40代半ばの就職活動で有利になったこと
会社を辞める決心をしたものの、次の仕事無くしては生活がままなりません。
年齢を重ねるごとにどんどん就職が難しくなってきます。
「40代半ばの就職は難しいよ」
面接官から直接アドバイスをいただくこともあります。
しかし、悠々と転職を重ねる50代半ばや60代の人がいて、私の方が10年も有利なんだからきっと受け入れてもらえるところがあるはずだと、勇気がわいてきました。
そして少しの戦略を持って面接に挑んでいます。
念願の海外生活成就のため、勤務地が海外、もしくは海外進出しそうな業種、日本で働くなら旅行に行きやすいほど休日が充実しているような会社に絞って申し込んでいるので、そう多くは面接してもらえてないけど私なりの手応えを記してみようと思います。
最低保証金額が最高額ではない会社
いくつかの面接を受けてみて驚いたことは、給料の提示額が時々上がるのです。
これまでの経験上、コネでもない限り募集要項の最低賃金以外の提示はないものだと思っていました。
同じ業種で探すなら即戦力なので自分の実力や経歴を上手にアピールすれば年収アップも見込めるけど、私の場合は同じ業種が衰退しているので自分の働いている会社以外の募集が全くありません。
仕方がないので経験を活かせそうな未経験の業種を選んで応募しているので年収が下がることを覚悟していますが、中には面接の翌日などに給料の提示額が上がったり、補償面で訂正があったりと好条件になることがあります。
現在の年収より低い会社
求人媒体によっては現在の年収を登録できるので募集条件が現在の年収を下回る場合は能力があると思ってもらえる様です。
特にしっかりとした制度がある会社ほど高く評価してもらえる様です。
副業の規定を聞くと評価が上がる
すごく聞きにくいことだし、聞いたら評価が下がりそうなことですが、40代以上はできる限り副業の規定について聞いた方が年収アップの可能性が上がります。
まず、前提条件で転職によって年収が下がることと、タイミングよく上手に質問できれば好印象、もしくは引け目を感じてもらえます。
昔なら「副業していいですか?」と聞いたら問答無用で断られていたけど、現在では国が奨励していることもあり、理由しだいでは好意的に解釈してもらえます。
私の場合は
「副業の規定はどうなっていますか?」
と聞いただけで、規定ではできないことになっているが特例があるなどいろいろと教えてくれて謝罪までされました。
面接官には
「未経験だから年収が下がるのは覚悟しています。」
「しかし、生活が苦しくなるのでキャリアアップできるまでの間は副業で補いたいです。」
と言っている様に聞こえたみたいです。
面接官によっては「そこまでして入社したいのか」「やる気がすごい」と評価してくれます。
しかし、タイミングを外したり面接官によってはあからさまに不快感を示すところもあります。
覚悟
面接の翌日に条件や給与の提示を変更してくれるほど好感触な会社なのに、こちらからお断りしなければいけないことがあります。
とても残念なのですが、制度が整っていて、とても入りたい会社ほど面接回数が多くて予定を合わせられないのです。
たとえ一次面接に合格したからといって二次面接、三次面接では審査基準が違うから不採用になるかもしれません。
現在の仕事を辞めて面接を受けるのはとてもリスクの高い行動になります。
私は今、毎日予定が決まらない仕事をしているのでどんなに入りたい会社でもこちらからお断りしているのがとても辛いです。
いくつか優良企業を逃してきているので、次にこれはと思った会社が見つかった時には、面接のために即座に仕事を辞める覚悟を決めます。
本当に大事な時にはリスクを取らないと何も得られないから。
根っこの部分
若い頃、就職活動する時は面接官からの高評価を得たい一心で相手からの要求は全て受け入れて「No」と言えなかったために、不利な雇用契約を結んでいました。
私も40代半ばになり、会社側と自分の条件を擦り合わせることが大事なんだと考える様になりました。
両者にとって最大限に利益を得られるように提案できる人は、会社に必要な人材と思ってもらえるし、評価も上がります。
そのために会社も自分も全ての条件を挙げなければその会社との相性も未来も見えません。
本当にいい会社だと感じたら迷わず退職して突き進もうと思います。
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