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【マーベルズの感想】これからのMCUについて

 先日11月10日に劇場公開となったマーベルズを観てきた。
 本作はブリー・ラーソン主演のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の1つで、主人公キャロル・ダンバースとモニカ・ランボー、カマラ・カーンを軸に物語が進んでいく。

 最近では広がり続けるマルチバースや多量のドラマシリーズ、更にそのドラマを見ていること前提のストーリーを交えた劇場公開作品などにより、MCU離れが著しいと感じる。実際私自身もディズニープラスで見たのはミズ・マーベルの第二話までで、それ以降の作品、シーハルクやシークレット・インベージョン、ロキシーズン2などは見ていない。今回のマーベルズは正直見るかかなり迷ったが、フューリーとキャロルの関係性が好きだったのと、私の好きな猫がたくさん出てくると聞いたので(笑)見にいくことにした。

主軸となる3人 左からカマラ、キャロル、モニカ

感想

 前述した通り、私は今回の作品に関連するドラマシリーズはあまり見ずに劇場へと足を運んだ。せいぜいワンダ・ヴィジョンとミズ・マーベルの第二話までだ。それでも本編を見ていたらやっぱり面白かったし、楽しめた。そして猫も可愛かった。
もしワンダ・ヴィジョンもミズ・マーベルも見ていなかったとしても、本編を見ていれば、ある程度この主軸となる3人がどういう関係性なのかはわかるように描かれていたと感じる。

 主軸3人がある出来事を境に3人それぞれの能力を使う度に場所が入れ替わるようになってしまう。その特性を活かして戦う為にスイッチングの練習をするシーンが楽しくて仕方なかった。あのシーンは撮るのも編集も大変だっただろうなと思うのと同時にこういうのこそ映画館で見て楽しいポイントだよなと感じたので、そのシーンだけでもだいぶ元が取れたような気がする。

 三者三様にキャラクターがあり、それぞれが魅力的で全員がなくてはならない存在だった。なかでもティーンエイジャーで明るいカマラの存在は他2人にとってまさに太陽のような存在だと感じた。

 エンドゲームでの戦いを通して、完全無欠に思えたキャロルにも人間らしく悩み、葛藤する場面が描かれていて、モニカとの複雑な関係を乗り越えながら敵に打ち勝っていく様がまさにチームプレイ!それでこそマーベルズだ!と感じた。

⚠️以下今後のMCUに関するネタバレ有り

 そんなマーベルズの戦いは、モニカとの衝撃的な別れで幕を閉じる。しかしそのモニカがたどり着いた世界にはあのX-MENが存在していた。これからのMCUではファンタスティック4やデッドプール、X-MENも合流することが決まっている。いよいよその布石がこのシーンで敷かれた。

 これからのMCUのさらなる広大なユニバースに期待しつつも、冒頭に述べたような不安要素が拭えないままである。このままMCU離れする人々が続出するのか、はたまた人気が回復していくのか、これからのMCUに期待したい。

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