セールスは悪なのか?で思い出した気持ちの良いワインのセールス体験

Xでコンテンツやサービスを売るときに気になる「売り込み感」ってありますよね。

・できるだけきれいに売りたい
・売り込み感あるとお客さんに嫌われるから、セールスしたくない
・売り込み感のないセールスがうまくできなくて、セールス自体が苦手

自分が買う側に回ったときって、「売ってくるなーこいつ」って思うと身構えます。

売ってくるな〜って、なぜかすぐわかりますよね。
セールスやマーケティング勉強してなくても、
「くるな」っていうのがなんとなく感覚でわかって、
自然に体が閉じた感覚になりません?

あれって不思議ですよね。

臨戦態勢というか、
迎撃体制というか、

なんにせよ、身構えます。

そういうのを私たちは身をもって知ってます。
もっというと嫌な気持ちだけずっと残っていたりします。

なので

自分が”販売側”に回ると

セールス臭はできるだけ消したい、
何ならお客さん勝手に買っていってくれ〜って思ってたりします。

セールスに慣れてないうちは特に。

こんなことをつらつら思ったのは

「セールスは悪か?否!」

というテーマのぽにょさん(@ponyo____fan)の記事を読んでいて、

セールスされるって嫌な思い出ばっかりか?

って考えてたんです。

そこで思い出したのが、少し前、年末にふらっと立ち寄ったワインの試飲会でのセールス体験のことでした。

クリスマス前の時期にミッドタウンで大々的に開かれていたワインインポーターの試飲会に偶然通りかかりました。

営業は30人近く揃えているし、接客テーブルも20から30ぐらい用意されており、クリスマスに向けて売る気満々やなって感じだったんですよね。
もちろんノルマもあるに違いない。

通りかかった若いカップル
お金持ってそうなやや年配のご夫婦
私みたいにふらっと通りかかっただけの一人客まで

誰彼構わずとはいかないまでも、未成年でなく時間がありそうなら片っ端から声をかけてる感じでした。

どんなセールスしてくるんだろう?
どんなワインのラインアップなんだろう?

もう好奇心を抑えきれなくて、気のないふりをしつつも近寄っていき、声をかけられるよう仕向けてセールス試飲会に潜入してみました。

そしたら、面白いことが起きたんです。

久しぶりにいいワインに出会い、「幸せな売り込まれ体験」を得ることができました。

正確に言うと、売り込まれた感はゼロ。

セールストークはもちろんいっぱい聞きました。

「今なら〜」という限定性を強調する表現も浴びたし
〇〇さん(有名芸能人)の結婚披露宴でも供されたもの、と権威性もバッチリ

入れるべき要素、きっちり入ってんなーと思いながら聞いてました。

そうそう、ちゃんと特典まであったので、マジこれセールスレターやんと内心笑ってしまうほどきっちりポイント抑えたセールスだっった。
録音したかったぐらい。

でも、クレカのサインしたあと、もう嬉しくてワクワクしてました。

届くのが楽しみ。
早く開けて飲みたい。

このワインに出会えたことが幸せだし
買うと決めた自分は間違ってなかったと思ったし
きっちりポイントを抑えたセールストークは流石だ!と思いこそすれ、売り込まれた感は微塵も感じられなかった。

この体験を思い出しながら、先程のぽにょさんの記事を読んでいて腑に落ちたんですね。

セールスが悪なんじゃなくて
間違った相手にセールスするのが悪なんだって。

全く興味のない人にセールスするとウザがられるし売れない
興味津々前のめりの人にセールスすると、ありがとう!って買ってもらえる

そして、最初はあまり興味なかったけど教育によって興味が高まった人も、積極的に買ってくれる人になりうる。

言い方を変えると

「買う準備ができている」人に売れば、不快感なし、むしろ喜ばれる
「買う準備ができてない」人に売れば、不快感しかない

そして
「買う準備ができてない」人も「買う準備ができている」状態に変えることは不可能ではない(人選とやり方次第、つまりターゲット選定と教育)

売るのがうまい、ヘタ、っていうのはこういうことなんだなと、
置き換えてよくわかったのでした。

自分用のアウトプットです。
そんな文章を読んでくださったあなたには大感謝!

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