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おせっかいだったね

多肉植物を育てている。出会いは今年の春の東京蚤の市だ。多肉植物はもともと好きで、プクッと膨らんだ葉っぱのフォルムがたまらない。

植物を育てたことがなく今まで手を出してこなかったのだが、蚤の市の雰囲気に気分が乗って気付いたら迎え入れていた。

家に迎え入れて育て方を調べると、「水やりは少なめ」「葉がシワシワになってからやるのがよい」という。半信半疑でひとまず週1回程度に水をやっていた。

日に日に葉が腐り、一見元気な葉も触るとポロッと取れていった。水をやれば元気になるという安直な考えでとうとう全ての葉が落ちてしまいどうにか復活させられないかと調べると「葉挿し」というものがあった。

葉挿しとは茎から落ちた葉を土に挿すと、そこから根が伸び新たな株が成長するというものだ。

早速土を入れ替えて、今度は鉢の底に軽石を敷き詰めた。きっと水捌けも良くなく根腐れが起きていたのかもしれない。それから2〜3ヶ月は一度も水をやらなかった。こんなにカラカラなのに本当に育つのだろうか。しかし3ヶ月後には小さな芽を覗かせていた。

植物のたくましさを感じた瞬間だ。元の姿(全く同じにはならないが)まで成長する頃には更に愛着が湧いているのだろう。楽しみだ。

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