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異性【後編】

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前書き

なんかもう別に書かなくても消化しきれた感じがあるので、書かなくてもよくない?
という気持ちになってきたのですが、【1】があるのに【2】がないのはよくないし、【1】だけなら流れでエッチして童貞捨てたその辺の大学生ってだけの話で拗らせる要素ないし、もっと俺くんが苦しんだ所も吐露した方がいいよな。しようかな。するね。見てて………(ボロン)

それはそれとして、かなり昔の事になるのと、記録を残していたわけでもないのがここにきて仇になっているような感覚がある。
なんでもかんでもインターネットのコンテンツにしてしまって面白おかしくしてしまえば良い、という考え方は当時なかったですね。
そういう行為が良い悪いは別として。
自己内で完結させて、糧にして、同じ轍を踏まないようにするのが一番いいとは思ってます。
できなくてもインターネットなんかでおもちゃにせず、信頼できる相手にお話するのがいいんじゃないでしょうか。
いや、こういうのの正解って人それぞれなのでわかんないですけど。

当時の感覚は、ただただ疲労。疲弊。同じ時間を過ごせば過ごすほどに、漠然と暗いトンネルを進み続けているような感覚。
なんなら蓋をして忘れたいぐらいの気持ちだったので、事実関係が曖昧な部分や、時系列が破綻している部分などあると思います。
ある程度、嫌だな~と思った内容を章分けして書いていこうかな。そうします。

前回の続き

僕はそんなつもりなかったんですよ(言い訳)
でもそんな状態で「いくじなし」とか言われたらみなさん事に及ばないですか?俺はいくじなしじゃない!!!!!
結果としていくじなしであった方が良かったのですが…。
意気地とか言うの、あって得したことない。
据え膳されても理性を強く保たなければいけないらしいです。
この教訓は以降で活かされる事はなく、活かすタイミングもないわけですが。

僕は大学時代にまともな友人がいなかったため、大学生に対する偏見を持ったままであり、
「こういうのワンナイトって言うんでしょ!知ってる!」
といった気持ちでいたのですが、これはそうではなかったらしいです。
以降、執拗に、事ある毎に交際を迫られ続けます。
言われれば言われるほど嫌になる。
自信が天邪鬼であるという自覚があるのですが、これはまた別の、絶対良い関係にならないという気持ちがあったからです。
そもそも、僕が恋愛感情を抱いていないし、執拗に交際を迫ってくる彼女は、既に友人としての好意も微妙だったように思います。

自戒編

それで、なんでこういう良くない状態が続いていたかと言えば、自分も好意を抱くための努力をしていたからなんですね。

「こうしたら好きになるかも」
「こうしてくれたら嬉しいかも」
「いいように利用されてる分だけ利用したら自分の中で折り合いが付くのではないか」

みたいな考え方をしていたと思います。

それで、僕がどう彼女を利用したかという所なのですが、
・性的な欲求の捌け口
・彼女が駅前に居を構えていたため、必要時にアクセスしやすいので第二拠点としていた
これぐらいですか?他に思いつきません。
当時は一緒に遊ぶ人間や一緒にメシを食う人間が、友人ではないにしても、いたのはいたから困ってなかったな。今はちょっと困ってますが。
今思えば利用された分だけ利用してやろう、という考え方や行動が、余計に良くなかったのかなとも思います。

僕の恋愛的な価値観として、お互いにお互いが必要であり、需要と供給が(当人同士で)釣り合っているのが一番いい状態だと思っているので、「自分がされた分だけ要求をした」というのも、歩み寄りの姿勢だったのかもしれません。
釣り合いは終ぞ自分の中では取れませんでしたが。

髪の毛編

「髪の毛どれくらいの長さが好き?」と聞かれた時に、
僕は当時、背中にかかるぐらいの長髪が好みであったので、
「長い方が好き」と言いました。
「じゃあ伸ばすね!」と返ってきました。
徐々に髪の毛が延びていきます。

ある日、「ゼミの先生(副学長)の彼女の理髪店に呼ばれたから行ってくる!」と言って、「切るなよ!切るなよ!」と念押しをしたにも関わらず、伸ばしていた分がバッサリなかった事になっていました。
「なんでそうなるの?」と聞くと「こっちの方が似合うって言われて、断れなくて…」
好かれたいという感情が本当にあるのか?もうお前の感情絶対嘘だろ。
髪の毛程度の話ではあるけれど、歩み寄る努力を無下にされるのは、結構嫌だった。

ムダ毛編

彼女はムダ毛の処理をしない人でした。
嫌だなあと思ったので、「毎日ではなくていいから剃ってくれないか?」という旨の話をしたのですが、言ったり指摘したりすれば剃るのですが、定期的に剃る事はなく…。

これだけこういう話題に触れてるので、この折に言ってしまうのですが、自分はムダ毛を処理しています。
自分で自分の肌を触った時に、もしゃもしゃするよりすべすべの方が自分が嬉しくないですか?
明らかに手間ですが、自己肯定感や自己満足度が違いすぎます。大枚叩いて永久脱毛も考えるレベルです。

なんか、こうやって僕の要求を無下はされ続けて、彼女の要求だけ受け入れてもらうだなんて、都合のいい話すぎると思う。
頼まれている事の「嫌」のレベルも違うんだよな。
自分一人でどうにかできる「めんどくさい」をすれば僕の理想に近づけて、好意を抱かせられる可能性があるのに、それをしないって僕をどうしたいんですか?

歯列矯正編

歯並び、自分はいい方なんですよ。隙自語。
歯並びなんか良いに越した事ないんですよ。
彼女は歯並びがめちゃくちゃに悪かった。
好きになるためには、彼女がどうなればいいのか模索していた際に、歯列矯正も勧めた事があります。
「え~!嫌だ~!器具付けたくない!病院通うの無理!」
好かれたくないのか?わからない。
お金がないからという理由なら飲み込めたんだろうけど。

副学長とWデート編

彼女「ゼミの先生(副学長)の彼女と、一緒に食事する事になったから」
僕「そうなんだ。ゴマ擦っておけば?大学職員推薦ルートあるんでしょ?」
彼女「君も来るんだよ?」
僕「は?」
彼女「君も来るんだよ?彼氏として」
僕「彼氏ではないのですが」
彼女「紹介するって言ったから。今回だけだから!箸の持ち方も直して!服装もちゃんとして!」
僕「嫌だ…………自分に何のメリットもない…………」

結局断れずに席に出席させられる事になった。
副学長に目をつけられるわけにはいかないので。
色々と根掘り葉掘り聞かれたり、ある事ない事喋らされたり、結局箸の持ち方も指摘された。
直らないんだから仕方ないだろほっといてくれよ!!!
苦痛を感じながら、二軒目も連れて行かれた気がするし、これも今回限りではなかった気がするし、2店舗の記憶がある。

吐露編

いつかの飲み会の帰り道、大学生なのでお金がなくとぼとぼと徒歩で帰っていた時。
ぽつりぽつりと過去に受けた辱めの話を打ち明けられる。
本来であればこのような内容は、第三者に公開すべきではないが、もうすでに人間として彼女を見る事はできないし、人間でなければ人権は適応されないので書き連ねる。

「近所に異性の友人がいた。その子が病欠したのでお見舞いに行ったら、その子の父親に乱暴をされた。父親だけでなく、叔父など(記憶が定かではない)、親族総出でその行為は行われた。近所であるので、自身の両親には電話で当事者たちが連絡を入れ、泊まり込みでされ続けた」
(めちゃくちゃ要約。生々しい部分込みで1時間ぐらい聞かされたはず)

おっっっもいし、それって犯罪じゃん………
酷く悲しい気持ちになったし、その時は強く同情したように思う。

今でも多くの人たちからの第一印象として「優しい」という表現が、僕に対して出てくる。
ただ、最初の時もそうだったけれど、自分の優しさに付け込もうとしてこういう話をされたのかと思うと、今ではその父親たちではなく、彼女に腹が立つ。
他人に付け込んで、いいように利用しようとするからインターネットでこういう話が公開されているんですからね。反省してください。
僕はこれを公開する事を、もう悪い事だとは思ってません。

最悪な人間性

執拗に交際を迫られている際に、本心の一つとして、別れた後も会う機会があった元彼や、サークル内で彼女と付き合っていると公言していた先輩とか、良い状態で切れていないのだから、そういう面倒事に巻き込まれるのは嫌だ、というような話をした。

これも好きになる努力だったのかもしれない。
自分の中の蟠りが消えて行けば、気分スッキリ、心晴れ晴れ、じゃあ付き合ってもいいよ!になったのかもしれない。

返答①
「元彼は私がいいように使ってただけ。アイツのせいで死んだ人間がいる。それをダシに都合よく使わせてもらっていた。死んだ人間の話をするとアイツは何でもしてくれる。アイツの方が私を好きだったけど、私はそうじゃないから振った」
これには嘘が入ってて、この人の性質上、自分が優位に立っていないと気が済まなくて、自分とは違って、多分恋愛関係として成立していたはずだ。所謂負け惜しみ的なやつ。
してもらっていた事、していた事、聞くに限った話をすれば明らかにお互いがお互いを好いていたはずなのだ。

返答②
「もう一人の方は、アイツが勝手に付き合ってると勘違いしていただけ。私はアイツの事をどうとも思ってないし、付き合うとも言っていない」
これはやや正しいのだと思う。思い込みや独走の癖が強い先輩であった。
ただ、本人がそう思っているのが問題であるし、そういう風に思わせているのも問題だろ、と思った。
僕はその人に、不器用ながらも良くしてもらっていたと思うし、よく分からないけど怒っていたり情緒不安定な面もあったけど、楽しく過ごした時間の方が長かったと思う。
そういう人を蔑ろにする事はしたくないし、そういう人を蔑ろにする人間は嫌だった。
嫌だったけど、彼女も僕にしつこくまとわり付く前は、良くしてくれていたのは事実だ。
どちらにもつけない。どちらにもつきたくない。精神が分裂していく。

正直、どちらの回答も相手の人間性を否定するものであるし、それに値するだけの仕打ちを受けたのかもしれないが、この回答だけを聞かされれば、彼女の人間性を疑うしかない。
僕も今頃どこかで悪く言われている。
実害が出るわけでなし、好きに言ってくれてて構わない。

合鍵編

元々友人ではあったので、家の所在は割れています。
来たい時に家に来ます。僕が家にいなくても。
同じアパートに同級生も住んでいるので、部屋の前で待たれるのは本当に都合が悪いです。
僕が違うと言っても彼女がそうだと言えば、付き合っている事に周りからしたらなるんですから。ガキは色恋沙汰が大好きですからね。

寒い日もあれば暑い日もあるし、まだ友人気分が抜けきっていなかったのもあり、これだけ頻繁に遊びに来るのであれば外で待たせるのは忍びない、などの感情があり、面倒になって余っていた合鍵を渡してしまいました。
渡したというか、室内に垂らしていたのを持って行かれたというか…。

当初は家の前で待たれるのより都合がいいのでと思い、咎めたり取り返そうとしたりはしなかったのですが、これは判断ミスでした。
後述しますが、夜中に「もう死ぬ」と言った直後の人間が合鍵を使って家に入ってくるの、恐怖以外の何物でもないです。
合鍵は「この人に殺されるとしたら、きっと殺されるだけの事をしていて、世間的にも殺されるべくして殺されたと認知されるであろう」というぐらいの信頼を持った相手にしか渡したらいけない。
「もう渡してしまうか…」という、消極的な考え方で渡したらいけません。

風俗編

突然ですが、岡山には風俗店がありません。
デリヘルとかはあるらしいですけど、風営法とか?詳しくは分かりませんが、そういう事をするお店が摘発された~なんて話は当時チラチラと聞いたりしていました。

国家試験の受けに行く際、大阪へと出向いた際に試験終わりに人生初の風俗に行きました。
できる事ってなんでもしてみたい性分なんですよね。
ハプニングバーとかSMバーとか、自分がどうこうしないにしても、見るだけにしても興味あります。

当時、Twitterなんでも報告部だったので、もちろんその事もTwitterで報告。
彼女も見ていたわけです。
する事して帰りのバスに乗り、家に戻ると怒った表情で座っていました。
「ここに座って!いいから!正座!自分が何したか分かってる?私がいるのに!なんで!?」
付き合っているならひどく真っ当なお怒りだとは存じますが、そんな事言われるような関係になった覚えはない。
一方的にそういう気持ちでいるのはいいけど、お前に束縛する権利も何もないんじゃないのか?
なんでもクソも興味あったからってTwitterにも書いたはずだけど、何?何?僕は何で怒られているんでしょうか?赤の他人に………何故?
不当に怒られている気がする。

いや、そもそも風俗に遊びに行くとかインターネットで公表してんのもバカだとは思いますけど。

これ書いてて思い出したんですが、この時行ったのって「ホテルヘルス」という分類で、「ラブホテル入って事ない!」とインターネットでずっと言ってたんですが、入った事ありますね。
入った事あるじゃん………。

こういう、そういう関係ではないのに、そういう関係であればそうなるであろう事を言い続けられるの、精神的にどんどん参ってくる。
どんどん参ってくる上に、無意識下に「そういう関係なんだ」と刷り込む処置を受けていたのかもしれない。
お前なんかに縛られたくない。

地元旅行編

大学の後輩と彼女で、地元の旅行に行きたい!と言われて、後輩くんいるなら変な事されたり、なる事はないだろうと高をくくってOKを出した。

そんな気持ちなどお構いなしに、隙あらば恋人っぽい事を要求される。
人の目を考えるとか、ないのか?
お前は困らないかもしれないけど、俺は困るんだよ。というかこの段階ですでに困っている。周囲との溝がどんどん深くなっているから。

出雲大社に行った。
悪縁を切り、良縁を結ぶとされています。
彼女「これで一生結ばれるね♡」
僕「これは悪縁だから、切れるよ」
彼女「もう~!照れちゃって~!(冗談)」
僕「照れてない(本気)」

結果的に縁が切れているので、出雲大社とかいうのはかなりご利益がありそうです。

どこでも一緒編

彼女の引っ越しの際や、卒業パーティ用のドレスを選ぶ際、彼女のご両親と共に方々付き合わされていました。
友人として引っ越しのお手伝いはしたように思いますが、その後のドレス選びにまで引っ張り出されているの、引っ越しの際に裏で変な紹介をされていたのだと思います。
興味のない人間が、どんな格好していようが関係ありません。親と勝手に選びに行けと言ったはずですが、母親の方からも「昼食を食べさせてやるからついてきてくれ」と言われれば、金なし大学生はホイホイついていくわけです。母親と昼食は何も悪くないですからね。
「絶対に選ばないから!!!ついていくだけだから!!!」と言ったはずなのに、最終的に選ばされていました。
選ぶ際に「どれでもいいよ」と言うと、「も~!照れちゃって!」などと言われた気がします。
照れてません。本当にどれでもいいです。
とっとと決めてお昼ご飯が食べたいです。
好意を抱いていたならば、一緒にお洋服選びとかいうのはめちゃくちゃ楽しいんだと思います。
持っていないのでただただ早く決めてくれという感情しかありません。
照れていません。気分は最悪。

コンビニに行く時、ゲームセンターに行く時、暇さえあればどこにでもついてきていた。
やめてほしいと何度か伝えたが、彼女が聞く耳を持った事は一度だってなかった。いつしか言うのをやめた。

近所のコンビニでは、大学の同期がアルバイトをしていたので、本当に嫌だった。
知らず知らずの内に学部内でそういう関係であると伝わって行く。
少しずつ外堀が埋められていく。
否定をしても事実として一緒について回って来ているのだから、他人から見ればそのように映るしかないと思う。

いつしかその噂は、先述した彼氏ヅラの先輩(仮称)の耳に届いていきます。
学部内で噂になっているというか、3年生4年生や、院生は一緒に過ごす時間が長いので、同学年で噂になれば必然的に先輩の耳には届くんですよね。

彼氏ヅラ先輩さん、僕は良く思っているままなので、学内ですれ違えば挨拶をしていたのですが、どんどん返事がなくなり、最終的には無視をされていました。
こんな悲しい事ある?違うのに!誰も信じてくれない。話を信じてくれるような交友関係を築けていなかった自分も悪いし、話す機会すら与えられない程度の関係だったのも悲しかった。

この先輩の友人、先輩Bにしましょうか?先輩Bもめちゃくちゃ僕に良くしてくれていて、入学当初から常に気にかけていてくれました。
その人に「本当に何の関係もないのか?」と久しぶりのお酒の場で聞かれて、「ありません」と答えた事がある。
先輩Bは少し悲しそうな顔をしながらも、「わかった!大丈夫!」と言ってくれたのですが、何も大丈夫じゃなかったです。10年近く引き摺りました。
その時にここに書いているような内容を全部話せなくてすみませんでした、という気持ちと、多分この人だけが一番最後まで信じて、心配してくれていたんだろうな、という気持ちが今はあります。
当時の僕は「何の関係もないのか?」という問いかけに対して、全てをこの人に話してしまおうという判断力がありませんでした。
話して事態が好転したかと言われると微妙ですが、大学時代の縁を全て断ち切ってしまおうという判断には至らなかったと思います。

ちょっと脱線しました。
他にも嫌だった「着いてきて!」の中に下着屋さん、ありましたね。
仮に付き合っていたとしても恥ずかしいです。
好意的に思っている相手なら照れながらも「行きます……!」って言うと思いますが。

彼女はかなりズボラだったので、下着の上下の色が違うとか日常茶飯事というか、これも直しなさい!と言ったはずなんですが、見る機会があった時は3%ぐらいの確率でしか上下合ってなかったですね。
上下合わせるのにソシャゲのSSR並みの確率を見せつけるなよ。

それで、どこにでも勝手に、嫌でも着いてくる。
勝手に着いてきているし、付き合ってもいない。
そんなある日、「花の展示を見に行こう」と誘われました。
雨が降っている。お出かけ日和ではない。当日突然誘われてもこっちにもこっちの都合がある。お断りをする。
断ると「いつも君の行きたい所ばっかり行って!私の行きたい所は一個も行ってない!たまにはワガママ聞いてくれてもいいじゃん!」と泣き出す。
「一度も着いてきてなんて言ってないが!ドレスだって選びに行っただろ!(選んではない)」と、この時は「もしかしたらこんな関係、終わらせられるかも!相手も失望してるみたいだし!悲しいらしいし!今しかない!」と思って正論パンチをした気がします。
結局泣き落されて、一緒に行く事になります。
僕は優しい事が取柄らしいですが、この時の僕はそれが過ぎますね。

彼女「腕組んでいい?」
僕「やだ」
彼女「も~!照れちゃって!」
僕「照れてない(本心)」
彼女「あ!傘忘れちゃった」
僕「は?戻るの?」
彼女「チケット濡らしたくないよ~!」
僕「待ってるから一人で戻れ」

彼女「傘持ってきた!」
僕「とっとと行くぞ~」

彼女「あ!チケット忘れちゃった…」
僕「もう帰る。流石に文句ないだろ。チケット忘れるってやっぱ行きたくないって事でしょ?俺も行きたくない。帰る。じゃあな」
彼女「あ~~~~~~~~!!!!!!!(泣き崩れる)」

帰った。
この辺りから本当にこの関係を終わらせるタイミングを模索していた。

書籍編

なんでもかんでも僕に合わせる・真似する人で、自分が古本を集めたり、自室の生活スペース圧迫してでも私設図書館化している状態を見て、立ち読みでいい派から古本を集め出していました。
僕が好きな本を聞いてくるので1冊貸したのに一生読まないし、これは最終的に借りパクされる事になるのですが…。書籍の借りパクを一生許さない。

気をひくためだけに僕の趣味の領域に入ってくんなよ気持ち悪いと思いながらも、それを言わずにいたら「君は私のおすすめ読んでくれないね」と言われてしまいました。

「僕は一度もおすすめしてくれなんて頼んでないが…」
「お前が聞いてきたから渡した1冊の本も読めないままそれを言うのか?」
「合わせる気があって気を引きたいならちゃんとやれよ」

こんなに愛情に飢えまくって、他人が嫌がっているのも感じ取れず、気をひくための手段を選ばない、そういう自意識だけが強すぎる人間と、どう考えてもいい状態になるわけがないと思った。
就職が決まり、転居が決まった際に「別れませんか」という話を切り出したら、僕の真似をして集めた書籍をゴミ袋に乱雑に投げ入れ出した。

「ほら、やっぱり本を集めるのなんか好きじゃないんじゃん」

と思うのと同時に、人の好きなもの、人の趣味を模倣しておいて、わざわざその人の目の前で書物をそんなに乱雑に扱う事あるか?
という怒りが湧いてきた。
「もう死ぬ!」と言い出したので「あーもう勝手にしてくれ(去勢と疲弊)」って言い残して家に帰ったら、1時間後に下宿まで来て僕のPC開いてアニメ見出して、本当に怖かった。
「怖?何してるの?」と聞くと、「死ぬ前ぐらい好きな事させてくれてもいいじゃん」と返ってきた。
限界だった。お前は好きな事しかしてないだろ。

結局この後、死なれるのは困るので、なあなあな関係を就職・転居まで続ける。
幸か不幸か転居先まで追いかけて来る事は終ぞなかったし、やっぱり手ごろな距離にいたからという理由で都合よく使われていただけだったらしい。

総評

一時の都合の良さに、僕は相当に疲弊したし、こうなる前はいい友人だったはずなのに、異性の人間なんて一皮剥いたら全員こうなのか?という気持ちになって、おおよそ数年間この記憶を引き摺り続けて、異性に対して距離を取る事になる。
これも幸か不幸か分からないのですが、周りにも異性との良好な関係を築くことができた人間がおらず、傷口に塩を塗り続ける結果になる。

なんでしょう?何が悪かったかと言えばとっとと距離取って
「こいつはイカれてる!」
と先手打って吹聴して回ってればよかったのかもしれません。

犯されたくないパーソナルな距離まで入り込んで、嫌がる事も無視して、距離を詰められ、外堀も徐々に埋めていかれ、何もかもをぐちゃぐちゃにされた挙句、こちらの要求はろくに呑まないのに無償で愛情を享受しようとするなんて、都合が良すぎませんか?
僕だって人間なんですよ。人間扱いをしてくれよ。

僕が相手に求める最低条件の話でもしておきましょうか?
無言の時間が苦痛じゃなくて、嫌いなものが同じ人です。
間が持たなくてベラベラ喋り出したり、好きな物の方を寄せようとしてくるこの人とは、今考えれば一生相容れない存在だったように思います。
あ、あと人の本質を見透かして「分かったフリ」をするのも相当にムカつきますね。
そういうのはもっとお互いの信頼関係作ってからじゃないと、本当に気分悪いですからね。
っていうか、本質部分を察する事ができるのなら、本心をもっと察してほしかった。
狂った自己愛の塊にそんなものは、見えないか…。

異性一人と付き合うのって、こんなに多大な労力と努力と精力が必要なのか?
こんなに多くの人間関係を破壊しないといけないのか?
行動を束縛されて嫌だったし、一緒にいて自然体で過ごして居心地が悪かった。

知人たちのいい関係を築けない、不平不満などが主たる中身の話を聞く度に、傷口に塩を塗り込んで塗り込んで、という状態も、このこじらせ状態を長引かせていたのですが。

後記

全体的にとりとめのない文章になってしまった。
正直、当時のもっと「嫌だ~~~!!!」「助けて~~~!!!」「許せねえ~~~!!!」という気持ちがもう少し残っていれば、インターネット上の呪詛として価値があったのかもしれません。
「どうでもいい」の境地まで来てしまっていたので、書き終わった後に思ったより「なんだそんな事…」って感想になってしまった。

インターネットを長くやっていると友人や、友人の友人からもっとえげつない話を聞かされたり、相談に乗る事があるので、自分の体験ぐらいだと「なんだそんな事…」にならざるを得ないというか。

何か思い出した事があれば、こっそり追記するかもしれません。
しないかもしれません。
逆に、何かしら不都合があればこの記事は消えるかもしれません。
消えないかもしれません。

まあ、全部、何もかも、須らく、知らんけど。

傷口に塩編(おまけ1)

僕の観測圏内で「良い関係」を築く事ができなくて、異性なんか一皮めくれば全部こうなんだという傷口に塩を塗りたくった人達の話。

職場の後輩くん、今は所帯持ちになったけど、結構くっついて離れて、くっついて離れてというのを繰り返す人で、別れる度にメンタル終わらせてて、「やっぱ恋愛とかいうのやめたほうがいいな!」という気持ちを強くさせていった。
今の妻の、前の人は婚約までいって、両親に挨拶にも行って、指輪まで渡して、婚約破棄されたと聞きました。
く、くるしすぎる……!!これって現実?普通にある事?
何もかもが分からない。

女性フォロワーが男性とお付き合いする事になった際に、男性が交友関係を漁って
「こんな奴が友人なのは許せない!」
と言われてブロックされた事がある。
女性フォロワーの引用RTでツイートが出てこなくて気付いた。
“度量の浅い”その人も許せなかったけど、そんな“度量の浅い”人間を選ぶフォロワーも、当時はどっちも許せなかった。全てにキレていた時期ため。
ネトストは重いのでやめた方がいいですよ。
許したと言うか、本人たちがいいならいいんじゃない?という感覚。
女フォロワーはめちゃくちゃ相手への文句垂れ流してたし、そんなに嫌なら別れればいいのにと思いながらくっついたままだから、本人たちがいいならいいんじゃない?知らんけど。
分かる努力をしてわからなかったものまでは関知しない事にしている。

似たような状態の人間が他にもいた。
分からないものは分からないし、分かる努力をして分からなかったものを、更に追加で分かる努力をするほど、他人にはもう優しくなれない。
そのような負担を相手に強いていた場合や、恩義を感じていた場合は別ですが。
「文句ばっかり垂れやがって。解決方法なんか一個しかねえだろ。知らん。好きにしろ」
にしかならなかった。人間は愚か。
この人の賢い所は、上記の人と違ってちゃんと破局まで行った所。
結果として以前より質が悪くなってる気はするけど、判断が遅すぎて行き遅れに片足突っ込んでたらそりゃ質も悪くなるかもな。

他にもパートナーに対しての文句ばかり報告して来る人達が、結構いた。
俺はなんでも恋愛相談所ではないのですが。
なんか8年間も浮ついた話の一つもインターネットでしなかったから、逆になんでも喋りやすい存在としてあり続けたのかもしれない。僕がChatGPTです。
すみません、今noteにベラベラと書き連ねています。

僕は、友人と呼べる人間たちには全員に幸せになって欲しいのに、身の回りで恋愛要素によって最終的に幸せ(ここでの定義としては、お互いがうれしい気持ちで、お互いの事を思いながら婚姻届を提出する所まで)になった人間が一人もいない。
「お前ら!とっととどうにかしてくれ!」
という気持ちと、
「幸せ自慢はグーで殴る」
という気持ちがあるので、いい塩梅の言葉選びで幸せの報告をしてください。

救済編(おまけ2)

数年前に交友外の人間が、嫌味やマウントなしで、屈託なく嬉しそうに恋愛の話をしていたのを見た時は非常に興味をそそられた。
結果としてその人も破局したのだけれど、こじらせ続けてた自分には、その人はとてもいきいきとして輝いて見えた。
「そうなりたいなあ~」という気持ちが8年の歳月を経てようやく出てきた。
年齢を重ねて余裕が出てきたし、独りが寂しくなってきたというタイミングも重なっての勘違いかもしれませんが。

8年の歳月を経て「そうなりたいな~」になって、じゃあどうにかなってるのかというと、別の意味でこじらせているので、どっちの方がQOL高かったかというと分かりませんが。
以前より年相応の余裕と、人間味が出てきているとは思います。思いませんか?分かりませんが。

約30年の人生の中で、周りにいた女性たちだけでなく、自分自身の交友関係にも大きな問題があっただけなのかもしれない。

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