岡 千尋
悔いの残らない仕事選びと結婚とはなんぞや
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悔いの残らない仕事選びと結婚とはなんぞや

岡 千尋

学生時代の就職活動を振り返ると、私の目標は「20代で結婚して子供を産んでも仕事が続けられる女性になること」だった。世間で言う幸せの象徴とされるもの全部をなるべく早いうちから手に入れておきたい。

しかもタチが悪いのは、学生の頃の私は「自分でキャリアを築く」と言う発想はなく、「福利厚生と充実した環境があれば、それが手に入って、全部うまくいく」と思っていた。だから「自分のプライベートを犠牲にしてまで働くなんてもってのほか」だったし、「どんな会社に入るか、その会社が与えてくれる環境や条件によって自分の人生の充実度が決まる」と本気で思っていた。

「安定」という言葉の履き違い

そんな考えの学生だったので、当時はメーカーと金融を中心に就職活動を行い、そこそこ年収ももらえて、かつあまり長時間労働を求められなさそうな環境が最適だろうと、銀行に就職。けれど、入社してしばらく働いた頃、自分は就職するにあたり、とんでもない間違いを犯してしまったんじゃないかということに気付き始めた。「恵まれた条件だったとしても、『心』が満たされてないと長くは続けられない。今、わたし幸せじゃない。。。」

自分が信じていた世界がガラガラと崩れ去ったような気分だった。

「自分のやりたいこと」<世間で言う「安定」の道を外さない様に、細心の注意を払って頑張ってきたのに。私は何が間違っていたんだろう。どうすれば良かったんだろう。

その答えがずっと知りたかった。

「安定」は与えられるものではなく、自分で築くもの。

そんな私の転機は転職活動の面接だ。「君は本当はどうしたかったの?」と何度も問われることで、ずっと自分の感情を抑え込み人の期待に応えて生きてきた過去と自分の本当の心の中にあった本音と向き合わせられるような面接だった。

そこで面接官(のちの上司)から伝えられたことは、「自分の心の声に従って、だれが何を言おうと『自分はこうしたい!』という強い意志を持って生きることが君には必要」と言われ、なぜかその言葉がずっと人生のなかで探し求めていた答えだった気がして、すごく感動してその場でリクルートという会社に入社を決めた。

日々の仕事の中で「お前はどうしたい?」と問われたり、「自分はどうしたい?」と自分自身に問い続けたことで「本当の自分」を取り戻し、結果的に「自分はどうありたいか」に従った生き方の方が生きやすいという実感もあった。そこから自分が欲しいものは自分で取りに行く安定が欲しければ自分で築く世間や他人の基準ではなく自分の意志で生きていくことが幸福度を高めるということを身を以て体験した。

だから結婚相手も誰が何を言おうと『自分が人生で一番好きになった人と結婚する』ということを決め、27歳で結婚をした。

子供を産むまでに仕事をもう一踏ん張り頑張りたい

当時27歳で結婚し、仕事でもだいぶ自信が持てるようになり節目となる30歳まであと3年あるなか、子供を産むまでに「もう一踏ん張り、仕事で頑張ってみたい」と思う様になった。

「会社の看板を使って仕事をする力はついたけど、本当にそれだけでこれから生きていけるの?」というのが当時の私の疑問で「もっと自分個人の力を高めたい」と思ってベンチャー企業へ転職した。

一方で母が完璧な主婦だったこともあり、必然的に自分も結婚すれば「家事を完璧にこなさなきゃいけない」という思い込みがあり、やりきれない自分に罪悪感を抱え「仕事しながら家事だけでもこんなに大変なのに育児なんて無理だろ」と心の中で叫んでいた。自分の理想だと思っていた生活の実現がこんなにも大変だったのかと痛感する日々を過ごした。

今思えばその時点で違和感と向き合い、自分が本当に望んでいることやモヤモヤをちゃんと相手に伝えたり、「これが理想だ!」「こうあらねばならない」という思い込みをもっと早くに捨てるべきだったと思うけれど、当時はそれができなかった。

人生で一番好きになった人、人生で一番やりたい仕事、 自分にとってどちらが大事か

さらに、自分が一番人生を懸けてやってみたい事業に出会い、現職(=ポジウィル株式会社)に入社。スタートアップシード期で仕事人生の中で最も過酷で大変な時期だった。それでも週末は夜行バスで大阪へ帰り、平日は東京のドミトリーで生活しながら、なんとか精一杯「家庭と仕事」のバランスを取ろうとしていた私に代表:金井(@meiem326)から、「無理しているなら、大阪に帰った方がいい。どうする?」と突如伝えられた。

「人生で一番好きな人と結婚をした。人生で一番懸けたいと思える仕事に出会った。私は何を大事にしたいんだろう」

そういったことを突きつけられた問いだった。

大阪の結婚生活は不自由はない。わざわざリスクをとって仕事をする必要がないことも頭では理解していたけれど、大阪に戻ってなんとなく仕事に折り合いをつけて「このままでいいんだっけ」と諦めながら生きていくことを想像すると、すごく嫌だと感じた。

この時自分の人生にとって「仕事」がいかに人生においての優先度が高かったのかを認識した。「仕事も家庭も綺麗にバランスを取る」ことが理想でそれにこだわってきたけれど、それが自分にとっての幸せではないのかもしれない。

私の人生にとっては仕事における「社会的自立」が最優先事項、パートナーがいたとしてもお互い人生において大事にしたいものがあり、そのうえで「安心して戻って来れる場所」が「家庭」でありたい。自分がこんなにも仕事を頑張りたい人間だとは知らずに、先にいろんなライフイベントの意志決定をしてしまったのだ。

一方相手は、仕事も家庭も一所に腰を据え、「家族」に対する強い憧れもあった人だからこそ、私がどんどん仕事へチャレンジしていくのを見て「家庭」の優先度が低く、「自分勝手」に写っていたのだろうということも認識し、最終的には離婚へ至った。

「好き」だからずっと一緒に居れる、自分なら絶対にうまくやれると思っていたけれど、当たり前だけれど「恋愛」と「結婚」は違う「結婚」は人生を共にするものだからこそパートナー選びも年収や見た目、どこの企業でどんな肩書きを持っているか以上に、お互いがどんな価値観や家庭環境で生きてきたのか、これからどういう生き方がしたいのかが大事で、また「自分は」仕事や家庭に対してそれぞれどれくらい頑張りたい人間なのか、正しく認識し、早いうちからパートナーとすり合わせておくべきだった。

今でも働く世間の女性たちは口を揃えて「結婚して子供を産み、育休・産休から復帰し仕事を続けることが幸せ」と言うけれど、それが「本当に自分も当てはまるのか」は、一度考えてみて欲しい。

何が一番自分の人生を満たす上で必要なのか、どういうバランスで生きることが自分にとって最適なのか、そこを見誤ると「こんなはずじゃなかった」と後悔するし、実際にライフイベントを迎えた後にちょっとした後悔を抱えながら生きている女性もたくさんみてきた。

「自分の人生における優先事項」は人によっても、人生のフェーズによっても違う。だからこそどんなときも世間はこういってるけれど「自分はどうなんだろう」ということを自分に問い、後悔なき人生選択をして欲しいと思う今日この頃。

少しでもこのnoteをきっかけに自分の人生を考えるきっかけになれば!

おしまい。


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岡 千尋
現在ポジウィルにてキャリアのカウンセラーやっております! 関西学院→銀行→リクルート→CRAZY→ポジウィル