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最近感じるオンライン取材の苦悩

私たちは何をもって会っているのだろうか。

そんなことを思いながら、今日もパソコンに向かっている。現場にお邪魔させていただき、「あの森は道がつけやすそうだ、この木は良い木だ」といった話を軽トラの助手席で聞くのが、常だった。山の中に入れば、軽々と歩く後姿を肩で息をしながらついていくのが当たり前だった。

まるでそんな世界はもうやってこないんだというのを感じながらも2か月が過ぎた。最後に現場で話を聞いたのは、桑の木保育園が最後ではなかったのだろうか。

そんなことをしながらも、電話やzoomで取材することが増えてきた。

やっていくうちにあれはどうだ、これは使えるか?そんなことを試行錯誤しながら、ウェブでの取材に少しずつだが、慣れてきている。

現場に行かずとも、話を聞くだけなら出来てしまうこの状況を喜ぶべきなのか、どうかを日々悩んでいる。

ただ、オンラインで移行してよかった点も確かにある。時間や場所に制限されずに複数の方とお会いすることが出来るし、取材が終わればすぐに原稿に打ち込めるといったメリットも確かにある。

しかし、なにか大事なものを忘れてしまっている気がしてならない。

それがなんなのかと考える日々。


ただひとつわかるのは、もし測量技術とVR技術が発展し、普及すれば、森林が、五感がデジタルで再現され、問題ないかもしれない。


国有林の記事を楽しみしてくださった方、申し訳ございません。今日改めてこのことを強く思ったので、こちらをかきました。


本日も読んでくださりありがとうございました。

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