「THE FIRST SLAM DUNK」という宇宙体験。
映画公開前に声優陣全入れ替えの事実発覚により界隈では炎上していた本作、
予告が解禁になってから、原作・アニメのファンだった両親と、行こうね〜と約束し、1回目は12月11日に観に行ってきました。
2時間後、、、
、
、
めっっっっっっっっっっっっちゃ、良かった…
最高だった。
エンドロールが終わり、シアターが明るくなって行く中、私は宇宙猫のようになっていた。
「良い」という感情しか直後には出てこなかったのですが、
2回目を観終わった今日12月18日、段々と言葉がまとまってきたので、「個人的映画スラムダンク良かったよポイント」を書き残していきたいと思います。
そしてこれを読んで映画館に向かう人が増えるといいな〜と思います。映画館で観ないと、
正直損です!損!
もう1回言っとこ
損!!です!!!
1.原作が分からない人にも優しい
私のスラムダンク知識はというと、
・原作を1、2回読んだ
・アニメは観ていない
・井上雄彦先生の絵が好き
・花道、リョーちん推し
ぐらいです。
正直、1、2回読んだ時期もかなり前なので、ここでこんなプレー、セリフがあって、こうなった、みたいなところは覚えていない部分が多かったです。
だからこそめちゃくちゃ新鮮に山王戦を楽しめました。
原作のファンは「あの名シーンがない!」「あのやりとりがあのプレーに至った経緯なのに!」
といった意見ももちろんあったし、私も後から漫画を見返して、あ〜確かに、、、と思う所もあったけど、バスケのルールを理解していれば十分に楽しめるテンポの良い内容だったな〜と思います。情報の取捨選択がすごい上手い。
2.映画を彩ってくれた音楽
とにかく主題歌が良かったです。
作中で曲がかかるタイミングが本当に完璧で鳥肌でした。
特にOPは個人的に映画オープニングの中で一番好きかもしれない…
好きな映画のエンディングは「天使にラブソングを2」なんですが、
好きなオープニングは?と聞かれたら、
「映画スラムダンクッ!!!!」
と食い気味に答えていこうと思います。
あのOP映像を見るためだけに何回も映画に行きたくなるような、恐ろしすぎる、映像と音楽の暴力でした…
3.CGアニメーションと手書きアニメーションのバランス
本作は、最終章となる山王戦と、メインに描かれている宮城リョータの過去が描かれています。
モーションキャプチャーCGは主に試合シーンのプレイヤーの動きを描き、
手書きアニメはドラマ部分を描いていました。
前者は『動』、後者は『静』だと思っていて、この2つを交互にみせていく構成が良かったです。
あとめちゃくちゃ感動したのがユニフォーム等の服の描き方。
ユニフォームと人間の体ってくっついてない(当たり前)ので、キャラの動きにしたがって遅れてユニフォームが動いていたり、しわや影の描き方が本当に細かったです。
どのくらいの絵コンテがあるんだろ…考えただけで描き手の苦労が伺えました。
4.原作の補完シーン
原作ファンにはかなりありがたい、「ここのシーンの裏にはこんなことが?!」となる場面がたくさんありました。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けないですが、
・彩子がなぜあの文字をリョーちんの手のひらに書いたのか
・リョーちんと三井の過去
・原作では触れられなかった山王エース沢北の決戦前後の裏側(これが個人的にくらってしまいました。)
などなど、原作を知っていたら倍おもしろい要素が入っていて良かったです。
5.有名すぎるあのシーンで宇宙をみた
題名にもあるように、私は映画館で宇宙をみました。
原作を読んだ人なら知っているであろう、試合終了前1分の完全無音になるあのシーン。
私、2回目はDOLBY Cinemaで鑑賞したのですが、「無音が高音質」という意味不明な体験をしてとっても良かったです。
席に座っている全員が動きを止めて、服が擦れる音、ポップコーンを食べる音、すべてが無になったあの空間、
心臓の音、秒針の音のみが響くあの空間、
宇宙でした。
この映画を観に行った人たちのお腹が鳴りませんように!!!!!!
6.終わりに
原作・監督・脚本を手掛けた井上雄彦先生の本気度。自分の生み出したものを新しい形で魅せてくれる自己プロデュース力は本当に素晴らしいと思いました…
とにかく、映画館で見て欲しい映画です。
そして同じように宇宙を感じる人が増えてくれればいいな、と思います。
もう2回も観たのに、映画の解明度を上げたくて、配信サービスでアニメ版を1話から見始めました。
沼で足湯しながら「3回目、行こうかな…」と悩む私。
スラムダンク最高!!!!!!!!
inu.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?