世界名作劇場から生き方について考える②トラウマを乗り越えて幸福に生きるには
この世界は病んでいるのが標準で、何も対策をしなければ繊細な人はあっという間にうつ病をはじめ精神疾患になってしまうと思う。
今回は「トラウマ」というテーマで、私が最近ハマっている作品「赤毛のアン」「レ・ミゼラブル少女コゼット」を題材に、また最近よくお聞きしているNHKラジオでのお話をもとに私自身の体験から思うところを書いていきたいと思います。
※ネタバレご注意
アンがレイチェル・リンド夫人をやっつけた事件について思うこと
赤毛のアンでアンがグリーンゲイブルズにやってきて早々、なかなかの迫力ある事件を起こしてくれましたね。
リンド夫人の言動に対しカッとなって地団太踏みながら、リンド夫人に猛反撃!
このシーン、私はなかなか好きだったりします。
いきなり初対面の女の子に対し、リンド夫人ふつーに失礼じゃないです⁇
確かにアンのあの癇癪起こしてまくし立てるのはやり過ぎなんですけども(曲がりなりにもグリーンゲイブルズにお客として来ているわけですし)
しかしながら初見からの印象としてマシューやダイアナの意見にもあったように、あのリンドおばさんやっつけちゃって凄い!ああいう歯に衣着せぬ物言いの人は一度やっつけちゃうくらいのほうがいいのでは?という風に思いました。
もちろん、マリラとしてはあの態度恥ずかしく思ったでしょうし、アンもかなり強情っぱりだったものの一晩経ったら自分の言動を恥ずかしく思ったとありますから、正しい行いではなかったのでしょうけど。
少女時代のアンが癇癪起こした時によく言っている言葉、
「あなたがそう言われたらどう思うのか」
これ、なかなかに使えるセリフかも?などと思ってしまいました。
私がアンの起こしたこの事件に対しこのような印象を持つのは、
今はもうほぼ関わることはありませんがリンド夫人ばりに、人に会うたびにいちいち癇に障るような物言いをしてくる人がいまして、
私は毎回その失礼かつ不快極まりない言動に対し何の反応もせずスルーしてきたからです。その時々ではスルー出来て気にしないという態度で何も問題なく過ぎてしまうはずでしたが、
その時の言動が今になって後から後から湧き出てきている、つまりスルーしたつもりで実際は内心悪影響を受けて傷ついていたということがわかったんですよね。
その結果どうなるかというと、その人物のことは”一生許せない”
会うとしても挨拶も一切したくない。こう恨みつらみを募らせてしまったわけです。
そうなってくると、実はアンのように今後も付き合っていく必要がある人限定ですが、失礼なこと不快なことを言われたらその場で言い返すくらいの方がいいのではないか?
と、最近はそのように思うこともあります。
恐らくあのアンの事件でベストだったと思われるアンの行動は、その場ではリンド夫人には言い返さず後でマリラにそのことで傷ついた、という話をすることだったんだと思うのですが。
しかし、現実問題あくまで私の場合ですけども、その場で傷ついたってことを後で聞いてくれる誰かがいるならいいですよね。
いつも自分の味方をしてくれるような誰かが。
アンの世界でのマリラ、マシューのアンに対する対応って限りなく完璧に思えます。
マリラはなんだかんだ言いつつリンド夫人に夫人がアンに言ったことは良くなかった、とアンの肩もってますし。
一方マシューの方も、なかなか強情っぱりでリンド夫人に謝ろうと思えないアンに対し、優しく諭していますし。
何があっても自分の味方でいてくれる人がいるって、とても心強いと思います。
さて、本日はNHKラジオの方で人間の幸福について考えるというテーマでお話を聞いていて共感出来たり、ハッとさせられる内容多数でした。
特に印象に残ったのは以下の内容です。
一度聞いたのみで漏れや聞き間違いがあったらすみません(^-^;💦
なかなか出来そうなようで出来てないことばかりです。
特に「自分にとって悪影響なことを取り込まない」これが想像以上に難しいと感じています。
特に先の人から言われた嫌なことを自分の中に取り込まず、傷つかずにスルーして何事もなく平常心でいる。これが非常に難しい。
よく仏教では「悪口は受け取らなけらばそれを言った人のもとに帰る」などと言われますが、私は菩薩ではないのでいまだそのような心境には至れないでいます。
愚痴や悪口を一切言わないでおくというのも、凡人には少々難易度高いですね。今後はなるべく言霊を意識して言動を明るくするよう気を付けていきたいところですが、時々は弱音をいうかもしれません。
やはり瞑想が必要かな?と思い最近ヴィパッサナー瞑想についての初心者本を一冊取り寄せたのですが、実践するのは簡単とはいいがたいですね。
人生まだまだ半ばも過ぎていなく、たくさんの勉強が必要なようです。
レ・ミゼラブル少女コゼットでファンテーヌはテナルディエ夫妻に養育費を支払い続ける必要があったのか?
レ・ミゼラブル少女コゼットの序盤、特にテナルディエ夫妻にコゼットを引き取られている序盤では辛い展開が続き、あまり見返したくはない内容ですね(^-^;💦色々と酷い。
ジャベール刑事もわざわざ息を引き取る寸前のファンテーヌにトドメささなくてもいいのに。刑事ではあるけどジャベールの本性は悪役そのものですね。まさに非道。
ジャベールはさておき、テナルディエ夫妻に律儀にコゼットの養育費を送り続けたファンテーヌ。
不幸にも働いてたモンフェルメイユの工場を職場いじめによりクビになってしまい、その後テナルディエ夫妻からの養育費の請求額も跳ね上がっていき………など見るに耐えません。
視聴してる時「ああ~もうなんでもいいから早くコゼットを迎えに行ってあげれば………💦」と、何度思ったことか。
しかしこの場合最愛の娘が人質に取られてますしね、立場が弱いファンテーヌには養育費を送り続けるしかなかったんでしょう。
これで誰か頼れる人が他にいるとかだったらよかったんでしょうけど、ファンテーヌはもともと孤児で結婚もしてなく独り身で社会的に弱い立場の人ですしね。工場の人も子供が実はいたってことがわかったくらいで、いじめなくっても………💦とは思いました。
色々不遇な目に遭い、あんなに凛として美しく立派に働く母親だったファンテーヌも、だんだんと精神を蝕まれ落ちぶれていきます。
タイミングが悪いことばかりでしたね。工場クビになった時にすぐマドレーヌ市長(ジャン・ヴァルジャン)に会えていたら………💦って思うとやり切れないです。
あんまりひどい目に遭うことが続くと、人って疑り深くなっちゃうんですよね。
「あんたもまた、自分を陥れるのではないか」という風に。
ロミオの青い空のアルフレドも初登場時、そんな感じで人を寄せ付けない風でした。あっという間にロミオにほだされて元の自分らしさ取り戻すんですけども~(o^―^o)✨✨
(私がアルフレドに最初に惹かれた理由はこの辺りにありますね)
テナルディエ夫妻、実にわかりやすいくらいの小悪党です。
こういう人まぁまぁいそうなイメージです。
普段はコゼットに虐待して酷い扱いしてるのに、人が来た時には繕うのがうまい。
あと、人から奪えると思ったら、どこまでも奪おうとする欲深さ。
なんというか、ここまでわかりやすくはないですが、先ほどのアンでちょこっと書かせていただいた、私に対し毎回失礼かつ不快な言動を繰り返す人も同じでした。
何度も家に金の無心をしてきてはどんどん金額がエスカレートしていき………💦といった具合で、私が生きてきた実に半数の年月、この問題に悩まされてきました。
前回記事で、SNSを始めた理由を少し書いたのですが、
この数年ほぼ毎日のように思ったことをSNS、ブログで言語化してきた結果、ようやく今になって色々と自覚が出来るようになってきました。
”トラウマとは自覚が出来ない状態”とのことでしたが、現在では何がトラウマであるかということが自覚出来る状態になったので、もうトラウマではなくなったということです。
と、いうことはまだ救いがありますね。
今後どうすべきか対策がいくらでも出来るということです。
因みに先の私自身に起こった出来事については自分で出来る対策は全てやってきていて、問題となる人物から物理的精神的距離を取るのはもちろんのこと、今後同じことが起こらないよう昨年末に”脅し”をかけておきました。
金銭を不当に要求し続けるというのは、実際には裁かれる例は少ないようですが犯罪行為に近いものであり、これを当然のごとく要求し続けるような人物に対しては脅すくらいでちょうどいいのです。
あ~あ、少し暗い話になってしまいました💦
今はなんだかんだありつつも、かなりいい感じになってきたのではないかな。
トラウマがトラウマでなくなってからどうするか。
ちょいと暗い話になりましたが、現状毎日普通にお仕事出来て、持病などもなく一緒に暮らす家族もいて、ほぼ毎日SNSとかで絵の投稿なんて出来ているので全然不幸ではないですね。
NHKラジオの方でも産婦人科医の先生が仰っていましたが、
人生いい時も悪い時もある。自分幸せです!って胸張って言える人はそういないかもしれないけど、自分不幸です!って胸張って言える人もそういない。
そのと~り!そんなもんですね。
以上のアンやコゼット、ラジオでのお話やこの近年SNSを通じて言語化を続けてきた結果、私自身の現在の幸福に対する考え方をまとめてみようと思います。
かつては~を達成する!とか野心があった時代も少しはありましたが、
現在では赤毛のアンの世界の幸福観に近いです。
時々はロミオの青い空の交流会のようなきらめく素敵なイベントとかあるとうれしいけれど、日々の小さな幸せを味わえればそれで充分って感じです。
ラジオでも先生が仰っていましたが、
「あと一か月で死ぬとしたら、つまらない考えに頭を支配させたままでいいんですか?もったいない」
全くその通りなんだな~。これもなかなか普通に生きてると思えませんね。
いや、思えないってこと自体、幸せなのかもしれないですね。
災害や戦争で明日死ぬかもって人もいる中で、いちいち過去のつまらない人の嫌な言葉なんて思い出しては憤慨しているなんて、滑稽なことです。
トラウマがーとか親がーなんていうのも全部言い訳ですねきっと。
今日もXのほうで”毒親”なんてのがトレンドに上がっていましたけど、
確かに世の中いい親ばっかりじゃないし、明らかに子供の自尊心傷つけるような親も存在するのは確かです。
やっぱりそうなると好きなことをもっともっと増やして、毎日が好きなことを考えたり好きなことをやる時間でいっぱいにしていくってことだけ考えるほうがいいのかな。
ラジオでは主体性のお話もありました。
受動的だからつまらない、主体的能動的に物事をやれると楽しくなるって。
その点趣味としてお絵描きというのは、なかなかに能動的で、想像力はいるし、二次創作ならそれなりに気を使わなくちゃだし、
創作で悩むことは沢山あるけれどとてもいい趣味なんじゃないかと思っています。
最近描いた絵です↓
二次創作しつつも絵日記的な感じなんですけど、もうそれでいいや。
幸いにも見て下さったり時々コメントも下さる方もいらっしゃり、
ただ好きな絵を描くってだけでも十分能動的で意味があると思ってますが適度に交流も出来て自己評価低めの人間にしてはうれしい承認欲求まで満たせるもんですから、SNSの可能性ってまだまだ無限大じゃないかな?って思います。
「元気を出せば(めげずに前向きになることをあきらめなければ)きっといいことがある!」
お読みいただきありがとうございましたm(__)m
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