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新学習指導要領をより良い家族関係のために活用する方法 竹内和江

こんにちは、竹内和江です。

(教育畑31年、竹内和江さんのプロフィールはこちら↓)

2020年度の入試のキーワードは、思考力・記述式・英語4技能でした。

しかし、2019年12月に萩生田文部科学大臣が、国語・数学の記述式問題導入の延期を発表。
英語4技能も見送られ、思考力だけが残った試験となりました。

現在の中学1年生が大学受験に臨む2024年度から、新学習指導要領に対応した新大学入試が始まります。

それまでの流れは、
2020年 小学校教科書 改訂
2021年 中学校教科書 改訂
2022年 高校教科書 改訂
2024年 新大学入試 開始

以下は、文部科学省の説明資料による学習指導要領改訂の方向性です。

よりよい学校教育を通じてよりよい社会をつくるという目標を共有し、社会と連携・協働しながら、未来の創り手となるために必要な資質・能力を育む『社会に開かれた教育課程』の実現(各学校における「カリキュラム・マネジメント」の実現)

◎何ができるようになるか
新しい時代に必要となる資質・能力の育成と、学習評価の充実
 ☆学びを人生や社会に生かそうとする 学びに向かう力・人間性など
 ☆生きて働く知識・技能の習得
 ☆未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力などの育成

◎何を学ぶか
新しい時代に必要となる資質・能力を踏まえた教科・科目などの新設や目標・内容の見直し
 ☆小学校の外国語教育の教科化、高校の新科目「公共(仮称)」の新設など
 ☆各教科などで育む資質・能力を明確化し、目標や内容を構造的に示す
 ☆学習内容の削減は行わない

◎どのように学ぶか
主体的・対話的で深い学び(「アクティブ・ラーニング」)の視点からの学習課程の改善
 ☆生きて働く知識・技能の習得など、新しい時代に求められる資質・能力を育成
 ☆知識の量を削減せず、質の高い理解を図るための学習課程の質的改善


そんな流れの中で想定される入試のパターンは、

① 現実世界のシチュエーションを想定し、情報を整理する
→ 極めて具体的な課題設定

② 目的に合わせて、分散された資料の中から情報を抽出、統合して答えを導く → 論理的な判断と課題解決 


となるでしょう。


その対策は、日々の親子のやり取りの中で育むことができます

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