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オートバイのある風景

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思い出の傍にはいつもオートバイがあった。
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記事一覧

オートバイのある風景 25 娘のエストレヤ

 息子が限定解除(とは言わないんですね、今は)してスポーツスターに乗り始めた翌年の春、大学…

茶袋
3週間前
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オートバイのある風景 24 息子の883R

 このシリーズの21に登場した息子のSRV250は元々希少車(不人気?)のおかげか、我が家オリジナ…

茶袋
1か月前
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オートバイのある風景 23 ドートン883

 SRV250とSR400という組み合わせで走り始めた僕ら親子は、この年濃密なオートバイライフを満…

茶袋
2か月前
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オートバイのある風景 22 やっと出会えたSR

 息子のバイクデビューが着々と進む中、僕のバイク選びも進んでいた。バイク便を経営していた…

茶袋
2か月前
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オートバイのある風景21 息子のSRV

 バイク便を廃業して再びサラリーマンに戻った僕は、しばらくの間バイクを持たない時間を過ご…

茶袋
2か月前
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オートバイのある風景20 機材としてのバイクと愛すべきライダー達

 会社の将来性や仕事のやりがい、自分らしい暮らしについてそれなりに考えた上で始めたバイク…

茶袋
3か月前
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オートバイのある風景19 GSシリーズと税務署

 商売がうまく行き、羽振りの良い自営業者を落とし穴が待っていたというのはよく聞く話である。僕の場合も御多分に洩れず、調子に乗っていたところで落とし穴に落っこちた。  ハーレーに乗って二度目の東北旅の最中、白神山地へと入り込む林道にアプローチ出来なかった事から僕はアドベンチャーバイクに興味を持ち始めていた。ちょうど前年にBMWのR1150GSに初めてアドベンチャーモデルが登場したという頃だった。  チョイ乗りでの機動性や扱いやすさよりも高速性能と走破性という、年に一度のロング

オートバイのある風景18 ハーレーと女将

 バイク便の仕事が順調な訳には、前職の人脈をはじめ名古屋と大阪の比較的大手のバイク便業者…

茶袋
6か月前
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オートバイのある風景17 バイク便と8時25分のマドンナ

 バイク便を起業してから3年ほど経っていただろうか、気がつくと僕は20名ほどのライダーを抱…

茶袋
6か月前
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オートバイのある風景16 バイク便と黄色いモンスター

 念願のドゥカティM900とのオートバイライフに加え、第二子の長男も誕生して順調な生活を送っ…

茶袋
6か月前
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オートバイのある風景15 真っ赤なドゥカティM900

ドゥカティである。 僕らの世代だと「ドゥカッティ」と発音したくなるイタリアはボローニャの…

茶袋
6か月前
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オートバイのある風景14 新婚と新車のゼファー750

大学4年に上がる直前に事故で大怪我を負ったりしたものの、彼女の協力で無事に卒業した僕は地…

茶袋
7か月前
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オートバイのある風景13 卒業とCB750F

限定解除をして手に入れたナナハンだったが、その翌年に僕は事故を起こしてGPZを廃車にしてし…

茶袋
7か月前
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オートバイのある風景12 第三京浜とライムグリーンのGPZ750

無事限定解除を済ませた僕を静岡のバイク屋で待っていたのは、1983年式のカワサキGPZ750だった。 このバイクは僕がリクエストしたのではなく、また店の在庫でもない。Sさんの先輩Oさんが持っていた要はお下がりバイクなのだが、レースメカの経験もあるOさんが仕上げたかなりの上物なのはもちろん、何よりその色、ライムグリーンがカッコよくて一発で気に入ってしまったのだ。 このGPZ750には元々ライムグリーンという車体色の設定はない。それをOさんがカワサキ純正色のグリーンで全塗装し、