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SCHECTER EX-CTM ギターリペア工程

みなさんは工房のころ何をしてましたか? 僕はその頃からギター三昧でした。
厨房の頃は……将棋でしたね。
どちらも中年になっての原点回帰。謎です。

ちなみに共にネットスラングなのであしからず。

さて、先日ギターをリペアに出したことはほうぼうで書いていますけれども、リペア工房の方でリペアの工程をアップしてくださっているので、せっかくなのでこちらでご紹介。

僕のギターは、シェクターの中でもいちおう最高級のモデルで、SCHECTER EX-CTMというシリーズだそうな(正式な製品名知らんかったんだけど、リペア工房の店長さんがそのようにおっしゃっておられたので)。

多分これと同じかな? ネックの材木がちがうようだけど。

島村楽器で中古が24万2千円の値段がついていました。

買った時はたぶん48回ローンとかで利息込み総額30万円ぐらいだったんじゃないかなぁ。正確には覚えていません。なんせ購入したのは、二十歳ぐらいのときなもんで。25年前……。だいぶ無理して買ったのだけど、この後、草の根も乾かぬうちにFenderJapan Yngwie malmsteenモデル約18万円やら、中古でMarshall JCM2000のヘッドアンプにスピーカーやら、ワイヤレスシステムやら、多数のコンパクトエフェクターはもちろん、まあその後4、5年の間にアホみたいに機材を買い続けていたので、ローンにローンが重なりまくり、スタジオ代とライブノルマ未達分やレコーディング代、機材車の維持費なんかの支払いもあいまって、常に貧乏生活だったのは今は昔。

さて、とりあえずネックの反りによって12フレットあたりでビブラート、チョーキングをすると音程がバグったり、かすれたりしちゃうのが一番気になっていて、あとは配線がどうもすっきりしないのを直してもらおうと思って持っていったんですが、ネックの反りはもちろん、フレットがすり減っている方がビブラート、チョーキング時の異音の主な原因だそうで。これはフレットのすり合わせでなんとかするとのこと。

また配線は、全く新しくやり直して、あとはスプリングの調整(低音弦をチョーキングした時にちょっと浮き上がってくる感覚ぐらい)とか、ピックアップの高さ調整とか諸々をお願いして、ざっと2万7千円ぐらいだったでしょうか。

工房さんの方で、3つに分けてブログに写真があがっておりました。

配線チューンナップ

フレットのすり合わせ

総合調整完了

いざ持ち帰ってみると、配線のチューンナップが非常にきいていまして、音の抜けがめちゃくちゃ良い。スプリングも前はだいぶ強めにしちゃっていたようで(いや、自分でそうしたはずなんだけど、なんでそんなことにしていたのか)、リペア後は、チョーキングもビブラートも超スムーズ。きもてぃぃぃぃ! ハムバッカーとシングルコイルの切り替えスイッチも、シングルコイルにスイッチするとなんかおかしかったのも解決。

当たり前以上の出来栄えで戻ってまいりました。お値段以上とはこのことですね。

そんなわけで四月からギター練再開していますが、七月十八日にギターが帰ってきてから(連絡きて当日すぐ引き取りに)三本ほど練習→撮影したのでそれぞれご紹介。


ハムバッカーでそこそこ歪ませてディレイも少し深めにかませてハードな音に(SIAM SHADE せつなさよりも遠くへ)。僕にとってのシェクター本来の音はこんなイメージ

同じくハムバッカーだけど歪み弱め(Alcatrazz Hiroshima mon amour)。アンプシミュレーター側で歪ませて、エフェクターはBoosterかませる感じ

シングルコイルで歪み弱め(Alcatrazz Jet to Jet)。ストラト+マーシャル直に近づけ……ようとしたけどまあ無理ですね

コンパクトエフェクターはほとんど残していないし、こっちも接続部分が結構イカれてるので、先日買ったミニアンプPositive Grid Spark miniとそれに対応しているクラウドのシミュレーター/エフェクターに、ギター本体のみ(シングルハム切り替えスイッチ、ピックアップリアフロント切り替え、ボリューム、ハイカット、ローカットの二種類のトーンボリューム)で音作りして弾いていますが、まあ家で弾く分には十分ですねぇ。良い時代になったものだなって思います。

それにしてもイングヴェイはいざちゃんと録音してみると本当にちゃんと弾けてない。20年さぼってたおっさんですが、いまさら練習してなんとかなるもんでしょうか?



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