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就活に失敗した大学生が、フォロワー350万人のTikTokerになるまで

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2023年5月1日配信 Vol.113より

Briefing

Doobydobap」の名前で活動する韓国人のTinaがTikTokに料理動画を投稿しはじめたのは、就職活動がきっかけだった。14歳からアメリカに渡り、そのままアメリカの大学を卒業したものの、就職活動の時期にコロナ禍となり、なかなか採用に至らなかったのだ。

就職活動の一環として、自身のポートフォリオを充実させるためにTikTokへの動画投稿を思いついたTinaは、自身のルーツである韓国料理にフォーカスして動画を作成。気取らない韓国のリアルな家庭料理を英語で解説しながら紹介したことで、あっというまに数百万のフォロワーを獲得した。

TikTokから動画投稿をはじめ、現在はYouTubeでも300万の登録者数を誇るTinaは、それぞれの動画の違いを「TikTokはASMR、YouTubeはストーリーテリングが人気」と分析する。YouTubeでは韓国の文化やTina自身の話を盛り込むことを意識しているという。そのため、YouTubeのファンの方がエンゲージメントが高いと話す。

また、料理の学校に通ったりレストランで働いたことがないからこその視点も意識しているという。時間をかけて凝った料理ではなく、10分で作った目玉焼きのせごはんの動画がバズる。時間と労力をかければ報われるわけではなく、自分のバックグラウンドにあったコンテンツを作ることが大切だと話す。

こうしたTinaの動画SNSの伸ばし方は、個人だけでなくブランドや創業者の個人アカウントでも参考になりそうだ。

Creators On The Rise: Doobydobap's "don't yuck my yum" approach to cooking celebrates down-home Korean dishes

Podcast

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急上昇フードクリエイター / YouTube ShortとTikTokの動画作りの違い / 見たことあるアジア料理でも世界でウケる面白いストーリーテリング / 英語での配信 / 着飾ってなさ / 動画クリエイターからレストランをオープン! / EC(商品)ではなくレストランにした理由 / ディストーションのグローバル化 / 寿司リーマン / アジアンフードのトレンド / 自炊の味変 / Gold house / カルディは文明!? / 多国籍フードがチェーン店である凄さ / 広告じゃないよ!笑 etc…

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