「病気も思考の現実化」に反論するの巻
聴き方・伝え方・心理学で
売れっ子占い師を育てる
占い講師のちゃぶコです😊
先日、こんな発信を見かけました。
（カウンセラーさんだそうです。）
「疾病利得」という言葉があります。
病気になることで利益を得ること。
病気でいることで
患者が無意識的に何らかの利益を得ること。
という意味なんですが
たとえば
・病気になったら学校や仕事に行かなくても済む
・周りの人が優しくしてくれる
などなどですね。
で、心理学やスピ界隈に近づくと
「病気になったのもあなたの思考のせいよ。」
「病気でも得をしているのよ。」
ってことを言う人に
ちょいちょい出くわすんですよ。
私、アレ大っ嫌いで。笑
実際に自分が病気になってみて
感じたことが沢山あるので
今日はその目線をお届けします。
治りたい気持ちを汲めないまま
解ったようなことを言わないでほしい
私はお陰様で、
コロナ後遺症でほぼ寝たきりの状態から
家で占い講師と占い師の仕事を
できるまでに回復しました。
するとね、
よく褒められるんですよ。
「偉かったね」
「頑張ったね」って。
有難いですし、すっごく嬉しいお言葉です。
純粋に。
でも、それと同時に
「治ってない人が
偉くないわけでもないし、
頑張ってないわけじゃないんだよな。」
という思いも抱きます。
そして
「病気の人は
ダメってことなの？」
とも思う。
「私が治らなかったら
ダメな奴ってことなわけ？」
「病気だった私はダメってことなの？」
とも感じる。
言ってる側に、そういうつもりは無いのも
もちろんわかるんだ。
でも、治ってない人の中には
そう捉えてしまう人も居るのだよ。
コロナ後遺症を発症して
４年近く経った今も治ってない人は
ザラに居るんでね。
そう、ちゃぶコは
「病気を克服した人、すごーい！偉～い！」
みたいな風潮、
あれが好きじゃないんです。
そして出てくる物知り顔のスピの人も
好きじゃない。
「病気も思考の現実化です」
「あなたの意識が悪いんです！」
優しくないなーと感じる。
ただでさえ病気で辛い状態の人を
さらに自分責めさせて、
何になるんすかね？って。
治った人が偉いわけでもないし
治らなかった人がダメなわけでもない
治りたいという気持ちは
みんな一緒だよ
そんな当たり前すぎることすら汲めないで
わかったような顔すんなと思うんだよね。
いや、確かにね
「病は気から」というのは本当だし
病気の克服には、メンタルコントロールが
超超超重要ではあるから
彼らが言わんとする意味も
理解できるんです。
でも、この世にはそれだけじゃ
どうにもならんことだって、沢山あるんですよ
頭で考えたって解んないことなんて
山ほどあるよ。
それを受け入れて、やりくりしていくのも
人間の仕事なんじゃないすかね～と
ちゃぶコは思うんだわ。
だから「病気になった理由」とかを
物知り顔で述べてる人を見ると
「何でも理由をこじつけて
納得したいだけじゃん。
未知のものや、解らないものを
受け入れられません！
不安です！」
とジタバタ宣わってるのと同じじゃん
って感じちゃう。
心理学やスピリチュアルを
ちょっと学んだからって
他人をわかったような気になるなと思う。
人間は、未知だから面白いんじゃん。
わからないものをそのままに受け入れて
わからないと言う勇気を持つことも
大切だと思うよ。
病気や死は、ただの「状態」であって
「不幸」ではない
私は鍼灸に通うようになってから
病気や死は「ただの状態」という価値観を
手に入れた。
そこに勝手に
「良し悪し」や「幸・不幸」という
価値をつけているのは
自分なんだなーって。
たしかに後遺症は死んだ方がマシというくらい
しんどかったし、辛かったですよ、
もう二度と嫌だ笑
でも、「不幸だったか？」と問われると
そんなこともない。
お布団あったかいし
屋根があるし
お笑い面白いし
ご飯を食べるのもしんどかった時期もあったけど
好きな占いで
おうちで自由に働けるキッカケにもなった。
こういうことを言うと、
「それこそ「病理利得」じゃん！」と
揚げ足取る人も居るんだけど
そうじゃないんだよ笑
病気の中でも
前向いて頑張ろうとしてたってこと！
病気で惨めな思いをしている患者さんに対して
病気の中でも「楽しみ」はあるし
病人もそれを見つける姿勢が大事
そして「病気＝不幸」はないよ！ってことを
カウンセラーたちは
伝えていく必要があると思う。
冒頭のカウンセラーさんからしたら
「病人はビジネスチャンス❤️」
なんだろうな〜
私は、ああはなりたくない。
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