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働きながら取得しやすい資格とは?➁

少し間が空いてしまいました。
必ずしも「必要勉強時間が少ない=働きながら取得しやすい」とは限らない、と前回書きました。
その続きです。

働きながら取得しやすい資格の特徴① スキマ時間

今まで複数の資格を取得してきた経験から、ズバリ重要だと思うのは「スキマ時間を活用しやすい資格かどうか」ということ。
もちろん、
スキマ時間を活用しやすいけど必要勉強時間が1000時間の資格
(例えば行政書士試験)
と、
スキマ時間を活用しにくいけど必要勉強時間が100時間の資格
(例えば日商簿記3級)
で比べれば、いくら働きながらとはいえ、後者のほうが受かりやすいかもしれません。
ただ、例えば簿記1級と行政書士試験だと、必要勉強時間にあまり差がないと紹介しているサイトもあると思います。
人によって得意不得意もあると思うので一概には言えませんが、このふたつのどちらの方が働きながら合格しやすいか考えると、個人的には圧倒的に行政書士試験だと思います。
日商簿記検定は基本的に問題演習の際に電卓が必要になるため、スキマ時間の活用が難しいからです。
(簡単な数字に置き換えて論点の確認を行うことはもちろん可能だと思いますが、直前期のアウトプットには向かないでしょう)
その点、行政書士試験ではどうしても机に向かなければいけないのは記述式の対策のときぐらいだと思います。
また、スキマ時間を活用しやすいツールがあるかどうかも重要だと思います。
私は通勤環境的にスマホで一問一答を解くようなスタイルが合っていたので、行政書士試験受験の際には「合格道場」さんにお世話になりました。

問題数の量がすごく多いのと、一問一答等スキマ時間で使いやすいのがとてもよかったです。
電車通勤だけど取り換え回数が多い方や、バスに乗るけど座れない路線の方(バスの方が電車より揺れるし…)には個人的にとてもオススメです。


働きながら取得しやすい資格の特徴➁ 試験の実施時期

スキマ時間が使いやすいかどうかの他に、働きながら取得しやすい資格の特徴は、試験の実施時期です。
特に会計事務所にお勤めの方、繁忙期とそれ以外の生活が全然違う方が多いのはないでしょうか。笑
私も繁忙期と閑散期の生活がかなり違うタイプでした。
12~3月は平日の労働時間が毎日プラス3~4時間、土曜出社もあり、という環境でした。
(それでもかなりホワイトはほうだとは思うのですが…まあ、残業代が出n…ごにょごにょ)
そのため、例えば3月上旬に行われる検定試験はかなり絶望的です。
試験実施の曜日(と仕事の進捗状態)によっては受験も危ぶまれます。
年に何回試験が実施されるかにもよってきますし、日商簿記やFPのように、級によって受験できる試験が異なる場合もあるので、注意が必要です。
会計事務所にお勤めの場合、直前期に一番勉強できるのは10~11月実施の試験、という方が多いのではないかと思います。
(年末調整やらない事務所さんや、個人確定申告があまりない事務所さんで5月が繁忙期、という方もいらっしゃるかもしれませんが)
そうすると、例えば毎年10月に実施されている宅地建物取引士試験、11月に実施されている行政書士試験が勉強しやすそう、ということになりますね。
私はそのような理由もあって、行政書士試験を受験しました。
どうしても勉強したことは、多かれ少なかれ時間の経過とともに忘れてしまうので、直前期に勉強できる試験の方が合格できる確率は上がると思います。

まとめ

何が言いたいかというと、必要勉強時間だけで受験する資格を決めると、あれ…?ってなることがあるよ、ということです。
特に、最初に通信講座の申し込みをしたり、テキストを用意したりしている時点では、演習やアウトプットまでイメージできていない場合が多いと思うんですよね。
通勤時間が長い方なら、通勤時間だけでこの資格とれるかも!と思うこともあるかもしません。
ただ、もし身近にその資格を受けたことがある人がいたら、ぜひどのように勉強していたかや、自分の計画について相談してみてください。
私がもし
「通勤時間だけで日商簿記3級を取りたいと思っているんだけど。通勤時間が電車に乗っている時間だけで往復1時間半あるから、その時間だけ使って、3か月後にCBTで受験するつもり」
と相談されたら、おそらく止めますね…。
その友人が、それ以外の時間を捻出しようと思えばできるのなら、そのように勧めます。
週に1度、2時間だけでも机に向かって電卓をたたいて、ちゃんと問題を解く練習をした方がいいよ、と。
もし子育て等で、通勤時間以外全く時間を取ることができないのなら、他の資格を勧めますね…。
まだFP3級のほうが、スキマ時間だけで合格しやすいような気がします。


最後までお読みいただきありがとうございました。
もし需要があれば、私が今まで受験してきた資格について、使用教材やどのように勉強したか等も今後投稿していきたいと思います。

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