服の話 -27枚目

コーヒー飲んで眠くてくらくらしている。ほんと遅くなってすみません。

服の話。語ることがあるかないかまだ分かんない。

▼小さい頃。
あんまりこだわりなく、親の買ってくれる服を着ていたよ。多分、ナルミヤ感が強くなる前の素朴なメゾピアノっていう時代があって、その服が音符がついていて結構可愛かったんだよね。旅行の写真によく残っている。母は昔から今に至るまで、娘に可愛い・お洒落な服を着せるのが結構楽しいタイプの人で、基本的には母のセンスを追従しつつ反抗しつつ、な服人生です。

▼小学生
全体的にはあんまり覚えていないので、これも基本的に買い与えられたものを特に疑問もこだわりも持たず着ていたのだと思います。一つ強く思い出されるのは、パンツってあんまり履かなかったのだけど、たまたま赤いぴたっとした星の刺繍とかが入った可愛いパンツがあって。最初のうちは楽しく履いていたのだけど、小6になったチャーハン、突然気付いたらしいのよ。自分が下半身太りだってことに!今思うと、確かに当時からその気配はあったものの現在と比較すれば何てことはない普通脚だったと思うのだけど。何かあって、気になったんだろうね。「私これはもう履かない!」と両親に宣言していたのを覚えています。「脚を気にしてるの?大丈夫だよー」「そんなことないよー」と当時の両親はコンプレックスに悩み始めた私を多分、ちょっと心配していたかもしれないな。今じゃ平気で「まーもう脚太いんだからやめときなさい」みたいな感じですが。でも自分の話に限らず、子供がコンプレックスに苦しみ始める瞬間、って何だか胸が詰まるような気持ちになります。

▼中学生
学校は胸当てのないタイプの非常にシンプルスタンダードなセーラー服で、まあ特別なとこはなにもないけど普通に可愛い。ずっと疑問だったんだけど、制服着てるのに私だけ胸元がゆるいんだよね。胸元ゆるいよね〜露出魔〜とか言われがちだったんですけど、私同じ服着てるんだけど?とまじで謎だったのを覚えています。今でもそう。多分どっかの骨格がおかしいんだろね。

私服はね、ブランドで言うと「one*way」とか買いに行ってました。池袋サンシャインが主にショッピングスポットで。今思い返せば相応に幼いんだけど、当時はどうにか大人っぽい格好がしたかった。セシルマクビーとかも見に行ってた。身長コンプレックスが一番しんどかったのがこの頃。若い子の服って丈短いのよ。当時の流行もあるかも知れないけど。(最近の子供は小学生でもロングスカートとか履いてんの!衝撃)元々短いスカートを私が履くと、まー短い短い。これで脚がするりと長ければ何の問題もなくカッコいいんだけれど、そうじゃないからさ。。脚出し嫌なのに短いスカートだらけなこんな世の中!「これ以上身長高くなったら自殺する!」とかほざいていました。ぶっとばしてえなあ。

▼高校生
高校が私服だったので、色々着てた。高校生になると選べるスタイルもちょっと広がってきて、高校3年生の頃には「脚を隠して腕を出す」というチャーハンスタイルアップの基本公式が出来上がっていました。ふんわりロングスカートにタンクトップ、が最強コーデ。まあでも基本はなんちゃって制服で、イーストボーイでプリーツスカート、カーディガン、ブレザー等々一通り揃えて着てましたね。高校から髪を軽く茶髪に染めてる。とはいえ色々戦ってたかもな。大人っぽくタイトスカートを履きたいけどお尻が大きくて履けなかったり。たまにはショートパンツを健康的に履きこなしたいけどできなかったり。あ、ロングブーツとか好きだった。膝上まであって、折り返すの。あれだと太ももがちょっと細く見えるんだよね。そういえばずっと安室ちゃんになりたかった。

▼大学生
まあだいぶ今と変わらない感じになっていますが。何着てたんだろ、あんまよく覚えてないな。大学入った瞬間は「思ってたより女の子普通にキレイだしお洒落じゃん」と思ったんだけど、よくよく見てみたらマネキンそのまま買いました、みたいなこだわりのかけらもない女子たちばっかりでげんなりした。私の考えとしては、ファッションって基本的には自分自身のキャラクターや気分の表明だと思ってるんだけど、マネキンみたいなどこでも同じ服着てるのってもはや何?没個性の表明?と内心馬鹿にしていましたw

時系列で追えないファッション論で言うと。私は基本的にはあんまり自分がファッションに興味のある人間だとは思えなくて、デパートで洋服を見ていても一時間くらいで飽きてしまう。だから本質的に服が好きというわけではないのだけど、とにかく自分に似合う服だけを見つけて歩いているという感じ。27年あれば、色も形も雰囲気も、だいたい自分に似合うものって分かってくるだと思うので。

特に色、というか特に赤にはこだわりがあって、数多ある「赤」の中から一番好き・一番肌に合う赤を見つけて身につけることに情熱を燃やしています!赤は遠くからでも見つけやすいので、「あの色!」と思ったら遠くからその服に向かって一直線に向かってゆくよ。

あとは、前日と同じ雰囲気の服を選ばない、というのがぼんやりしたマイルール。前日に女っぽさ強めでいったから、今日はスポーティにいこう、とか。色味少なめで落ち着けた次の日は、真っ赤なニットでいきましょう、とか。ギャップというほどでなくても、ちょっと雰囲気の違う自分を見せたい気持ちがあるのかなあ。

あと、テーマを強めに持って服を着たりすると楽しい。革ジャンをビビッと着ると強めの音楽を聴きながら周囲を睨めつけたくなるし、ちょっとふんわりなスカートとニットで歩けば、ぽやーんとした顔でクッキーとか食べたくなる。ダンスの衣装とかがまさにそうなんだけど、服で演じる感覚があるんだよね。ヒップホップ踊るのに、でかでかしたジーンズとスカジャン、深めのキャップを被ると一気にストリートハンサム男子な気分になるわけ。と、考えていくと、もしも容姿にもう何段階か恵まれていたら、服によって「役」にがっつり入っていくモデルとか、それこそ俳優さんとか、やってみたかったなあと思ったりします。




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