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家族の病気 〜我が家の場合〜

ここ1年で3人もの叔父伯母が次々に天国に行ってしまった。
叔父伯母ということは、私たちの親の兄弟やその伴侶というわけで・・・親とは小さい頃からあるいは若い頃から同じ時代をともに生きて、懐かしい思い出を共有してきたメンバーということになる。

その叔父伯母達を見送っていく時にやがて私たちもこうやってキョウダイを見送ったり見送られたりすることがあるということを受け入れていかなくてはならないわけで・・・。

人生って思っていたよりもずっと速いスピードで駆け抜けている感じもするからそんなに遠い話ではないのかもしれない。私は、3人姉弟の一番上。私の下に妹がいてその下に弟がいる。妹弟の前に親を見送っていくのだろうけど。

人生何があるか分からないから私が見送られる側になることもあるのだけど色んな人から「あなたはめちゃ長生きです」という“長生き説”を言われているため、とりあえず長生きの設定でここは書いている。因みに78歳まで現役です説もある(笑)

*      *

実は、数ヶ月前に弟が体調を大きく崩したことがあった。
強い痛みがあり、食事も食べれなくなってしまった。あの弟が。(どの弟か知らないね…。あれ?そっちが兄だっけ?ってくらいエバってます)

アルコール消毒だと訳のわからんことを言って水分補給と称し水代わりにアルコールを飲んでいた。
自分では肝臓がんか腎臓がんかだと思うと言っていたが、Drからは肺がんでは?と言われていたようだった。自営業で健康診断とか何十年も受けていないような生活を続けていた。ある時にドッカンとくるものだなぁと思った。あの生活だといつかは来ると覚悟はしていた。

私は、こう見えてとりわけ家族のアクシデントに弱い。
メンタルがやられまくってしまう。
日々、病気の人たちを散々看させていただいているから慣れているというものではなく、これは全く別物の体験。

最初は、がんかもしれないというDr.からのコメントがあったので、がんという病名は一番聞き慣れていたはずの診断名でありながら揺れ動いた。

この時点で姉は何をしたか?
多分、世間の人とは違う行動かもしれない。

以前からちょいちょいお世話になっている占い(易)でみてもらった(笑)
そこでまずは「死ぬような状態ではない。悪性でもない」という情報をとりあえずゲットして、よし!と少し自分を落ち着かせた。
長年の食生活の乱れや疲れが原因と出た。
手術する場合はちょっと難航という卦だった。
体や病気のことに関しては家族の中ではどうしても私が主導していく感じになるので家族が向かっていく方向性をいち早く出してみんなの落ち込みを早めに脱出させよう作戦だった。

あ。。。因みにこの占いが万が一外れたとしてもポジティブに思考変換することは悪いことではないので、よし大丈夫!という方向で無理矢理進んでいくことにした。ここ大事。

次に対策を練っていく。

占いの結果通りだった。悪性ではないけど体のあちこちに問題があった。

私は半日がかりでレポートを作成した。
弟が再起していくための生活の仕方について。
Drからの説明書や検査データを全て弟から送ってもらい、弟に今何が体の中で起こっていて、これから治っていくためには何が必要なのかを山ほど書き出した。

とにかく食生活をあらためていくことは1番の薬だと思った。

弟はがんではなかったけど、例えばがんのことをちょっと考えてみたい。
50年前は40人に1人の割合だったがんが、なぜ今は2人に1人もがんになっているのかを思い返してみれば答えは出てくるかもしれない。
食生活、電磁波生活、食品の中の添加物・保存料、輸入品、薬やサプリメントなど・・・50年前にはなかったものに囲まれた生活をしている。体に入れたもので体はできている・・・当たり前だけど当たり前に気がつかなくなっている。私はがんも生活習慣病の一種だと思っている。

私が書いた今回のレポートは、家族のグループラインにシェアし、他の家族にも見て欲しいと思ったから。

家族が病気になるということは、他の家族にとってもとても大切な見直しの期間だと思っている。当人だけの問題ではなく、家族もいいチャンスをもらっていることになる。せっかく弟が体験してくれていることを家族みんなで健康になっていくチャンスにした方が断然お得に決まっている。

人は、誰か知らない他人が体験していることより身近な人が体験したことの方が身に迫って感じられる。家族って一緒にそれを体験できるメンバーでもあると思っている。

甥っ子達からも続々と「ねぇねぇ、○ちゃん(弟のこと)って大丈夫なの?死なない?」って質問がある。みんなが自分のことのように心配している。

弟と一緒に働いているけど脳内はゲームの世界に棲んでいる甥っ子ですら「○ちゃんの代わりにこの時間、俺だけでも働けるよ」とか言えるようになっていた。ゲームの世界の住人かと思っていたがリアルな世界にも少し棲んでいたことに安心した。

こんな時に家族が一つになって応援できるっていいなぁと思う。

妹も私も今住んでいるところを引き上げて帰るかと考えてたくらい。
妹は、弟の介護をするために部屋をどう使うかということをシュミレーションしていた。そこは負けた・・・。

そして前出の占いで風水の改善策があり、干支のなんちゃらとなんちゃらを持つようにという指示があり、そう簡単にはない組み合わせのものだったので、私がデザインして描いたものを妹に送り、妹がUVレジンで固めてキーホルダーにしてくれた。それだけ時間をかけたけど弟が果たしてそれを肌身離さず持っているかは定かではない。おそらく肌身離している想像しかつかない(笑)
ゴミ箱には、ギリ入っていないはず。
ま、身につけていなくとも姉2人の愛よ届けという感じだ。
押しつけの愛というやつ?
姉の愛持っといてや〜というノリで。

*    *    *

散々な検査データだった。悪性ではなかったものの心配なデータもあった。

レポートのお礼はもちろんなく既読スルーな感じなのだけど、それを読んだとは思えないけど弟は食生活を改善して運動をすると心に決めたようだった。

糖質制限をして運動もして、なんと大の親友だったアルコールにも別れを告げたらしい。1ヶ月間で5キロのダイエットを行い、検査データがかなり改善していた。ビールで出来ていたお腹も引っ込んだのだろうか。

私たち家族にとっては衝撃的な出来事だったけどこれを機に私たちが健康についてあらためて考えるきっかけをもらったと思っている。

本当にありがたかった。

昨日、弟と久々に世界で一番短いラインを交わした。

「ところで体調は完全に戻ったん?」

「うん」

会話、おしまい!



今回のことで気づいたこと・・・

あ・・・弟のこと愛していたんだぁと。
ちょっと本人の前では気持ち悪くて言えないからここでだけこっそり言っておこう(笑)
弟よ、見るなよ、note。

ありがとうございます😭あなたがサポートしてくれた喜びを私もまたどなたかにお裾分けをさせて頂きます💕