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こんな政活したい訳じゃなかったんだが

考えてみるとこう、一体なんであの政治活動グループに私がIT担当として招聘されたのか・・・。
2018年にTwitterで知り合った人間からネット政治運動のグループに入れられ、一応ウェブのスキルがあった私はウェブ担当として、CMSを使ったウェブサイト構築をやっておりました。
サーバーは僕のお金で借りてますから、Joomla!運用である程度の収益を稼いだら少し他のCMSの操作やbaserCMSのテンプレート改修なんかもやってスキルを高めたかったんですけどね。
「大橋さんはライターやるよりマネジメントした方が良いんじゃない?」なんてのも同じチームから言われてたんですが、ぶっちゃけですね、ほぼ誰も書いてくれる人がいなかったんですよ。3人くらい書いてくれた人はいたんだけど、なんだかんだでネタが尽きたり争いに巻き込まれたりで、他のライター続きませんでした。
なんかこう、140文字の世界と違って、500文字以上になると自分の言葉で書くって言うのができない人が、意外といるんですよね。だからウェブに関しては結局のところ、自分でシステム構築して、自分で記事書いて、自分でデザインも改修するということで、ぼぼ全部自分でやらなきゃいけなかったわけです。
マネジメント?
無理無理。やりたくったてオペレーションやる人いないんだもん。オペレーターがいないのにマネージャーだけいてもおかしいでしょ?
そんなわけで、ウェブ運用に関しては構築からシステム保守、ウェブライティングからデザインまでの全てをほぼ私一人でやることになりました。

🌍地域へのIT貢献もままならず・・・

一応これでも私はIT業界の端くれです。基本的に運用職はそこまでITスキルを求められないケースも多いですが、ソフトウェアの特性を理解するということについては得意であるため、そうした能力を社会に還元しながら政治活動に活かせないか、ということもまた、考えていたわけです。
多摩ニュータウンに住んでると明星大学がすぐ近くにありますから、オープンソースカンファレンスが開催の時は、積極的に講義に参加していました。

今年からプログラミング教育が小学生向けに正式スタートしましたが、その前は『コンピュータと学びのフォーラム』が開催されていたのです。
フォーラムは小学生のプログラミング教育開始に向けた、主に教職員向けのフォーラムでしたが、私は小学生のプログラミングに伴い、現役世代のITスキルアップの必要性を強く感じていたのです。というのも、今の小学生が若者になる15年後、果たしてITスキルの無い中年の言うことを、その時の若者が聞いてくれるかっていう問題があるんです。実は高校でも2022年からテキストプログラミングが強制的に入ってくるんですよ。
するとね、概ね今のロスジェネ世代っていうのは、2030年~2035年に再び大量解雇される恐れがあるわけです。後世では『2035年問題』などと言われるようになるでしょう。
そうならないよう現役世代のスキルアップをする必要があった、わけです。
そうした活動に織り交ぜる中で、社会や政治について考える場を持ちたかった、というのが僕のやりたかったことになります。賛同してくれたのはチームでも2人しかいませんでした。

🌎いつの間にかただの仲良しサークルに

依然として記事を書いてくれる人もおらず、地域活動に必要な公民館の部屋を借りるための人員も集まらず、気が付けばウェブライティングだけで精一杯でスキル更新もできず、イライラし続ける毎日。寝不足が祟り、本業でのミスも続発し、2019年は2度職を失うことになりました。
幸い今は一人現場の閑職に転職することができ、常駐先の人と概ね良好な関係を築きながら、自分のペースで働ける環境になりました。その分手取りは落ちてしまいましたが、株式投資も初めて上手く利確できているおかげで、時間と金銭には少しゆとりができました。
その矢先にトリエンナーレがあり、あの展示物が私の出生と育った環境的な問題から、ちょっと受け入れ難いものがあったのです。
トリエンナーレの頃にはネット政治活動グループのメンバーこそ増えてはいたのですが、すっかりただの仲良しサークルになっていました。2020年に入った直後、私は当時の統括者(?)であった、仮にKさんとしておきましょうか。
「お前なんてとっくにハブられてたし、そもそも俺らが目指してたものと違ぇんだよ!」というブログが送られ、物別れすることになります。
じゃあ彼らが何をしていたのかというと、Twitterでのレスバトル。それだけです。
私は追い出された以上、あとは常駐先での悠々自適とした日々を送ることにし、とはいえTwitterで酷く寄せられている外国人差別なども踏まえて「日本人と中国やアジアの人との友好に繋がる小さなことをしたい」と思い、インスタに中華料理やタイ料理を食べた写真を載せたり、そのレビューなどを書くためのサイトの設計を考えたりしていました。

🌏痴情のもつれとレスバトルで崩壊する・・・

私がネット政治活動グループから追い出されてほどなくして、Kさんの痴情のもつれが耳に飛び込むことになりました。
僕から見たKさんは普通に働く普通の労働者の気持ちがわかっていなかったため、企業勤めを強く推奨し、就職活動のためのアドバイザーまでつけていました。そのアドバイザーからこう言われます。
「大橋さん、Kさんには全くやる気がない。意欲の無いKさんと付き合っていると、向上心のある大橋さんはイライラするでしょう。」
まさか私を追い出す直前に痴情のもつれがあったという話が入った時、彼を無理矢理にでも就職させなかったことが、僕の最大のミスだったと反省しています・・・。
その後、当の政治活動グループは別の人がリーダーをやったようですが、最後の最後までレスバトル以上のことは何もせず、社会に役立つ活動が何もできないまま終わってしまいました・・・。
オンライン対策としては、自民党支持者の作ったまとめサイトに対抗できるよう、こちらもまとめサイトの構築が必要だと考えるとともに、オフラインでは現役世代向けのITフォローアップ活動によって、地域に貢献しながら社会や政治について考える場を持つ。そんな活動をしたかったのに、どれだけ頑張っても私の努力というのは無駄だったことになります。何せ成果が殆ど無いんですから。
二段階認証絡みのミスによって今は入れなくなってしまった元アカウントには1500フォロワーがいましたが、その1500フォロワーを以てしても「有権者目線でちゃんと政治を考えなよ!」と言い続けた私に賛同する人というのは、まぁせいぜい20人か30人くらい。僕は政治ツイッタラーの代弁者にはならなかったので、大してリツイートされるって言うことはなかったのです。
最近になって、彼らの起こした壮絶な内輪揉めの事件が解決に向かって事態が進みだしたと聞きました。とはいえ、もしテレビで報道されたら、関係者は全員茶の間から白い眼で見られる事件と言えるでしょうね。こうして更に生き辛い社会が造られていくのです。
私はこんなことのために政治活動グループで2度失職するほど気張っていたのかと思うと失意に暮れ、この1年間の努力の全てを無に帰されたような気分になってしまいました。
Twitter政治アカウントのみなさん、お願いですから普通に働く普通の労働者の目線に立ってください。蒲田にでも行ってオバちゃん達が会話している日常の話に耳を傾けてください。もっと自分の職業スキルを磨いて、そこから自分が人に対してできることをちゃんと考えてください。
貴方たちは自分達の正義しか見えないあまり、社会のことを何も知らなすぎます。貴方達がTwitterを通して見ているのは社会ではありません。
円環の理の中でリツイートされることで承認欲求が満たされる発言者、代弁者のリツイートすることで自分の考えの正しさを再確認しているだけの、劇場の観客に過ぎないのです。そんなことでは社会など良くできる筈もありません。もし単にストレス発散の為の政治ツイートなら、政治アカウントなど辞めてしまった方がストレスも少ないでしょう。もう少し普通に働く普通の労働者を見渡して、その上で明るい社会を作るための活動をして欲しいと私は思います。

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