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ビキニの話

ビキニ。イケイケお姉さんたちが身にまとう破廉恥な水着。

ま、イケイケなのか、破廉恥なのかは置いといて、ビキニのお話をしたいと思います。

ビキニって言葉を聞くと、いつも頭に思い浮かんでいたビキニ環礁。あまり歴史? 近代史? 現代史? なう話? には詳しくありませんが、核実験が行われてたり、それによる第五福竜丸の被ばくの件なんかがそれですよね。

それで、昔っからですがビキニと聞くと毎回ビキニ環礁が脳裏に浮かぶのです。人生もはや四十年以上生きてきましたし、そろそろちゃんとした知識をもって、ふたつは関連性のないものであるという事実をつまびらかにした上で、今後二度と、ビキニからビキニ環礁のことを想起しないよう、いまさらではありますが手を打とうと思い立ちました。

調べましたよ。

調べましたらね、めっちゃ関係あるやん!

いやもうね、関係あるというか、そのままなんですね。以下HAFUUPOSTさんの記事より引用。

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7月5日は「ビキニスタイルの日」と呼ばれている。フランス人のルイ・レアールが1946年7月5日、露出度の高いツーピースの水着をフランスのパリで発表した。「ビキニ」と命名して世の中に普及したからだ。

このビキニという名前、実は米軍の原爆実験が由来だ。

英紙ガーディアンによると、ビキニの水着が発表される4日前の7月1日、21キロトン級の原爆「エイブル」が、南太平洋にある「ビキニ環礁」で炸裂した。レアールは腹部を露出したツーピースの水着を発案した際に、この原爆の破壊力になぞらえて「ビキニ」と命名したのだった。
ビキニの由来は米軍の原爆実験だった。どういうこと?【ビキニスタイルの日】より
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そもそもそこから取ってたという事実を知らずに、「なんで名前同じなんだろうか」という疑問までで留めてきた四十年近い年月の浪費。人は物事について、常にWHYを持ち続けないとダメですね。思考停止。表面上だけで終わってしまうふんわりした情報は、何の役にも立ちません。人間は考える葦である。僕は考える人。

なるほどね。腹部の露出がものすごい破壊力だから、原爆並だということですか。

とあるファッション誌の編集者ダイアナ・ナヴリーランド氏は、ビキニのことを「ファッションの原子爆弾」だと形容したとかなんとか。

……それにしては表現不適切では!? と思うのは、やっぱり最近のコンプラ意識高めの世論のせいでしょう。もしかすると、今後ビキニというその名称が改められることなんかも、あるのかもしれないですね。そういえば、核兵器の威力を表す時なんかに使われる重量の単位である「メガトン」を使ったガトン級とか、メガトンパンチなんて言葉も最近聞かないですもんね。

せっかくなので、ビキニ環礁についても、もう少し詳しく情報を調べてみました。

まずビキニ島は太平洋戦争の日本降伏に伴いアメリカ合衆国に割譲された島。1945年ですね(その後、マーシャル諸島共和国に属することになるそうですが)。 そして1946年、そのアメリカ合衆国によって、ビキニ環礁を核実験場に選ばれます。170人ほどの住民がいたそうですが、強制的に島外へ強制移住させられ、核実験は1958年7月まで、合計23回の核実験が実施されたとのこと。また、1954年からは4回ほど水爆実験を実施。ここら辺はwikiより。

ビキニ環礁での水爆実験といえば、これが乗組員23名全員が被ばくした第五福竜丸の事故がすぐ連想されるでしょう。

ビキニは1946年ルイ・レアールさんが命名、ビキニ環礁は1945年にアメリカ合衆国に割譲され、核実験を1958年まで実施、水爆実験は1954年から。

という時系列になるので、ビキニの由来となっているのは、水爆験の方ではなく、通常核の実験の方ということになります。なるほど。

冷戦真っ只中であった僕の子供時代、70年代80年代あたりは、アメリカ、ソ連からのものが多く、このまま核実験が世界中で続いたらどうなるんだろうと、幼心に心配したものでした。

いろんな歴史があって今があります。事故であれ、意図的に行われたものであれ、こういう痛ましいものであっても、何十年という時間が経つと、徐々に意識の中では薄れていくものですが、最近ですと北朝鮮の核実験というのは、実際行われているのでしょうし、長期化しているロシア・ウクライナ戦争(これ何と表現したら良いのでしょう。ロシアによるウクライナ侵略? 侵攻? 特別軍事作戦?)などにより、現実の脅威として考える機会も増えてきましたから、あらためてこれまでのことを振り返り、今後について考えてみるのも良いんじゃないかな。

なんてことを書きましたが、最近というか、ここ二週間ほどはそれどころじゃなくって。

なんか、急に頬や口元に吹き出物がポツポツできていまして、元のは消えないし、新しいのが連日増えていくのに恐れおののく日々。特に食生活に変化もないはずなんですが。どうにも困ってしまいまして、やむを得ず、土曜日に久しぶりに皮膚科に行ってきました。

塗り薬だけもらえればと思ってましたところ、吹き出物ができているところをレーザーみたいなもので穴をあけて、中身を取り出してから抗生剤を塗るという処置をしてくださいました。ちょろっと顔見て「ベッドに寝てください。取っちゃいましょう」っていきなりだったもので、おっかなびっくり。レーザーが熱いの痛いの。思わず悲鳴を上げてしまいましたが。

聞くと先生の方針によるようで、「この方が治りが早いので、できたものに対しては、うちはこのやり方でやることが多いです」とのこと。美容皮膚科、美容整形外科がメインの病院だったからかもしれません。土曜日に病院いって、今日は火曜日ですが、あっというまに綺麗になりました。

ニキビの話でした。あれ?

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