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時間を超えた旅:カルカソンヌ巡り

フランスのことわざと日本の伝統
「カルカッソンヌを見て死ね」というフランスのことわざは、日本のお伊勢参りや四国巡礼と同じく、一生に一度は訪れたい場所として古くから親しまれています。この言葉が象徴するのは、南フランスに位置する古都、カルカソンヌの深い歴史と美しさです。

古代ローマ時代の要塞都市
カルカソンヌは古代ローマ時代に要塞都市として建設された。その歴史は1000年以上前に遡り、西ローマ皇帝カール大帝がこの都市を征服しようと試みたが、古代ローマの計画的に作られた城塞都市シテの守りを崩せなかったという伝説があります。

郷土料理「カスール」の誕生
籠城戦の際、カルカソンヌの住民は腸詰や豚、雑穀を大鍋で煮込んだカスールという料理を作りました。現在、この料理は観光客にとって人気の郷土料理として提供されています。

芸術的なデザインと世界遺産
カルカッソンヌはラングドック=ルシヨン地域圏のオード県の県庁所在地で、独特の芸術的デザインで構成された街です。旧市街のシテとオード川を挟んだ城下町に分かれ、南フランスの雄大な平原に佇んでいます。一度は荒廃したものの、19世紀に修復され、1997年には「歴史的城塞都市カルカソンヌ」としてユネスコの世界遺産に登録されました。

観光地としての魅力
カルカッソンヌはパリやボルドーと並ぶ、フランス人にとっての憧れの地。モン・サン・ミッシェルほど有名ではないが、南フランスを訪れる際には外せない観光スポットです。

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