経というのは、28日前後の周期であり、期間は4~7日くらい。量の個人差はありますが、最初の2~3日は多く鮮やかな経血、その後は暗くなって徐々に減っていくのが正常範囲です。
月経中は腰がだるい、下腹部が不快というのは普通ですが、痛み止めが必要なくらい痛みがあるというのは正常ではありません。

今回は、月経痛を薬膳茶で緩和する方法を提案します。

他の内科的な原因ももちろんありますが、
漢方で考える月経痛の原因を、今回はわかりやすく2つのタイプで説明します。

①お血・気滞タイプと②血虚・気虚タイプ 

①お血・気滞タイプ

血も、気も滞ってしまっているこのタイプの症状は
月経痛は激痛で、触ると痛い、
初日・出血の多いとき痛みがある
経血は暗色、塊あり
イライラ、鬱

原因は
抑うつ傾向、気が滞るという感情わきやすく、この感情が、五臓の『肝』の正常な働きを邪魔して、血の流れを悪くするためです。

お血、気滞タイプの月経痛を放置すると
子宮内膜症、子宮筋腫、不妊症の原因にもなる可能性があります。

このタイプの月経痛の改善は
お血、気滞にならない生活をするということなのですが、自分ができることといえば、ストレスをためず、できるだけ気持ちをゆったりして過ごす、ということ。
あとは、血の運行を主っている、『肝』の働きを上げるような食養生をすることも大切ですね。

食養生で私がおススメするのは薬膳茶。

血の巡りをよくするお茶  
ウコン 
紅花  
鶏血藤 
桂枝(シナモン) 
艾葉 
山査子 

気の巡りを良くするお茶  
オレンジピール 
ミント 
ウコン 
カモミール 
蘇葉(紫蘇葉) 
山査子 


②気虚・血虚タイプ

気も血も不足しているこのタイプの特徴は、
経血の色がうすく 月経量は少ない
月経は後半で不調になり
弱い痛みで、なでると気持ちよい、というものです。

原因は
過労、慢性疾患、慢性出血、で
脾虚(消化機能)が低下していることによって気血がつくれなくなっているというものです。

対策として
気血を補う食事を心がける 気血を消耗しない生活をする
というもので、バランスの良い食事をし、休養をとって無理をしない生活をすることが大切です。

気を補う薬膳茶
なつめ
三七(田七)人参
山薬(山芋の乾燥したもの)
はちみつ

血を補う薬膳茶
クコの実
鶏血藤
竜眼肉 
三七(田七)人参 

月経痛は内科的要因もありますが、
食養生、生活を見直すことで改善することがあります。
まずは、簡単な薬膳茶から始めて、少しづつ生活改善をしてみてはいかがでしょう。

この話題はポッドキャストでもお話ししていますので
良かったら聴いてくださいね。


『薬膳茶からはじめる体質改善オンラインプログラム』のお知らせ

自分のカラダとココロに耳を傾けながら、
薬膳茶で楽しく、美味しく、
セルフケア始めてみませんか。

それぞれの薬膳茶の詳しい効能や特徴については、チャカラティーズのメルマガでご紹介しております。ご興味ある方は是非メルマガ登録して、薬膳茶の知識を深めていただければと思います。

また、漢方ラボ チャカラティーズでは、
『薬膳茶からはじめる体質改善オンラインプログラム』を、オンラインで随時開催中です。

お申込みはこちらから
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?