本当にやりたくないことだったのか

先日、自分に正直にというお言葉を人からいただいて、そこから自分の声に正直に問うてみることが多くなった。

ただ、正直になろうとすればするほど、人に弱さを見せる勇気を持てば持つほど、本来やりたいと思っていたことですら

「実はやりたいことじゃなかったんですよね~」

と否定してしまっているような感じがした。

私は当初とあるプロジェクトをやろうとしていた。

そのプロジェクトのプランは様々なところで評価されたし、ありがたいことに周囲からもたくさん応援の声をもらっていた。

たぶんどこかのタイミングで何かしらのズレを感じたからこそ立ち止まってしまい、いつしかそのプロジェクトを実現させる理由が自分の好奇心によるものではなく、人からの応援のため、承認欲求のためにかわってしまっていたのだと思う。

ただ、本当にやりたくないことだったのか?

自分の中での答えはNOである。

初めてアイデアを考え付いたとき、とにかく次々に湧き上がることをひたすら紙に書き続けた。

人にそのアイデアを相談するとき、人に伝えれば伝えるほどブラッシュアップされていくことがただひたすら楽しかった。

それすらをやりたくなかったと否定するのは、それこそ自分に嘘をついているのではないか。

自分のマイナスな感情に目を向けてそこをさらけ出すことに勇気をもつことも大事である。

でもその一方で、純粋な楽しかったをもっと大事にしてもよいのではないかな、と思い始めている。


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