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【まとめ】音楽自動生成サービス

はじめに

AIの進化は音楽にも影響を与え出しています。
そこで、今回は「音楽自動生成サービス」をまとめていこうと思います。

サービス紹介

・AIVA

AIVA Technologiesというルクセンブルグのスタートアップ企業によって開発されたBGM制作や作曲向けに利用されるAI作曲ツール。
「Generation Profiles」「Influences」「Preset styles」の3種類の方法で音楽を作れる。音楽ジャンルから楽曲が作成できる「Generation Profiles」がオススメ。
フリープラン非営利目的の活動に利用可能。ただし、AIVAへのクレジット表記が必要。スタンダードプランYouTube、Twitch、TikTok、Instagramのみ商用利用が可能。AIVAへのクレジット表記は必要なし。プロプラン作成した音楽の著作権は利用者に帰属となる。
スタンダードプランは月額11ユーロ、プロプランは月額33ユーロ。 

▼AIVAを紹介した動画がありましたので貼っておきます!

・soundraw

日本の会社、SOUNDRAW株式会社が運営しているイメージを指定するだけで楽曲を作ってくれるサービス。
作れる音楽の種類は豊富で、全17種類のジャンルから選べる。
また、楽曲の尺・構成・楽器・テンポなどを自由にカスタムできるのも魅力。そのためクオリティーの高い音楽を作ることができる。
無料のプランの他、有料のクリエイタープラン(¥1,650/月)、アーティストプラン($29.99/月)がある。

▼使い方マニュアル

注意事項としては、YouTubeのコンテンツIDに著作権登録は不可。
楽曲をアレンジしない場合、Spotifyなどの音楽配信サービスでの楽曲配信、転売、再配や音楽メインの動画での利用もできない。
細かな制約があるので注意が必要。あくまで映像作品のBGMとしての利用がメイン。

▼公式が使用できる範囲の動画を出しているので、気になる方はチェック!

・Mubert

Mubertは、AI生成の音楽を提供するプラットフォーム。Mubert社によって開発された。Text to musicという名前通り、テキストを入力することで音楽を生成できるツール。プロンプトが分からない場合は、Genres(ジャンル)、Moods(ムード)、Activities(活動)から作りたい音楽のイメージに合ったものを選んで生成することも可能。
ビジネス情報メディアとして有名なPIVOTで、落合陽一氏が使用していたことでも話題になった。
フリープランの他、クリエイタープラン($14/月)、プロプラン($39/月)がある。有料プランでも月の楽曲生成数に上限があるところがややネック。

フリープランは、個人の非営利目的のプロジェクトのみ使用可能。
アイテムをNFTに埋め込むことが可能。クレジット表記が必須。
クリエイタープランは、ソーシャルメディアでの公開および収益化が可能。広告目的での使用は許可されない。クレジット表記の必要なし。
プロプランは、デジタル広告での音楽使用が許可される。
自社のEコマースサイトやオンラインプラットフォームで使用可能。クレジット表記の必要なし。
こちらのサービスも細かなルールがあるので注意が必要。

▼Mubertを紹介した動画がありましたので貼っておきます!

・Stable Audio

画像生成で話題のStability AIのテキストから音楽をAIが生成するサービス。
いわばサウンド版Stable Diffusion。一時期サービスにアクセスもできないほどだった。
45秒までのトラックを生成してダウンロードできる基本無料版と、商用プロジェクト用の90秒のトラックを生成してダウンロードできる「Pro」サブスクリプションが公開されている。
※MAUが10万以上のサービスで利用する場合にはEnterpriseプランの契約を結ぶ必要がある。

ベーシックプランではダウンロードフォーマットがMP3(サンプリングレートは44.1kHz)に制限されますが、プロプランではWAVファイルでのダウンロードが可能。1カ月で利用可能な生成回数はベーシックプランが20回までとなっています。月額11.99ドルのプロプランでは、500回までの生成が可能。

▼Stable Audioを紹介した動画がありましたので貼っておきます!

情報追加:2024年3月31日)

クオリティーが高いサービスが出てきました。
しかも、ボーカル付。最近、アップデートされ、BGMの生成も可能に。
これは革命!

▼料金は下記の通り。商用利用はProプラン以上(有料プランであれば問題なし)

月単位での契約料金とプラン

まとめ

様々なサービスを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

正直なところ、AIの音楽生成レベルはまだまだかなという印象。
ただし、テキストから音楽をAIが生成するサービスに関しては、プロンプトを勉強すれば、音楽のレベルを上げられるのではと思いました。

あと、権利の問題もあるので、商用利用の際には気を付けないと気付かぬうちに権利を侵害してしまうことになってしまうかもしれません。
各サービスに注意事項なども記載されておりますので確認し、それでも分からない場合は事前に問い合わせをおこなうことをお薦めします!

最後に

日本のサービスとして、音楽生成のレベルが高い「soundraw」などのサービスも出てきていますが、有料で構わないので権利自体を音楽生成者に譲渡してもらえる、音楽を自由に使用・利用できるサービスが出てくることを期待しています!
誰でも音楽を簡単に作り、発表、配信できる時代も、もうすぐかも?

今回はここまで。

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