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#ボドゲの話をしよう。番外:横浜ボードゲーム会レポ(5月編その2)

#ボドゲの話をしよう
どうも、死に急ぐ生命の果実です。

ボードゲームを遊ぶ人には皆それぞれ悩みがあります。

  • ボードゲームって難しいの?

  • 買ってみようと思ったけどどこに売っているの?

  • どんなゲームやったらいいのかわからない!

  • そもそも遊ぶ相手がいない!

さて、こんなときはどのようにしたらいいのでしょうか。

今回はそんな悩みを一気に解決する「ボードゲーム会」というイベントのご紹介です。

ひと口に「ボードゲーム会」といってもその形式は様々です。

  • そもそも募集はどこでやってるの?

  • 開催期間はいつ?

  • 場所はどこ?

  • 参加のための条件は?

などなどいろいろありますが、多くの場合は集まった参加者が一緒にボードゲームを楽しむという点は同じでしょう。
参加したボードゲーム会の話をちょいちょいこうして記事にまとめていくので、興味のある方は参考にしてみてください。

本日はやまだ。さんの主催する「横浜ボドゲ会」に参加してきましたので、そのレポートとなります。

ざっくり以下のような内容でお話していきたいと思います。


会場

■開催場所
横浜市神之木地区センター 3階 会議室

※最寄り駅
JR横浜線「大口駅」
*JR京浜東北線「東神奈川駅」から乗換の隣駅
*東急東横線「菊名駅」から乗換の隣駅
*相鉄新横浜線「新横浜駅」から乗換の2つ隣駅
*横浜市営地下鉄「新横浜駅」から乗換の2つ隣駅

横浜近辺で、アクセスはそんなに悪くはありません。

雰囲気

参加者はだいたい40人くらい?
参加者は回を重ねるごとにじょじょに増えていますが、みなさんボードゲームが好きという共通点があるので、話題には事欠きません。
全体的にアットホームで、和気あいあいとした雰囲気でした。
初心者の方もWelcomeです。

主催のやまだ。さんの挨拶で、横浜ボードゲーム会のスタートです。

遊んだタイトル

で。ですね。
ここまでは前回のコピペなのですが、今回これ以降は少々趣旨が変わってきます。
なぜならば、今回は主にテストプレイ会だったので。

テストプレイ会とは

ゲームは作る過程において何度かテストをします。
そこで狙ったような面白さや反応、またはルールの抜け道がないかを確認するのですね。
今回のボドゲ会では、みなさんが持ち寄った開発中のゲームをいろいろ遊ばせていただいたので、その内容や所感をつらつらとご紹介していきたいと思います。
(なお、掲載許可はいただいておりますので、多分大丈夫です。

ダーティーグローリー(Dirty Glory)

ダーティーグローリー

汚い手でも勝利を掴め!

トラ・サイトーさん(@tora_boardgame)の開発中作品。

概要

ファンタジーベースの世界観で、バトルロイヤルを繰り広げる闘技場で、いかに勝利するか&観客を盛り上げるかを競う、トリックテイキング。

トリックテイキングとは
小さな勝負(トリック)の繰り返しで、ポイントを獲得(テイキング)していくゲームシステムのことを指します。ボードゲーマーの間ではしばしば「トリテ」と呼ばれています。

ボドゲ―マより

ひとり一枚手札からカードを出して、全員が出し終わったらオープン。
ルールに従って勝者を決定し、そのプレイヤーが場に出したカードと勝利点カードを得点として得ることができる。
得点が一定に達したらゲーム終了。そのプレイヤーの勝利です。

特徴

ダーティーグローリーにはいくつか変わった特徴があります。

・徒党を組む
カードには数字が書かれており、基本的にはその数字が大きい方が勝者となります。
しかしながら。
その裏面に、その数字の大まかな範囲が書かれているのですね。(1~10、11~20みたいな具合)
なので、場合によっては出す前に勝つ可能性がないことがわかってしまいます。

そんな時にどうするのか。
弱いカードで強いカードに勝つために、他のプレイヤーと徒党を組むことができます。
徒党を組めば、カードの合計値で単独のカードに立ち向かうことができます。

しかしながら、徒党を組んで勝利したとしても、今度はその中で勝利点カードを得る勝者を決めるための戦いが始まります。ダーティーですね。実にダーティーです。
なので、徒党を組む際「徒党を組んだ上で、勝利点カードは頂くぜ」と「徒党を組むけど、勝利点は差し上げます(でも自分の出したカードだけ得点としていただくぜ)」のどちらかを選択することができます。

ルールサマリーとUI。

・ブーイング
ただし、徒党を組んで勝利した場合は、八百長としてブーイングのポイントが付きます。
ブーイングポイントがたまると、そのラウンドで一番ブーイングポイントが高かったプレイヤーは得点を計上できなくなるので大きくマイナスとなります。

まとめると。

  1. 手札と他のプレイヤーのカードを見つつ、得点を得られるようにカードを出す

  2. 全員出し終わったらオープンして比較と勝利判定

  3. この時、徒党を組んだプレイヤーたちが勝利した場合は、その中での勝者と、ブーイングのポイント処理

  4. ラウンドが終了したら得点の計上。
    このとき、ブーイングが多かったプレイヤーは得点を計上できない

と、ざっくりこんな感じ。

所感

良かった点

  • 徒党を組むのが戦略上有効なため、他のプレイヤーの動きを読むおもしろさ

  • 読みがハマったときの気持ちよさ

  • 読みがハマらなかった時のわちゃわちゃ感

  • 徒党を組む・組まない、組むときにその上で勝ちにいくか・勝ちを譲るかのUIのよさ

思うところ

  • 読みに必要な要素が多く、集中力や思考力が必要な点

  • ブーイングポイントの無視できないえげつなさ

行動の読みあいとハマったときの楽しさを軸にブラッシュアップしていくと、だいぶ化けそうな予感がするので、今後に期待の作品です。

薬剤師になろう!

薬剤師になろう!

慌てて、ただし正確に。

ゆきちさん(@yu_ki_chi_b)の開発中作品。

概要

とても珍しい(というか、はじめて?)の、薬剤師のお仕事をテーマにした作品。
ランダムに設定される「一回の飲む量」「飲むタイミング」「日数」を基に、必要な数の量の錠剤を手札から組み合わせて出すスピード系のアクションゲーム。
素早く正確に出すことができればポイント獲得。
遅かったり間違えたりしていれば、マイナスポイントを獲得……といった具合。

特徴

第一印象は「とてもシンプル」。
実際のところ、ランダムで設定される要素は掛け算で錠剤の数を算出するだけなので、シンプルなのですが。
ただ、手札のカードは錠剤のイラストのみが記載されたカードなので、瞬間的に数を判断して揃えるのは意外と難しいのです。
シンプルだからこそ瞬間的な判断が必要で、そのバランス感がスリルも相まって楽しかったです。

所感

良かった点

  • ルールがシンプルでとてもわかりやすい

  • シンプル故の「負けられない戦い」の緊張感が個人的にはすごく好き

  • 掛け算がわかれば遊べるので、子供でも遊べる間口の広さ

  • ありそうでなかった薬剤師という題材

思うところ

  • 良い面の裏側ですが、シンプル故に遊びの幅がほしいと感じてしまう

  • 瞬間の判断が必要なゲームなので、お題をめくるタイミングや出すタイミングなどの早さを明確にしないと、プレイヤーの有利不利の差が生じてしまう(順番を書かれたマーカーを早取りするなどが必要か……?)

ルールとしてはほぼ完成されているので、あとは詳細を決めるところかな……と。
もう少しカードのデザインや手触りを工夫してもよいかもしれません。という意見もちらほら。今後に期待ですね。

冒険者をスカウトするゲーム(または無題)

今のところ無題(?)

冒険者はお金で動く。

やまださん(@YamadaGamez)の開発中作品。

概要

手元に様々な冒険者を集めて、クエストを処理して報酬を獲得するゲーム。
王道ファンタジーな世界観ながら、場からの冒険者のスカウトや、他のプレイヤーからの引き抜きも発生するパーティーマネジメントゲーム(?)(ジャンルを作ってしまった)

特徴

シンプルなルールで、手札を揃えてポイントにしていくという点では王道。
あとはプレイヤーの感情をどこでどう揺さぶるかがポイントになってきそう。

所感

良かった点

  • 世界観がよい。やはりファンタジーで勇者パーティーでクエスト消化は王道。

  • ルールがシンプルで覚えやすい。ので、アレンジをまだまだ加える余地はたくさんありそう

  • 昨日慌てて作った(※本人談)のわりに、デザインの雰囲気がある

思うところ

  • プレイヤーの損得勘定感情をもっと表向きに出してもよいかもしれない

  • カードのUI面での視認性の向上

とはいえ、遊びの基本ルールとしては全体的に成り立ってますし、まだまだ調整中とのことなので、今後の作り込みに期待です。

「ALICE/Mystery-手向けのティーパーティー-」


ALICE/Mystery 手向けのティーパーティー

マーダーミステリー、処女作につき。

僕、死に急ぐ生命の果実(@cf_gapple)の作品。
マーダーミステリーに挑戦してみました。

概要

メタバースが一般化した少し未来のお話。
とある殺人事件をきっかけに、メタバース上でしか接点のない5人が現実世界も交錯した疑心暗鬼に飲み込まれていく……といったストーリーです。

所感

リアルでプレイしてもらうのは初めてだったので、そもそもゲーム、マーダーミステリーとしてなりたっているのか……?から不安なテストプレイ会でした。
一応なんとか最後までプレイはしてもらえたものの、調整点や改善点などが見つかったので、絶賛調整中となります。

宣伝

下記のBOOTHにて無料公開中ですので、興味のある方はぜひオープンβテストにご参加ください。
プレイした感想や調整したほうがいい点など、メッセージ頂けますと、作者が小躍りした動画をなんらかの形でアップロードするかもしれません。

その後…

14時から7時間行われたゲーム会でしたが、20時半をもって撤収。
会場を撤収するときは、来た時と同じように綺麗に片づけるのが使用させていただくときのマナーです。

解散後は帰るのもよしですが、せっかくなので皆でごはんなどはいかがでしょうか。
今日はバーミヤンで、仲間たちとボードゲーム談義などに花を咲かせました。

写真などはありませんが、期間限定の牡蠣玉チャーハンが美味しかったです。
せっかくの機会なので、連絡先などを交換するもヨシ!!
こうしてボードゲーム仲間の親交は深まっていくのです。

みなさまも興味ありましたら、近くのボードゲーム会などに参加してみてはいかがでしょうか。
きっと楽しい一日になると思います。

せっかくなので宣伝を。

横浜ボドゲ会の主催・やまだ。さん(@YamadaGamez)が、ボードゲーム試遊会兼即売会兼フリーマーケット「ゆぷまる」を企画しております。

ボードゲームのイベント、都内ではビッグサイトや幕張メッセなどが最近主流なのですが、神奈川・横浜を起点にしたムーブメントを作りたいとおっしゃっておりました。

やまださんより

イベントの詳細はこちらから!

関東、特に神奈川県あたりにお住まいの方、今年の夏はボードゲームに触れてみてはいかがでしょうか。会場で僕と悪手!(ファンブル!)

本日僕から伝えたいことは以上です。

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