見出し画像

上海ロックダウン、生活・生産情報一覧(4/21発表情報)

感染状況

・4月20日、上海市の新規感染者数(症状のある人)は2,634人で、前日の2,494人から130人ほど増加。一方、新規無症状感染者数は15,861人で、前日の16,407人から減少した。死亡者数は8人で、前日の7人から増加。死亡者の平均年齢は77.5歳。

・隔離区域以外で発見された感染者は900人で、ロイターが報道していた上海市における20日までの「市中感染ゼロ」目標は未達成となった。

▲新規感染者数推移
▲新規無症状感染者数推移


企業·生産関連

・上海市政府は先日、防疫規制を順守した上再稼働が可能な企業リストを公開したが、掲載された企業のほとんどが大企業で、中小·零細企業はわずかである。このまま稼働停止が長引けば顧客を失う、と懸念が高まっている。

・中国自動車産業の業界団体である全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)の崔東樹秘書長は、「上海市での新型コロナウイルスの流行で、国内の自動車生産台数が通常時から4割減っている」との見方を示した。2022年の国内新車販売台数も当初の予測を下回り、前年の横ばいに留まる見通しだ。崔氏はさらに「当初は上海でのコロナ流行により、国内の自動車生産台数は15~20%減少するとみていたが、直近2週間の動向を見ると、減産台数は40%に及んでいる」と説明を加えた。

生活関連

・政府が配給したコロナ予防·治療に効果があるとする「莲花清瘟胶囊」について論議を呼んだ。中国政府は近年、漢方医薬の発展を推進しており、この薬は漢方材料で作られ、国営メディアは世界保健機関(WHO)も漢方薬によるコロナ治療の効果を認めたと同薬を宣伝する文章を掲載していた。
しかし、医学専門家はコロナへの予防·治療効果を疑問視しており、感染していない人が服用した場合、腎臓と胃に害を加えると警告。

▲政府が配給した「莲花清瘟胶囊」

・政府が配給した食料に問題が多発。製造年月日が不明なものや、異臭、数年前に生産停止したはずの企業から食品が届いたなど、クレームが上がっている。上海市政府は「一部、配給物資の品質に問題がある」と問題を認めた。

・アリババの直販サービス·Tmallスーパー(天猫超市)が上海で復活しつつある。現在、上海の半分の区域で配達が可能に。


※在中日本人に向け、上海ロックダウン情報を随時更新していきます!!
このQRコードからwechatグループへの加入が可能です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?