記憶の宝箱の中のあなたへ
大人になるって楽しいことがたくさんある。できることがたくさんある。
食べたいものを食べれるし、夜遅くまで遊べる。買えるものも行けるところも増える。
でも、できないことの方が多かった子供時代だって楽しいことはたくさんあったし、振り返ると今じゃ得られないような思い出がたくさんある。
小学生の頃、毎月1,000円にも満たないお小遣いを貯めてお年玉と合わせて買った、たった1枚のCD。
人生で初めて自分のお金で買ったCDが嵐の1stアルバムだった。
少し緊張しながらCDショップで予約してたアルバムを引き取ってお会計をして、ドキドキしながら家のコンポに入れて再生したのを覚えてる。
大人になった今では欲しいと思ったら何枚だって買えるけど、あの1枚にはやっぱり敵わない。
親友と歌詞を覚えて、お互いの家でテレビで見た振り付けを見よう見まねで踊って。
本当に数え切れないほど聴いたから、今でも曲順を覚えてる。
愛と勇気とチェリーパイからDeepな冒険の流れが大好きだったし、ココロチラリはイントロだけで今でもテンションが上がる。
嵐がデビューした時、翔くんを見てあまりのかっこよさに雷に打たれたような衝撃を受けて、歌番組やCMで見かけるたびに嬉しくて。
結局FCに入ったり、コンサートに行くことはなかったけど、ずっとずっと楽しかった。
青春という言葉を使うには幼かったあの頃の大事な大事な記憶。
改めて歴史を振り返るといろいろもがいていた時期で、不遇の時代なんて言われ方もされるけど、わたしにとってあの頃の嵐は、櫻井翔は、誰がなんて言おうと世界で1番かっこよかったよ。
わたしの人生の中のキラキラした思い出を作ってくれた人が、1つの幸せの形を手に入れたのならすごく嬉しい。
そう思えてるこの事実こそ、アイドルとしての翔くんが築き上げてきたものなんだろうな。
翔くん、結婚おめでとう。
どうかずっと笑っていてください。
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