それはそれとして米山隆一案の国民健康保険制度は悪くないなと思う件
少し前に西村博之が米山議員に論破されたことが話題。になりました。
おそらく「ひろゆきブーム」も永くは続かないと思いますが、今回は西村博之自体は置いておいて、改めて番組内で主張していた米山議員の保険・医師制度について考えてみたいと思います。
お恥ずかしながら私も国民健康保険が自治体によって保険料が異なることを知らず、件の動画を見て初めて知りました。
あの動画は西村博之が論破されたことが注目を集めましたが、それはそれとして、米山議員の提唱案についての是非を考えてみたいと思います。
🏝僻地医療をカバーできる民間病院は少ない
米山議員の提唱案は大きく分けて2つあったと思います。
⓵国民健康保険の一元化
⓶医師の配置を一定期間は国が決められるようにする
この内⓶の「人口に応じて国が医師をどこに配属するか決める」ということが「米山さん独裁をしたい感じですか?」って話になってます。
確かに職業選択の自由などの憲法に引っかかってしまいますし、そうなると医師の希望者数が減りそうにも思えます。
ただ、医学部の学費免除と引き換えに、保険診療については一定期間は国の命令で配属先を決める(防衛医科大学的方式)というのは悪くないように思えました。
取り分け僻地医療なんかはカバーできる民間病院は多くなく、徳洲会をはじめとして少数なんじゃないかと思います。
人口200人の佐久島なんか島内に診療所が1つあるだけですからね。
🏙大都市に医療サービスが集中する
国民健康保険の一元化、医師の配属先を人口に応じて国が決めることの利点として、大都市に医療サービスが集中するのを防ぐって点でも良いかなと思います。
結局、大都市の方が健康保険料が安くなりやすく、かつ質の高い医療を受けられるということになると、それはまた大都市に人口が集中する遠因となります。
大都市に人口が集まると少子化が進む遠因になりますから、国民健康保険は一元化した方が良いと思いますね。
日本はサラリーマン化が進んだ国ですから、なんだかんだで国民の6割が社会保険に加入してますし、社会保険に加入してると国民健康保険の保険料が自治体によって違うって言うのを意識しないで済んでしまうんですよね。
それこそ動画でも言われてたように、人口減少時代はババの押し付け合いになりますから、ある程度は国家が権限を握っていないと医療システムは維持できないかもしれませんね。
尤も、移行期に様々な問題が起こることも避けられないので、その点でどうなるかって話なんですが。
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