見出し画像

「自己紹介」がうまくなるには?

自己紹介は難しい。

そういう言葉をよく耳にする。

私自身もそう思う。それは、「自己紹介」という言葉から想起する内容がバラエティ豊かであることも一因だと考える。

最近、プロフィール文章というものを、いくつかのパターンで更新を試みた。そして、こちら側が伝えたいことを相手側が受け取りたいことが一致しているというのが「自己紹介」として優れていると感じた。

では、どのようなパターンがあるのだろうか?

自己紹介とは?

自分を知ってもらうことである。

と同時に、相手の知りたいことを話すことでもある。

この2つの按配が自己紹介を難しくさせているのだろう。

もちろん、理由はそれだけでない。

たかだか数分の中、数百文字程度の中に、自分自身の全てをいれこむことなどできるはずできないと知りながら、それをやろうとしてしまうことだ。


自分の伝えたいことよりも相手を優先してみる

伝えたいことでもあり、伝えてもよいことを内容に含めることになるだろう。

だが、その伝えたいことは案外伝わらないものだ。初めましての状況えでは、お互いがチョッとずつ緊張しているし、そのような精神状態でたくさんの情報をいわれても頭には入ってこない。

伝わる情報は思うよりも少ないと心得たほうがよいだろう。

それなら、相手が知りたいことを優先してみたほうが、情報を受け取ってもらいやすくなるのではないだろうか?


相手が抱くであろう先入観を活用する

初めましてという真っ新の状態では、受け取る側も過去の経験をもとに判断するしかない。

女の人だからきっとこうだろう。男の人だからきっとこうだろう。

紹介を受ける側は、そういう先入観で見るだろうという前提で、自己紹介で伝えたいことを考える。

だが、相手が知りたいであろうことを、何でも伝えればよいというものではないのだ。


個人情報的なことはどこまで含めるのか?

自分の年齢、出身地、未婚、既婚、子持ち、子なし、そういう個人情報的なものも入れることが多い。自分が公開してもよいと思うのなら、それを自己紹介に含めることもアリだろう。

だが、相手の反応を想定した場合、公開を避けたほうがよいこともある。相手の個人的な主観に左右されるリアクションが想定される場合だ。

例えば、結婚したのが40歳過ぎてからという情報が加えられると、不倫の末の略奪婚ではと疑われたことがある。

全く見当違いの暴走リアクションだ。そういうこともあるから、個人情報的な情報の露出は慎重になるべきなのだ。


相手のリアクションを想定すること

個人情報的なことのリアクションは、相手の中にある先入観を垣間見るきっかけでもある。

言い換えると、相手の先入観を活用するヒントでもあるのだ。

結婚したのが40歳過ぎだという情報を与えるとした場合には、その理由になりそうな自分の性格的なことを添えるようにするとよいだろう。

例えば、

「1人で過ごすことが好きな性格」ですが、アクティブな一面もあり、ひとりで山に登ったりしています。人づきあいは苦手なほうですが、皆さんの輪に入れていただけると嬉しいです。

といった自己紹介の文言にするといったことだ。


初見での自己紹介は「案外」重要である

バラエティー豊かな自己紹介の種類の中から、どれを選び、どの相手に伝えるかは、いわゆるセンスの問題。

だが、少なくとも、全てのパターンにおいて、自己紹介のベースになるものを型として予め用意しておくと、自己紹介への難しさを感じにくくなるのではないだろうか。

案外、自己紹介は重要である。

特に初めましての印象は後々響いてくることがあるからだ。

苦手意識は対策を練る好機。

そう心得て「自己紹介」のパターンを見直してみてはいかがだろうか?




この記事が参加している募集