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チェロ活-オケ本番 


もう先月の話になってしまいましたが、所属している小田原のオケの本番が無事終わりましたので、ちょっと綴ってみたいと思います✨

🎵コンサート曲目🎵

今年の年始から6ヶ月間、大曲ベト8と新世界の、二つ!マエストロも根気よく丁寧に教えて下さいました。ベト8の練習の様子は、以前綴ったので、新世界メインでいきます。長いようで短かった半年…今は、達成感と一安心した気持ちでぼぉーっとしてます。
そして少しロス気味状態😢

さて、小田原三の丸ホールもまだ建設されて一年ですが、目の前は、小田原城。そのまま歩くと海。素敵な立地にあります。

*ホール前にある小田原城
ゲネプロの様子

イメージが浮かぶように曲の内容を少し‥
ドヴォルザークは、1892年にチェコからアメリカ・NYに渡り音楽院長に就きました。この交響曲は、新世界(アメリカ)から故郷に想いを馳せた曲と言われています。色々な解釈があるそうですが、マエストロはドヴォルザークへの造詣が深く、楽譜を何回も手直しして、細かい表現方法を練習してきました。
例えがユーモアたっぷりでいつも笑いを堪えるのが大変でした😆
皆んなをリラックスさせて、音の響きを大切に弾く事を教えてくださり、毎回どんな面白い話が聴けるか練習に行くのが楽しみで楽しみで!

⭐︎第一楽章 Adajo Alegro Molto

冒頭は、チェロの美しい旋律で始まります。交響曲8番もチェロの序奏から始まるのですが‥曲の始めは、この後のフルートの美しい旋律に気持ち良くバトンタッチ出来るように、緊張感もろとも思いをのせて弾きます✨チェコで鉄道オタクだったドヴォルザークの想い、そしてハーモニーが気持ち良く纏るように!

⭐︎第二楽章 Largo

森の奥の静けさを表したピアニニッシモPPPで構成された楽章。
後から編曲された、17時になると家に帰る合図!「遠き山に日は落ちて〜」のメロディが印象的でお馴染みですね!
イングリッシュホルンの美しい旋律に合わせてチェロとコントラバスのtrèmoloとpizzicatoの伴奏です。響きを壊さないように大切に弾きました!森の情景が浮かんだかな〜?

マエストロが仰ってました、楽器を始めた頃は、何かを表現したかったはずなのに‥楽譜を目の前にすると正確に弾く事に集中してしまい、周りの音が聴けなくなって表現力が失われてしまう!全くその通りの私‥音の響きを楽しめる余裕を持ちたいですね。
心をいつもオープンにすることは大事ですよねって何時も😆

⭐︎第三楽章 Molto Vivace

三拍子のリズムは、故郷の蒸気機関車を現しているそうです。ボヘミアでは鉄道員の方々とは、皆んな親しい挨拶を交わす程に仲が良く、鉄道オタク愛が感じられる描写があちこちに、車輪が回転して森の中を走り抜けて行くようですね。

⭐︎第四楽章 Alegro Con Fuoco

いよいよ汽車がゆっくりと走り出し、スピードを増して走るイメージで弦楽器の重厚さから金管にバトンタッチ。そして優しいチェロ、クラリネットのメロディを乗せて最後は、船の汽笛が鳴って出航していきます。新世界よりの楽譜を船便でヨーロッパのブラームスに宛てて無事に着くように送り出した情景が浮かぶように🚢

アンコールは、スラブ舞曲10番

ドヴォルザークの想いが詰まった楽譜、今では簡単に世界中の人と繋がる世界を考えれば、感慨深い物がありますね。こうして130年後の世界でも沢山の人の心に響いてるわけですから😌素敵な時間に感謝しつつ、ちょっとだけ私も新世界の境地を垣間見たかな〜と感じながら‥この辺りで余韻を残しながら終わります。

次回は、ブラームス1番とシベリウスヴァイオリン協奏曲です!重圧でっす💦少し充電して、音の響きを楽しめるように願いつつ😊

最後までお読み頂き有難うございました♪

又、ゆるりと綴ってまいります✨


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