小さな日曜日の午後の詩


猫の毛のような雨が

そっと僕に落ちてくる

かるくて やわくて

僕が僕でなくていいように

小宇宙に浮かべられている

ささやかな光のなかで

わたしは生きている

茶埜子尋子

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