「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります」が表示され,証明書を入れ替え解決した話

2022年のまとめで、SSL証明書の記事が一番読まれていました。

古いですが関連した話を思い出したので記事にさせて戴きます。すみません記事の画像はWindows10ですので、当時とは違いますのでご容赦願います。

お客様が「InterNet Explorer」をご利用されていた時代の話です。
いつもアクセスするサイトが、「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります」が表示されるようになったと連絡がありました。

突然表示されると「ギョッ」とするメッセージです。

同じ業務の他の方が問題なく接続できていたので、ユーザのPC単体の問題と判断し、まずは証明書の状況を以下の手順で確認しました。

1.URL横の鍵マークをクリックし、「接続がセキュリティで保護されています」を選択します。

IEは起動しないのでEdgeの画面になります

2.証明書マークをクリックします。

3.「証明書」ビューアーが表示されますので、「詳細」を選択すると
  階層構造(ツリー)が分かります。

ざっくりですが、一番上がルート証明書、一番下がWebページの証明書になります。
他は、中間証明書です。

Webページの証明書を更新する為、同僚の方からのPCから、#3の画面の一番下に「エクスポート」で、証明書を入手しました。

次に以下の手順で、「インポート」を行いました。

1.「⚙(設定)」を開き、「証明書」を検索します。
  「ユーザ証明書の管理」を選択します。

証明書も色々な種類があります

2.アプリが起動しますので「サードパーティ ルート証明機関」->
 「証明書」で右クリックでサブメニューを開きます。
 「すべてのタスク」->「インポート」でファイルを指定します。

この後も色々と問い合わせがあるのですが、すみまん割愛します。

残念ながらこれで問題が解決できませんでした。ルート証明書はWindows側で配布されていますし、他のWebページは表示されるので問題なしと判断し、中間証明書を再導入する事にしました

まずは、ツリーにある中間証明書の再導入を行ったのですが、問題は解決せず、全部入れ替えて実施無事に接続できるようになりました。

まずは動作しているかたのPCから中間証明書を入手します。
1.「中間証明機関」->「証明書」を選択します。

場所が色々なので大変です

2.右側の証明書を全部選択し、「すべてのタスク」->「エクスポート」  
  選択します。

この後保存形式などを聞かれますがデフォルトで問題なので割愛します。

入手できた証明書を問題のあるユーザさんのPCへインポートします。
1.まずは既存の中間証明書を削除します。エクスポートとほぼ同じ手順
  で、「削除」を選択してください。

削除の怖さはいつまでもなれないものです

2.中間証明機関」->「証明書」、「証明書」を右クリックします。
 サブメニューが開くので「すべてのタスク」.->「インポート」を
選択します。

この後目的のファイルを選択すると導入されます

この手の問題の殆どは、期限切れの証明書を更新できていない事が原因なのですが、このケースはかなり謎で、最後は力業になりました。

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