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⭐️にゃむ🌟看取り・最期の時・緩和のこと

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病院、ホスピスから訪問看護の中で最期の時間を一緒に過ごさせて頂いたことを書き留めておきたくて。『にゃむの看護まがじ〜ん』より緩和、看取りの記事の抜粋マガジン。
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#創作大賞2024

ナースが逝く

ルミさんは、「このワゴンを片付ける仕事があってよかった!」と言われた。 このワゴンという…

にゃむ
1か月前
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黄色い蝶々になる 〜看取り〜

その彼は いつも気さくで 優しい気遣いの人。 楽しい会話で笑いが絶えない。 部下からも おば…

にゃむ
11か月前
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一晩だけ

神さまは 一晩だけ 家族の待つ家に 彼女を 帰らせてあげるねと言った そして ニ晩目を迎…

にゃむ
1年前
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優しさのオーラを纏った青年

また1人、お客様が天国の住人となる為に旅立った。 このお客様とお話をしたのは実に短い時間…

にゃむ
2年前
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最期のとき 〜セデーション(鎮静)前のできごと〜

以前、この記事の中で、お客さま(沙羅さん)が天使になって旅立たれたお話を書かせて頂いた。…

にゃむ
2年前
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看取り / あなたの言葉をちゃんとご家族に伝えますね

「小さい頃はね・・・可愛すぎてねー、いつも家まで女の子がついてきてたのよ。本当に可愛かっ…

にゃむ
2年前
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仙人が最期に選んだのは<ヘアゴム>

出逢いあの瞬間、ヘアゴムを指さしたあの仙人を 私は、心からかっこいいと思ったし、 足元にも及ばないと思った。 と同時にこれまでの人生の寂しさも感じた。 その仙人には、その日初めて会った。 俗っぽい世間から離れて 独特の世界を持たれている空気があった。 白い髪が伸びた齢を重ねた男性だった。性別も男性とも女性とも違う中間の感じがした。 まるで「仙人」のようだったので敬意をもって このようにここでだけ呼ばせて頂くことにした。 初めて会ったのにウエルカムな感じだった。 昔から