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赤い靴

とても貧乏なカーレンは赤い靴をずっと憧れて眺めていたが、二人で暮らしていたお母さんが亡くなると、かわいそうに思った靴屋のおばあさんに手作りのぼろきれを継ぎ合わせたみすぼらしい赤い靴をもらう。
カーレンはその靴でお葬式に出た帰りに上品な奥様に気に入られ引き取られるが、赤い靴は派手すぎるので黒い靴をはかされる。
優しい奥様に勉強やお祈りのしかたを教わったカーレンは幸せに生活していたが、嘘をついて買った赤い靴で教会に行くと靴が踊りだしみんなに止めてもらう。
奥様はカーレンの嘘を悲しみ寝込むが、看病をするカーレンはまた赤い靴をはいてしまうと死ぬまで踊りが止まらなくなり、天国に召される。

アンデルセン デンマーク

少女にとって赤い靴は想像を超える願望のシンボル

物語の類型
やりきれない話

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