お腹をこわしたときの漢方薬
9月入っても暑い日が続いていますが、そろそろ秋の対策を始めたいところです。
我が家では夏は食卓は冷たい料理が多かったですが、少しづつ温かいものを増やしていっています。
食事の内容が毎日の元気の元ですから、今一度食事の内容を考えてみたいと思います。
最近、お腹がゆるいので野外スポーツ中や、電車の中で困ることがよくある、と相談を受けました。
この季節的に考えられる下痢・腹痛の要因は・・・
・冷たい食べ物が多い
・水分のとりすぎ
・冷房の効いた場所に長い間居る
当てはまる方は少なくないのではないかと思います。このような暑い季節の食習慣、生活環境はお腹を冷やし、消化不良をおこし、便をやわらかくしてしまいます。お腹はどんなときにも冷やすと機能低下の原因になります。「脾」の不調です。
できるだけお腹を冷やしすぎないような食事をすることが消化吸収能力を維持するために大切です。
食べ合わせにもNGがあります。
悪い食べ合わせ
✖ スイカと天ぷら 水分の多いスイカと油の多い天ぷらは消化不良に
✖うなぎと梅干し うなぎの脂と梅干しの酸味が 消化不良に
✖なすの漬物と冷たい蕎麦 茄子の漬物はほてりを取る、冷たい蕎麦は胃を
冷やす 食べ合わすと身体が冷えすぎる。下痢
になりやすい
お腹が冷えている、と感じた方は薬膳茶で温めてあげましょう。
お腹を温める薬膳茶
◇ 大棗(なつめ)
◇ 艾葉(よもぎ)
◇ 乾姜(蒸したショウガを乾燥させたもの)
◇ 丁子(クローブ)
等
冷たいもののとりすぎで下痢になってしまい、早くに治したいという方は
漢方薬を飲むのも改善策のひとつです。お腹をあたためて下痢を鎮める代表的な漢方薬を紹介します。
ただし、体質や原因の違いによって、合う漢方薬が違いますので、専門の方に相談して選ぶことが大切です。
下痢や腹痛の改善をする漢方薬
※体質、下痢腹痛の原因によって使用する漢方薬は異なります。
◇ 真武湯
◇ 胃苓湯
◇ 四苓湯
◇ 附子理中湯
等
消化吸収能力が低くなると、お肌のトラブルが起こったり老化を早めることになります。「脾」が元気な人は、お肌がつやつや弾力もあって、実年齢よりも若く見えます。「脾」の元気が若さの秘訣です!
今回紹介した薬膳茶はオンラインショップでも販売しています。
又、漢方薬にご興味のある方はご相談ください。
漢方ラボ チャカラティーズでは、体質改善のためのオンラインカウンセリングもご用意しています。お気軽にご連絡ください♪
夏を振り返って「熱中症と食べ合わせNG」のお話をポッドキャストでもしていますので、作業をしながらでも聴いてくただけると嬉しいです♪
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^^)/
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