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私たちは一瞬にして成功することを求めすぎている

『一夜にして成功を収めるには20年の努力がいる』エディー・カンター

アメリカの俳優でありコメディアンの言葉です。

驚くのは、彼が活躍していたのは100年近くも前ということ。


一夜にして成功したように見える人の背景には、たゆまぬ努力があるということの優れた表現だなと感じました。

「一瞬で変わる〇〇の方法」乱立してませんか

YouTubeには、「一瞬で変わる〇〇の方法」といったサムネイルがたくさん並んでいます。

こういうサムネイルにすれば、閲覧数が伸びるという証左なのですかね。

人は、「楽に」「簡単に」「すぐに」成功することを渇望する生き物のようです。

みんな一夜で成功を収めたい。

バズ現象から見る瞬間的成功のその後

本当に一夜で成功するのが幸せになるのかというと、きっとそうではないのでしょう。

SNSで目指そうとしている人もいるのがバズです。
バズりたい人、けっこういますよね?

SNSマーケティング7つの鉄則によると、バズの入射角と反射角は等しいと述べています。


つまり、瞬間的に注目を集めた投稿は、あっという間に注目度が下がるということ。

こちらにグラフがあるのでよかったらご覧ください。


「どーんと上がった後は、どーんと下がっています。」という説明が秀逸です。

バズと成功を簡単に結び付けてはいけないとは思います。
とはいえ、瞬間的に成功する現象とは、ただのラッキーというか、偶然なのではないかと思うのです。

宝くじのようなものかもしれません。
突然降って湧いたようなラッキーは、手のひらに落ちた雪の結晶のようにすぐに溶け去ってしまいます。

なぜかというと、瞬時に成功した時点ではまだ自分の器が一致していないので、維持できないからでは?と私は考えています。

本当に望んでいるのは一瞬の成功ではなくて、長期的な成功のはず

一方で、努力を積み重ねて得た成功は、自分が成長しているので受け止める器が出来上がっています。

だからこそ持続する。

根がしっかり張っていないと、いくら地上で大木になってもすぐに倒れてしまいます。

本来、私たちが望んでいるのは瞬間的なものではなく、持続的な成功のはずです。

それならまずは根をしっかりと張って、大木になる準備をせねばなりません。

私たちは、どうしても楽なほうに流されやすいので、「一瞬で変わる」「すぐにできる」と言った言葉を見ると飛びつかずにはいられません。
しかし、瞬間的なものははかないもので、長く続いてくれないのだと学ぶ時期に来ているのではないかと思います。

楽をしたいのは悪いことではありません。
むしろ、楽をするための工夫は小さな改善行動につながります。

焦らず長い目で、でも着実に進んでいこう

ウマい話はないと言いますが、その通りなのでしょうね。
巡り巡って、着実に少しずつ前進するのが一番の近道ということなのだと思います。

大変だけれど、結果多くのスキルや経験値を得られると考えると、それはそれでワクワクします。

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